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映画・テレビ

2020年1月19日 (日)

懐かしさと口惜しさと優しさの狭間:映画 ラストレター

映画に限らず,お涙頂戴物のストーリーってパターンがあるじゃないですか.

大抵は大切なものを失う.それも恋人であったり夫/妻であったり子供であったりのバリエーションはあるけど,最愛の人を失うのが定番.単に離れる『愛別離苦』ではなく,事故や病気でのインパクトのある死別が主流.あとはストーリーの幹に枝葉を付けるために『いかに失う者が主人公にとって愛情の対象であったか』を描き込んで感情移入を誘い,そして失ったときに激情を引き出す.そして如何に大切な存在であったかを誰かに語らせて更に追い打ちをかける.場合によっては,失った後から『こんな物が出てきました』とばかりに愛情の深さを知るエピソードを追加したりしながら.そしていきなり失う場合もあれば,分かっている終末がジワジワと近付いてきていることを感じさせ,徐々に感情を高ぶらせて最後に畳みかける場合もある.

なんて書いているとあまりにも単純だけど,実際に感極まるパターンって誰でも同じなんですよ.実際,大抵の人は『過去の悲しい出来事は?』と問われたら,仲の良かった人や愛する人との別れでしょうしね.

そして今回紹介する『Last Letter』(公式)なんですが,昨年劇場で予告を観たときに,『これは良い映画だ.観なきゃ』って直感があったんですよ.そして封切りを楽しみにしてました.何と言ってもその映像美,そして演技派の女優・俳優陣.私はあまり監督では観る映画を選ばないのですが,私の好きな邦画の一つである『Love Letter』の岩井俊二監督の作品の場合はちょっと違います.

そして何よりも感じたのは,単なる『愛する者を失った喪失感』がメインテーマではないなという感覚です.

仕事の合間を縫って18日に観てきたのですが,その予感は正しかった.邦画の底力を感じる実に素晴らしい作品でした.そして前述のような単純な話を表面的に追った話ではなくて,もっと複数の感情が複雑に絡み合った味わい深い作品でした.タイトルに挙げたような,懐かしさと口惜しさ,そして優しさ etc…etc….

良い作品なのでもっと多くの人に観てもらいたいという気持ちを込め,公式で公開されている以上のネタバレを避けながら少し紹介してみます.

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2019年1月15日 (火)

『Fate/Stay night [Heaven's feel] Ⅱ.lost butterfly』も劇場で観るべき

公式ページはこちら

2019年に観た映画の1つ目の作品はこちらになりました.2017年10月に第一章を観た後(そのとき書いたエントリーはこちら),第二章の封切りを首を長くして待っていたこともあり,今回は(0:00上映開始の最速上映回ではないけど)初日に速攻で観に行ってきました.

映画館で観られて良かったですわ.そして待っただけのことはありました.

それと予め席を予約しておいて良かったです.劇場内に入ったら,端から端まで席が埋まっていて超満員.上映館が限られているのでファンが集まって密度が高くなるのは分かるのだけど,これ程混むのであればもっと上映館数を増やすべきかと.

まぁそれは兎も角として,後から(衛星中継だけど)『舞台挨拶回』を取らなかったのが悔やまれました.Aimerが登壇して主題歌の『I beg you』を歌ったとのこと.観たかったなぁ.

それにしても,『I beg you』は前作主題歌の『花の唄』と異なり,とても禍々しい雰囲気の歌になっているので好みが分かれるかもしれない.でも,映画を観た後であれば凄まじく合った主題歌であると感じられると思います.あと,iTunesで米津のLemonを抑えてランキング1位になってますね(2018年1月16日現在).素晴らしい.

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2018年5月 1日 (火)

心の奥の方がほんのりと暖かくなる映画:リズと青い鳥

京都アニメーション,略して『京アニ』の製作する映画って安定感ありますよね.

最近は『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』がつい先日までオンエアされていましたが,劇場版アニメの製作も盛んです.以前『境界の彼方』のエントリー『聲の形』のエントリーなどを書きましたが,『響け!ユーフォニアム』も傑作でした.

この作品,テレビ放送の際には,『え?これって劇場版クオリティでは?』という感じでしたが,実際に前後編の2部作で劇場公開されました.内容は高校の吹奏楽部を舞台にした学園ドラマなのですが,例えば吹部の演奏もこのクオリティ(youtube)ですよ.プロも大絶賛です.テレビ放送の際には鳥肌立ちました.

地上波放送された第一期第二期の円盤を揃えるのはちょっとコスト的にアレなんで,円盤に関しては,劇場版の『響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~』と『響け! ユーフォニアム ~届けたいメロディ~』を購入しました.内容的には,この2作品を観るだけでも満足出来ると思うので,まだ観ていない人はこれを観て下さい.観ないと人生損します(断言).

それにしても,アニメって円盤って高いですよね….冴えカノの三期が制作されるかは♭の円盤の売上げ次第らしいので何とか応援したいけど,揃えると高いよなぁ…とか思っていたら,劇場版ですかそうですか.

閑話休題.

『響け!ユーフォニアム』は,主人公の黄前久美子と高坂麗奈のライトな百合の世界を醸し出しつつ友情を深めつつ&奏者としての能力をお互いに磨き合いつつ,主人公と同じくユーフォを演奏する副部長の田中あすか先輩との絡みで人間的な深みを得つつ素晴らしい奏者に…というストーリーでした.少しネタバレすると,『その後(第二期の後)が見たい!』という所で終わってしまっているので,若干の不完全燃焼&喪失感だったわけです.そして『響け!』の映画が制作される…ということで期待していたら,鎧塚みぞれと傘木希美の二人の話が中心のスピンオフ作品とのこと.

えーっ.黄前ちゃんのその後は!?(*)とか,金賞取れるの?とか,絵が『響け!ユーフォ』と全然違う!とか色々と思う所があったのですが,京アニのアニメだし,とりあえず評判が良いようなので,出張帰りにヒィヒィ劇場までダッシュして(頭数分切れちゃったけど)観に行きました.そして…凄く良かったです.心理描写が凄い.

(*)こちらは別の劇場版として制作されているとのこと.

『リズと青い鳥』の公式はこちらです.

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2017年12月17日 (日)

『STAR WARS Episode VIII 最後のジェダイ』を観て思ったこと

何となくEp.VIIのときと比べて盛り上がりが少々欠けるかなという気もしたけど,封切り初日に会社のフレックスタイムを有効利用しつつ夕方の回で観に行きましたヨ,『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(公式).

レイア姫を演じていたキャリー・フィッシャーの遺作になってしまいましたが,どんな感じになるのだろう…ハンソロのような展開かな…なんて思いつつ,例の如く前情報をあまり入れずに観ました.

と,いうことで,今回もネタバレは極小にして好き勝手書いてみましょうかね.

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2017年10月15日 (日)

劇場版 Fate/stay night[Heaven's Feel]第一章が凄い件.劇場で観ましょう.

忙しい,忙しいと良いながら,今年も何だかんだで映画は観ていて,夏以降には『君の膵臓を食べたい』,『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』,『ダンケルク』とか観ました.

昨年は『君の名は。』とか『聲の形』とかアニメの豊作でしたが,今年は….『打ち上げ花火』は絵と音楽は良かったですね…(苦笑).あと,『ダンケルク』はCGに頼らない撮影によるリアル感が凄かった(褒める部分を探してみるテスト).そしてこの3作の中では,唯一『君の膵臓を』が観て満足できたかな.あと,『劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~』は劇場で観れば(特に音響面で)幸せになれるのは分かっているけど,ほんのちょっとの事なのだけど,MOVIX京都まで足を伸ばせず.

まぁそんな感じで今年は観に行った範囲では打率が低いかも…と,思いつつ,期待と不安の入り交じった気持ちで観に行ったのが今回紹介する映画です.製作発表からずっと期待して待っていた『劇場版 Fate/stay night[Heaven's Feel]』(公式)です.

本当は私用が入っており,公開日(本日10/14)は観に行けない予定だったのだけど,予定変更で急遽昼からの回を予約.もう朝一の回から予約が入りまくっていて,良い席がベッタリと取られていたのだけど,まぁなんとか観やすい席が取れました.で,意図せず舞台挨拶中継の回が取れたので,それも観られたのは良かったです.

ただ,舞台挨拶が約1時間+本編2時間という長丁場になるため,本編前に舞台挨拶というスタイル慣れていないこともあり,最初の方は『本編,はよ!!』と,少し焦らされた感じでした.しかし,言峰綺礼の声優をされている中田譲治氏の『外道,外道と言われ続けているが…』という話とか,間桐桜の声優の下屋則子女史の作品に対する思い入れ(BS11でやっていた特番でのインタビューも良かったです)を聞いている内に気分が良い感じに落ち着いて来来て逆に良かったです.CMがバンバン流れて気分が削がれた後で本編が始まるのとは雲泥の差.それにしても,一般の映画って映画を観るために料金払って来ているのに,更に長時間CMまで見せられるのってどうなんでしょうね….

閑話休題.前振りが長くなりました.

これは観るべき映画です.特にFateシリーズを観ている人は絶対に.映画館で観ないと後悔します.そして『Fate?何逸それ?』な人は,とりあえずAmazonビデオでコレ(Fate/stay night [Unlimited Blade Works])を.余裕があればコレ(Fate/Zero)も観てから劇場に足を運んで下さい.全然楽しめない程では無いけれど,予備知識が無いと辛い所があります.

本当は予告映像のリンクを貼るべきなんでしょうけど,iTunesでランキング1位になっていた(喜ばしい!!),本作の主題歌でもあるAimerの『花の唄』のPVを貼りましょうかね.このPV,本作のイメージが実に良く表現されています.実に素晴らしい.

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2017年4月20日 (木)

映画「ReLIFE リライフ」が予想に反して素晴らしく,疲れた心が癒された件

こんにちは.ご無沙汰しております.tadachiです.出張先の東京から失礼します.今日は良い天気&午後は風が強かったですね.私はと言うと,打ち合わせが長引いてしまい,終わった後に乗った山手線で東京のラッシュの凄まじさを久しぶりに味わいました.荷物が多いときにラッシュに遭うと(周りからも迷惑だろうなぁと思って)ホント,気持的にも辛い.

まぁそんなわけで,ヘロヘロになりつつもポータルをハックしつつ宿に向かったつもりが気が付いたら逆方向に行進中.Uターンして戻ったら今度は通り過ぎていて…って感じで疲れてるな,俺.来月は更にハードだし…とか先のことを考えるとゾッとするわけです.こんなときはアレですよ,アレ.元気になる映画を観るべきなんですよ.そして疲れた心を癒して気持ちを整えるべきなんですよ.

と,いうことで,品川駅前の映画館で上映中の映画のスケジュールを確認したわけですが…困りました.話のネタに攻殻機動隊のハリウッド実写版を…とも思ったけど,ネタにしかならない可能性が高く感じるし,ハードコアはメチャクチャ興味あるけど今日の体調で観たら絶対酔うし休まる気がしないし,SAO二回目は刺激が少ないし…ってことで,半ば消去法的に残って観に行ったのが今回紹介するReLIFE(公式)です.

洋画で同名のものがありますが,今上映しているのは邦画です.comocoで連載中のマンガが原作で,昨年アニメにもなった作品の実写版です.Amazonプライムビデオでも観られます書籍は既に150万部を突破しているようです.凄いです.え?知らない?そんな貴方は幸いです.映画館へ行きましょう.フレッシュな状態でストーリーを追えるから,原作を読んでからよりもメチャクチャ楽しめると思う.

簡単に粗筋を紹介…と思ったけど,まずは映画の予告編を見て下さい.原作に触れたことが無い人は,チャラチャラしたご都合主義炸裂なラノベチックで少女漫画的なキラキラした安っぽいストーリー展開を想像したかもしれません.また,comicoで連載を追っかけてる人や,昨年アニメを観た人は,『原作の世界を壊すなー』とか思うかもしれません.特に後者の人達はハラハラするでしょう.何しろ連載はまだ完結していないので,映画でとんでもない終わり方をされたら…なんて思うでしょうから.他意は無いけど,『信長協奏曲』が思い出されます….

でも安心して下さい.『多分地雷やろうなぁ…BGMか深夜番組として観よう…』とまで思っていたのに想像の斜め上.それも良い方向で.私のストライクゾーンど真ん中をズバッと突いてきました.最初っからダレること無く最後までのめり込み,原作ではまだ描かれていない幕の引き方も,王道的な展開ではありますが,『おおおーーっ』っと納得.原作を読んでいて既にドンデン返しを知っており,アニメを観てこの先品を映像化したときの良さを理解している私が『これはすぐにブログに書いて作品の良さを広めなければ!』と,寝不足でヘロヘロにも関わらず夜中の2時にキーボードを叩いていることからも,作品の良さを察して下さいよ.明日も早いんですよ,私.

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2017年2月19日 (日)

『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』観るべし

SAOファンの皆さん,こんにちは.観に行きましたか?劇場版.

劇場版のアナウンスが出てからワクワク&ソワソワが止まらず,公開日が告知された直後にカレンダーの2月18日に赤丸を書き,オンラインで席を予約しようとしたら直前まで予約できずに身悶えし(普通は1週間前から予約できるのに,3日前まで取れなかった),子供に『連れてってー』とマジで泣いてせがまれて英才教育の効果を確信し,公私ともに凄まじい状況に陥っていたけど夕方の回でど真ん中の2席クリックしした私です.

いつもは封切り直後の1回目を観に行くのだけど,今回は諸般の事情ですっかり出遅れ,劇場のグッズコーナーはSAOだけ空っぽ.ぐぬぬぬ…と,地団駄踏んで悔しがったものの後の祭り.気を取り直して開場を待って入場しようとしたら,隊列を組んだファンの行列が粛々とスクリーンに飲み込まれていくシーンを見て圧倒されました.横入りが半ば当たり前の関西において,この統率された状況は…全員コミケで訓練されてる?(行ったこと無いけど)

なお,映画の公式はこちら.最近のアニメ映画によくあるように,冒頭12分も公開されています(こちら).動画を観ると気分盛り上がるよね.

あと,公式の予告編はこちら.

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2016年12月 4日 (日)

映画「この世界の片隅に」を観て

映画『この世界の片隅に』(公式).

マンガ好き,もしくは映画好きの人であればこの作品のことは知っていると思います.本作は,クラウドファンディングを利用して制作費の一部を集めたこと,そして主役の声優を能年玲奈(本名)がキャスティングされたことでも一部で話題になりました.でも,大手のメディアでは殆ど採り上げられていませんよね.これについては,実に苦々しい理由であると言われており,このツイートを読むと,芸能界ってなかなかエグイ世界だなと思ったりもするわけです.

しかし63館(現在は82館)での上映にも関わらず,11月29日の時点で動員22万人突破して興行収入も3億円.動員数は今も上位を維持しています.そして観た人は大絶賛.更にその情報はネットを駆け巡り,新たな人を劇場に呼び寄せ,また感想が拡散していく…というループを経て,未だに劇場では満席が続いているとのこと.

『名作』『傑作』等,ネットを駆け巡る大絶賛のオンパレードに焦れつつも,上映している映画館が少いため,都合が付かずになかなか行けていませんでした.が,急な出張&ポコッと夜に時間が出来たので観てきました.

いやぁ,凄い映画でした.

前述の諸般の事情のため,おそらく地上波では放送されないと思うし,前述のようにマスメディアに採り上げられることも少ないと思う.そのため,この作品の存在を知らずに終わる人も多いと思う.もったいないです.実にもったいない.

このエントリーを読んで『え?そんな作品あったの?』と,少しでも興味を持った人は,映画館に行くべきです.一度観ただけで心に刻み込まれる映画です.

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2016年9月18日 (日)

夜に静かに劇場で観たい映画:『聲の形』

私の周りでは,先日エントリーをポストした『君の名は。』よりも,こちらを本命視している人が多かったわけです.原作は『このマンガがすごい!』で2015年のオトコ編で一位を取っています.最近は少々宣伝色が強くなって来ている『このマンガがすごい!』ですが,他はともかく,この一位というランキングは誰もが納得が行ったことでしょう.

私はコミック派で,1巻から追い続けていました.しかし1巻はイジメの嫌な話が続くので,読むのが苦痛でした.正直,二巻以降は購入を躊躇しました.でも1巻はプロローグ,前章,前フリでした.二巻からの神がかった展開は…名作としか評価出来ないでしょう.

なお,kindle版であれば,期間限定とかそんなシミッタレた設定ではなく,現在0円で1巻が読めます.まだ原作を読んでいないのであれば幸いです.映画を観た後で読み始めましょう.7巻で完結していますので,連載中で次号/新巻の発売を悶々としながら待つことなく,最後の1ページまで心を震わせながら読み進めることが出来ます.

と,いうことで,個人的には原作に対する思い入れが非常に強やったので,映画化は正直言って期待半分,不安半分でした.今回はしばらく様子見をしようかと思っていたのですが,以下のロングPVを観た後で初日に見に行くことを決意し,昨日観てきた次第です.これは原作に対する思い入れがある人も映画館で観るべき映画です.

『君の名は。』が手に汗握って胸が熱くなる映画だとすると,『聲の形』はポカポカと心が温かくなるカイロのような映画でした.では内容的にゆるいかというとそうではなくて,低温火傷注意で涙腺受傷注意な映画でした.

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2016年8月28日 (日)

劇場で観るべし:『君の名は。』

こんにちは.数年ごとに公開される新海誠の作品を『ほしのこえ』から毎回楽しみにしている者です.

今回も,『もうそろそろだよなぁ』と,思っていたら,バンバンTV CM流れるし,凄まじく広報に力が入っています.超メジャー級扱いです.昔は『(新海誠の)作品は素晴らしいのにあまり広く知られていない.もっと大勢の人に観て欲しいなぁ』なんて思っていたけど,映画館で満席になっていたりするのを見ると,何気に寂しくもありますな.

で,金曜に休みを取り,『公開初日の1回目』の上映を見に行ったわけですが,今作はこれまでの新海誠の作品の中で最高傑作です.これまで通り,その艶のある美しさにうっとりとする背景画や自然物の動きに加え,最初から最後まで息をつかせないストーリー展開,そししてスクリーンの中で命を吹き込まれて生き生きと動いているキャラクタ達.素晴らしい,実に素晴らしいです.

『TV CMが過剰に流れる映画は地雷の法則』(by tadachi)があるわけですが,この作品はこの法則に反しています.自信をもってお勧め出来ます.みなさんも,こんなブログを読んでる時間があるのなら,今すぐ映画館に行くべきですよ!!!

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