災害の多いニッポン,普段持ち歩く荷物の中に,ペットボトルに入った飲料水の他に,ちょっとした食糧も入れている人は多いですよね.私もその一人です.そして悩ましいのは食糧として何を持ち歩くか.自分的にはカロリーメイトがベストと考えていまして,理由は…
- 1本100kcalであり,4本1箱のタイプは2本ずつ個包装されていて管理しやすい
- 『バランス栄養食』と言うだけあって,ビタミンやミネラル摂取にも配慮されている
- 入手性が良い
- 値段が安い
- 常温保存可能で賞味期限が長い
- 大きさが手頃で軽い
- 連食してもシンドくならない味と食感(少なくとも私には)
改めて書いてみると,非の打ち所が無く,完璧じゃないですか.
いえね,シン・エヴァンゲリオンでシンジが食べてたデイトレックスの試食レポや,救難食糧ER9の試食レポ等もしています.でもやはり非常食は非常食であり,好き好んで食べるものでは無いよなぁという感じであります.例えば災害時だけなく,『食事をとる時間が無いー』とか,『こんな時間に開いてる店は無いけど/近くに店が無いけど腹減ったー』みたいなときにも食べることを前提にカバンに入れたいのはカロリーメイトなんですよ.
しかし,カロリーメイトには致命的な欠点があります.それは脆さ.カロリーメイトをカバンやリュックに入れて持ち運んだことがあるのであれば,『さぁ食べよう』と,取り出したときに箱ごと圧迫されて粉々になってしまったカロリーメイトとご対面したことあgあるでしょう.それも1度や2度では無い筈だ.
そんなわけで,inゼリーや即効元気のみを持ち歩いていた時期もありました.しかし…カロリーメイトがいいんです.
検索してみると,ぺちゃんこに押し潰されたカロリーメイトの画像と共に,巷にはカロリーメイト保護ケースを待望する声に満ち溢れています.しかし何故か純正はおろか,メーカー製かつ安定的に供給されている製品はありません.そして自作ケースの報告が無いことはないのですが,既製品を用いた物は形が大きくて携帯性が損なわれることが多い.写真を見て『おっ!』という物は大抵は製作に手間がかかるか,3Dプリンタが必要.
そんなわけで,廉価かつ誰でもちょっとした手間さえかければ作れるケースは無いかなぁ…なんてことを,たまに思い出しては考える日々でした.そんなある日,ふと閃きまして,ケース型は必須でなく,バンパー型で十分と思い至りました.押し潰されてて粉々になるけれど,物が突き刺さって潰された経験はほぼ無いからです.小物をポーチ等に入れてカバンやリュックに整理して収納するようになってからは特に.
そんなわけで思い立って製作したのは下の写真の物.
完成後,カバンを床に落としたり荷物を詰め込みまくって圧縮して出張したりetcの怒濤の2週間オーバーのバトルプルーフを経て,完璧にリュックの奥の方に押し込まれつつも内側に収めたカロリーメイトを無事に守り切りましたので,作り方をご紹介致します.
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