作業中のBGMに自然音を:オーム電機 AudioComm ASP-W751Z
集中して作業したいとき,もしくはリラックスしてボーッとしたいときって何かBGMが欲しいですよね.音楽を流しておくのも良いけれど,作業内容によっては曲調に引っ張られるし,全くの無音だと逆に作業に没入できないときがある.
こんなときにオススメなのは自然音を流すこと.
かなり昔,「α波が出るリラックス音楽」という謳い文句で雨音や川のせせらぎの音が入ったCDが流行りました.「何それ?」な方は,例えばApple MusicやAmazon Musicで「自然音」を検索してみると沢山出てきますので,それらを視聴して雰囲気を確認してみてください.個人的には,森の中の小鳥の囀り,川のせせらぎ,波の打ち寄せる音,雨音とかが好きかな.
で,これをイヤホンで聴いても良いのだけど,スピーカーで再生した方が(イヤホン使用時の包まれる感じは少なくなるけど)自然な感じで音を聞くことが出来る.でも,作業の内容によっては,気が散らないようにスマホを手の届かない所に置いておきたいですよね!
と,強引に話を引っ張り込んでみますと,今回紹介するのはオーム電機のAudioComm ASP-W751Z.基本はBluetoothスピーカーなのですが,単独で自然音をBGMのように流すことができる面白いスピーカーです.
箱はこんな感じ.「『ネイチャーサウンド付き』Bluetoothスピーカー」です.
「テレワーク,おうちキャンプなど…」のような説明文があり,コロナ禍以降の製品なのだなぁと感じますね.あれから5年かぁ…と,思うと,遠くに来た感じがしますねぇ.
スペック等はこんな感じ.BluetoothスピーカーとしてはSBCコーデックのみ対応,60Hz~18kHzということで,オーディオマニア的視点では性能的が少々低めな感じがしますが,USB充電式で15時間再生可能なのは結構良い感じかな.
本体上部はこんな感じ.とても直感的なインターフェイスです.音量のアップとダウン,OFFタイマー,モードボタン(Bluetoothスピーカーとネイチャーサウンドモードの切り替え),再生/一時停止ボタンなど.あと,スライダーになっているのはネイチャーサウンドの再生音量です.つまり,複数の音をミックスして再生可能で,かつ,それぞれの音量も調整出来るわけです(雨音を小さく,潮騒を中くらいで,焚き火の音を大きくなど).
記録されている規定の音声を切り替えて再生するだけではない点,素晴らしいですなぁ.
裏側上部には充電用のmicroUSB端子,スライド式の電源ボタン,イヤホン端子が配置されています.
下部はこんな感じでゴム足付き.
正面はこんな感じ.
上部のアップ.
左から「焚き火」,「鳥のさえずり」,「虫の鳴き声」,「潮騒」,「雨」,「風邪」,「雷鳴」,「川のせせらぎ」を示し,独立して操作可能です.スライダーを上にスライドすると音量が大きくなります.そして全部をMAXにするとカオスな状態に(笑)
現在のモードはBTアイコン/Mの下のLEDで表示されます.
Bluetoothスピーカーとして使用する場合はMを押して青点灯に.ペアリング時のPINコードは"0000"です.
ネイチャーサウンドモードに切り替えるときはMを押します.このときモードランプは赤点灯.
焚き火,鳥のさえずり少々と…
雨音と風音も少々,雷音大きめに…なんて感じでミックスして再生してみます.フムフム.
最終的には焚き火,風音,潮騒辺りのミックスが好きでした.気分で雨音を追加したり,時間帯によっては虫の鳴き声を入れたり.
あ,あと,付属品としてUSB充電ケーブルが付いてきます.
まとめ
類似製品(ネイチャーサウンド再生可能なポータブルスピーカー)は複数の会社からいくつか出ているけど,値段が倍くらいしたり評価があまり芳しくなかったりするものもありますねぇ.私は「オーム電機なら間違い無いやろ」と思って選択し,個人的には正解な感じでした.満足度高し.ただし拘りポイントは人それぞれだと思うので,機能や大きさ,値段等比較してみても良いかもです.
最大のライバルとも言える(?)スマホからの自然音再生と比較すると,
- スマホを手の届く所に置かずに音を流したいときには便利
- 各自然音を好きな組み合わせでミックス出来,それぞれの音量も調整出来るので,自分の好みの音に出来る
- 一般の自然音再生だと,リピート再生時に曲の切れ目が目立ってしまうが,コレはスムーズに繋がるので気が散らない
辺りにアドバンテージがあるように感じました.
一方で,自然音に一箇所ちょっと大きめの羽虫の音が入っていて,私なら収録し直すけどなぁ…な点が減点ポイントかな.まぁそれも含めてネイチャーサウンドかもだけど(笑).
あとこの手の製品は実際の音を聞いてみないと…ですが,搭載されているネイチャーサウンドはyoutubeで聞くことが出来ます.そして音質的には結構イケてて,スペック的には再生周波数の下と上が弱いけど,ネイチャーサウンドを聞く分には全く不満はないかな.少し大きめに雨音と雷音を再生していたら,嫁さんが「雨降ってきた!?」と,なった程度のリアルさはあります.
メーカーの公式ページはこちらです.後継の(?)ASP-WS300Nも出ていてこちらの方がカタログスペック的には上だし若干安いけど,ネイチャーサウンドのミックス機能が無くなっているので私の用途的には魅力が激減かな.
と,いうことで,オーム電機のAudioComm ASP-W751Zオススメです.どうもメーカーからの出荷は終了しているっぽいので,欲しい人は流通在庫がある今のうちにお早めに.
« レイメイ藤井のM5のロロマクラシック(Davinci GRANDE Roroma Classic)のバインダーを交換して容量を増やす | トップページ
「ガジェット」カテゴリの記事
- 作業中のBGMに自然音を:オーム電機 AudioComm ASP-W751Z(2025.09.28)
« レイメイ藤井のM5のロロマクラシック(Davinci GRANDE Roroma Classic)のバインダーを交換して容量を増やす | トップページ















コメント