Winsor&Newton とHolbeinの透明水彩メタリック色と携帯用小型パレット
気が付くと4月は1ポストもせず…よろしくないですなぁ.ブログを頻繁に更新出来るくらいの余裕が欲しいですなぁ.あと,じっくり絵を描いたり読書したりプラモデルを作ったりする趣味時間も充実させたいところ….
と,そんなわけで,久しぶりに『下手の横好き』でやってる趣味の透明水彩関連のエントリーを書いてみましょうかね.
透明水彩の絵って,文字通り透き通ったような透明感が一つの魅力です.そして暗い色や濃い色,煌びやか・輝きのある表現を使うと重厚な表現が出来るのだけど,前者は兎も角として後者はかなりテクニックが必要.例えばゴールドはイエロー系の色使って表現したり出来るけど,ベタで塗るとタダの黄色になってしまう.そこで最近発売になったウインザー&ニュートン(以下W&N)メタリックカラーを使い,手軽かつ色を重ねることにより表現の幅を持たせることが出来ないか模索することにしました.
なおW&Nは2023年4月に発売された8色のうち6色,ホルベインは定番のゴールドとシルバーの2色をチューブで購入.
購入したチューブは合計8本.
ヨドのリンクを張ると(Amaのマケプレだとかなり高い),購入したW&Nはシルバー,イリデッセントブラック,イエローゴールド,イリデッセントブルー,ブロンズ,レッドコパーの6色.このほかピューターとイリデッセントホワイトもあるけど,私にはちょっと使いにくそうなので今回は購入せず.
なおW&Nでチューブではなく固形が欲しい場合は8色のパレット・筆付きのセットもオススメ.容量は兎も角として,少し安上がりかな.
W&Nのチューブはこんな感じ.グリフィンのロゴが神々しいですねぇ.1841年にビクトリア女王からロイヤル・ワラント(王室御用達)を拝受している歴史あるメーカーです.
W&Nのチューブの内容量はW&Nは8ml.
ホルベインの容量は5ml.より大きな容量が欲しい場合は15mlのタイプもあります.
今回はまずは発色のお試しを…ということで,プラ製パレットに出してみました.このパレット,百均で買えるので便利ですね.プラモデルの塗装の時にも使い捨て出来るので助かります.
水筆を使い,恒例の色見本帳を作成.
W&Nの透明水彩は,発色がクリアで混色しても鮮やか(色が濁って沈みにくい)のが特徴と言われています.そしてホルベインの透明水彩は発色が鮮明/強めで耐光性が強いとう評価.まぁでも周りの評価に振り回されず,実際に使ってみて『お,使い易い』とか『この色好き』という感じで自分の好みに合わせて使えばよいかなぁと.そう言う意味では,各メーカーで色を色々と試せるドットカードを廉価に販売してほしいなぁ.
話戻ってメタルカラーですが,実際に画用紙に色を乗せて見た感じ,やはり『ここを銀色で塗りたい』という感じにベタ単色で使うのではなく,透明水彩らしく重ね塗り・混色でアクセントを出すための色に感じました.特にW&Nのシルバーは思った以上に淡い色過ぎて,薄く塗ると『ん?紙がちょっとキラキラしてる?』的な色になります.でもコレは欠点ではなくて,これはこれで『このカラーならでは』の使い方が出来そう.
そして何れも『メタルっぽい色』ではなく,全体がキラキラと輝きます.それも粒状のラメが入っているインクのようにラメの部分だけまだらに輝くという感じでは無く,全体的に均一に.
そして下の写真では分かりにくいのですが,ホルベインは隠蔽力と言うかカバー力がかなり強く,ある程度薄くしてもしっかり混じりっけのない『シルバー』,『ゴールド』に見えます.発色の具合を例えるなら,学童用折り紙の『ぎんいろ』『きんいろ』という感じ.
本当は実際に絵を描き,ベーシックなカラーに色を重ねたときに『こんな感じになります』が出来ると良いのだけど,それはまた何れ…今度…そのうちに…出来たら良いなぁ.
それにしても,自分で描いた絵や自分で作った色見本帳を見ると『描きたい!』と,思うのだけど,最近流行の書籍の『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』な感じ….どこかでリセット・リスタートしたいところ…と,またしても先延ばしのtadachiさん(水曜どうでしょう風に).
さて,ではこの追加した絵の具はどのように持ち運びましょうかね…メインのパレットは既に埋まってるし…ということになるのですが,追加で携帯する用にPH PandaHallという所の小型パレットを試してみることにしました.
ブリキ製の3個セット.色は黒,白,シルバー.一体になった12色パレットも3セット入っています.
無塗装のシルバーのケースを見てみましょう.ケースは62mm*50mm*17mmと小型です.
ケースを開けるとこんな感じ.
パレットはこのケースにピッタリの専用品で12色入るように仕切りが付いています.
こちらで紹介した普段使用している携帯用のパレットとの大きさ比較.この外装が黒いパレット,一般的な物と比べるとかなり小型なのですが,今回紹介するパレットはその1/3くらいのサイズです.小さい.
開けて比較するとこんな感じ.フタの部分が混色用に使えないことはないけど,元々使っているパレットと併用かな.
あと当然ながら1区画はハーフパンよりも一回り小さいです.そのためガッツリと絵具を持ち歩くことは出来ないけど,ちょっとした絵を出先で書く程度であれば十分かも.ブリキ剥き出したとパレットとして使うときに色具合が分かりにくいという場合は,こちらで紹介したような方法で土手を作る&白くするのでも良いと思う.ライトユーザーならこの小型パレットと水筆でだけでも完結するかも.
そして白い樹脂製のパーツを入れて…
メタルカラー8色をチューブから出し,あとは数日かけて乾燥させて持ち歩けるプラスαのセットの完成.
チューブのまま持ち歩くのは嵩張るけど,このくらいのサイズであれば荷物が増えても気にならない感じですな.
そんなわけで,『携帯用』と言いつつも,ジワジワと道具が増えている今日この頃.そしてその一方で肝心の絵が殆ど描けてないうーむ…な日々です.5月も半分くらい出張だしなぁ…ということで,出張の夜に趣味時間を捻出し,プラモデルは組めないけど絵を描きたいなぁと野望を抱く今日この頃です.
皆様におかれましても,趣味は何であれ充実した趣味時間を確保して,日々の生活を楽しんで頂ければと.アナログの絵を描くのもとても楽しいので,少しでも興味を抱いたら,一度試してみてください.そして道具沼においでませ(笑)
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