間違って購入し,ファイロファックスのリフィルの豊富さに驚く:FILOFAX mini5 ホリゾンタル イヤープランナー
気が付くと8月も終わりが近付いて来ました.
年々夏の暑さが厳しくなっているような気がしますが,9月に入ってふと気が付くと朝晩の気温がひんやりしたものに感じられ,その後一気に「寒っ」となり,記憶補正でマイルドになった夏の温かさを思い出し…な感じに…なると良いですねぇ.この分だと9月も相当暑いんじゃ….
さて,8月下旬から9月といえば,翌年の手帳やリフィルの発売日が目白押しです.新製品に心ときめかせたり,ずーっと使っていたフォーマットが廃盤になって奈落の底に叩き落されたりなど悲喜交交です.身近な所で廃盤になって2025年版が出ないのは,NOLTYポケットカジュアルメモ等ですかね.方眼好きな人は結構つかってたと思うのですが,2022~2024の3年しか持ちませんでした.悲しいなぁ.
そして廃盤にならない一方で,フォーマットがマイナーチェンジすることもあります.急に変わると困る人が多く,NOLTYは実際に「お叱りを受けるので」ということで定番はずっと変えずにいるようですね.
そして今回紹介するファイロファックスのmini5用イヤープランナーは,これに関係して私の「やらかし」を絡めた紹介です.なお写真は2024年版です.2025年度版の販売開始はまだもう少し先.
アナログ手帳を使う人は大抵,見開き一ヶ月の「マンスリー」や見開き1~2週間の「ウイークリー」をメインに使っていると思います.そして長期的な計画や1年を俯瞰して見たいような場合は,「イヤープランナー」を併用したりなど.ただ,「イヤープランナー」として1年365日を見開き2ページで収めてしまうと1日のサイズが小さくなってしまうので,用途も限られます.
例えばNOLTYをはじめとする綴じ手帳の一般的なイヤープランナーはこんな感じ.
そしてコチラで紹介したロディアの手に収まる小型サイズの「ロディア ダイアリー ミニ」はこんな感じ.海外製も基本的には似たようなフォーマットが定番なのかなと思います.
基本的に縦に31マス並べて日とし,横に月を並べて見開きの左ページに1月~6月,右ページに7月~12月をレイアウトという感じ.横書きが普通なので,箱は横長であることが一般的で曜日や祝日が色分けされていたりする.そして何故か海外製の手帳は記念日等の印刷も濃いインクで書かれている事が多いため,実質的に上に何も書けない感じ.そう考えると,海外ではあまりイヤープランナーに書き込まないのかな…せいぜい印を書くくらいなのかも.そういう目で見ると,何気にExcelシートと言うか,集計用のページに見えますねぇ.
そしてシステム手帳用のイヤープランナーリフィルも売られています.能率手帳協会のマンスリー&ウイークリーのセットに付いてくる見開きのタイプは似たようなフォーマット.ただ,ポケットサイズのmini6用なので筆記面積はかなり狭いです.
では小型で書き込める実用的なイヤープランナーが無いかというとそうでもなくて,蛇腹式で片面6ヶ月タイプのものは一覧性も筆記面積も担保されていて実用的.
下の写真のレイメイ藤井のこのmini6のリフィルは非常に便利で愛用中(2024年版はこちら).蛇腹構造のため何度も折ったり広げたりするので耐久性を高めるためか厚めの紙が使われていたり,リングの所がテープで補強されているなど細かな所まで配慮されています.あと,2024年版から従来のクリーム色から白に紙の色が変わりましたね.
1年終わったときの振り返りと反省のときにとても役立っています.
基本的に私はマンスリーブロックをメインで使用し,終日イベントや出張に関してをイヤープランナーに転記しているのですが,今年の上半期はこんな感じでした.相変わらず出張やお客さんとの打ち合わせが多いなぁ.
で,本題のファイロファックスのmini5用イヤープランナーですが,私はこのところmini5とmini6をフラフラ行ったり来たりしつつ併用しておりまして,この蛇腹式のイヤープランナーがあることを知ってからmini5で使い始めました.とは言え,筆記面積が若干狭いので上記のmini6用リフィルと全く同じ使い方は出来ないけど,工夫すれば何とか…という感じ.
そしてファイロファックスのイヤープランナーの地味に有り難い所は,祝日等を印刷していない点が挙げられます.濃い色のインクで印刷されているとその箱が使いにくいし,他メーカーの舶来物の場合は複数の国の祝日が印刷されていてゴチャゴチャしている場合もあります.
では祝日はどんな感じで対応するのか…と,思うかもしれまんせんが,こんな感じの1枚物のシールが入っていまして,自分で貼るようになっています.
イヤープランナーはこのファイロファックスのリフィルも耐久性のある厚紙で作られています.その上にシールを貼ると厚みが…とか,「シールの上に書き込めない…」というデメリットがありますが,必ず貼らなくてもよいわけで,私もフリクションマーカーの薄い色で塗るだけにしています.
そして2023年末に「あ,来年の買ってないっ」って事に気が付き,急いでネットで購入しました.しかし開けてびっくりこんなフォーマット.
縦に月,横に日を並べて蛇腹を広げて見える1面に12ヶ月.まるでスタンプラリーの台紙のようなフォーマット….
そして裏面は白紙.
「急にフォーマット変えないでよぉ…」と,思いつつよく見ると,型番が24-68101.
私がこれまで使っていたのは**-68102です.改めて調べてみると,これまで使用していたのは「バーチカルイヤープランナー」という製品名で,今回購入したしたのは「ホリゾンタルイヤープランナー」.やらかしました….そして買い直そうと思ったときには既に売り切れ….
それにしてもファイロファックスさん,mini5のようなマイナーで数が出なさそうなサイズに対し,更にはイヤープランナーというニッチなフォーマットのリフィルに2種類も出しているなんて凄いです.それも日付印刷された売れる時期が限られる製品だと言うのに.
さて,折角なので詳細を見てみましょう.転んでもタダでは起きないもん.な,泣いてなんていないんだからっ.
製品名に「ホリゾンタル」とあるように水平・横方向が日付です.そして一番上の1行に曜日が印刷されており,縦に月が並び,土日は背景に薄い青で色分けされています.そして各月の1日が必ずしも月曜ではないため,月によっては字下げして日付が印刷されています.
月によって日数が異なるため,右端も凸凹します.
個人的には左端は1日にし,縦に曜日を揃えるような事はせずに曜日は各箱を色分けしてあったらなぁ…と思います.
もしかしたら曜日で回す人にとってはこちらの方が見やすいのかなぁ…とは思いますが,右端が中途半端に切れたら読みにくいだろうし….使う側視点でのこのフォーマットにした合理的な理由が今ひとつ分からない感じ.
各箱には日付以外に「Wk○」のような印刷がありますが,これは1年の何週目かを表しています.
mini5手帳にセット.
一覧性は良いので,例えば「ハビットトラッカー」として使うとしたらとても便利そうではあります.ないしは,色分けして達成度を見えるようにしたり,3桁程度の文字か数字を書き込んで集計するような用途とか.あぁ,使えそうな用途を考えていたら,凄く魅力的なフォーマットに思えてきました.ポジティブシンキング,最高(笑)
ちなみに箱の大きさは,縦横が7mmの正方形です(厳密には,縦がコンマ数ミリ長い).
さて,最後に1点.
ファイロファックスのイヤープランナーは用意されているシールで貼って祝日対応するようになっている話は書きましたが,何故かホリゾンタルもバーチカルもシールが共用のようです.そしてバーチカルのサイズに合わせたシールのため,明らかにホリゾンタルに貼ると箱からはみ出すという(笑)
まとめ
まとめ…というよりも,私の失敗談の振り返りのような感じですが,「手帳やリフィルは型番を確認して間違えないように購入しよう」ですな.
例えばパッと見同じに見えるブロックマンスリーでも,月曜始まりと日曜始まりのバリエーションがあったりします.そしてこの他にも微妙な差があったりなどして,能率のPetit PAGEMシリーズですと「月間ダイアリー」というシリーズで1~6の6種類もあります(mini6用の型番で言うとNo.P-041,051,052,055,058,090といった具合に番号が不連続なので更に混乱するかも).
型番を見てみると,ファイロファックスの場合は「西暦の下二桁-リフィルタイプ番号(5桁)」で”24-68101”となっていたり,レイメイ藤井は「Davinci(シリーズ)+Pocket(リフィルサイズ)+Refill(製品種別)+西暦下二桁+リフィルタイプ番号(2桁)」のようで"DPR2541"のようになっています.
法則性が分かれば,型番検索&確認で年数も含めて間違えずに購入できそうですね.
と,いうことで,皆様に置かれましては,私の屍を踏み越えて,間違えないように2025年のリフィルを購入してください下さいませ~.
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