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2023年12月 5日 (火)

カール事務器のルーズリングを使い,リフィル交換可能なロルバーンとスケッチブックB6を作る

前回はダブルリングの卓上カレンダー/手帳のリフィルの連結・移植について書きました.ダブルリングを一旦広げて中身を入れ替えた後に再び戻すという,文字通り『ちからわざ』の作業なので,あまりエレガントでは無いですね(笑)

そのようなわけで,今回はリフィル交換可能なリングに置き換える方法について紹介します.

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さて,身近なリング形式のノートや手帳を集めて眺めて貰うと分かると思いますが,一見同じに見えても互換性の無い物が結構あります.

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例えば『spiral note』は製品名の通り『スパイラルリング』と一般に呼ばれるシングルリングが使われており,リングもピッチもダブルリングと異なります.

例えば下の写真の右側のRollbahn/ロルバーンと左側下のマルマンのスケッチブックは同じようなダブルリングですが,ピッチが異なることが分かると思います.

一般的なダブルリングノートの規格は"1/3インチピッチ"と呼ばれるISOで定められた国際規格です.穴間隔は8.47mm.その一方で,日本でよく使用されるルーズリーフの規格はJIS Z 8303で定められており,穴間隔9.5mm.1mmも違わないのですが,B6の26穴やA4の30穴となると塵も積もれば…という感じで共用出来ません.

そして更にややこしいことに,リングがダブルリングでも穴のピッチが『ルーズリーフの規格』な製品があるほか,その逆に一見ルーズリーフ規格に見えて,実は『1/3インチピッチ』であるバインダーもあります.全社は今回採り上げるロルバーン,後者はこちらで採り上げたリヒトラブの『ツイストリングノート』等です.

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さて,そして今回ご使用する小道具は,カール事務器のルーズリングになります.用意したのは専用工具のジッパー,リング径8mmと14mmの3本入りです.何年か前に購入してそのまま仕舞ってあった物(汗)を引っ張り出してきました.

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ジッパーはルーズリングのバリエーションに合わせて8mm/10mm/12mm/14mmの4種類がありますが,私は8mm用を購入しました.

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このジッパー,何をするためのものかと言うと,このようにツメを引っ掛けてスライドさせることによりリングをパチパチと開いたり,

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逆にリングを内側にしてスライドさせることにより閉じたりする際に使います.丁度ファスナーの金具のような感じですね.

とは言え,沢山のリングを開けるときはジッパが無いとシンドイですが,閉じる際には指で閉じて行ってもそれほど苦ではないので,必要な全種類のジッパーを購入しておく必要はありません.

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そしてプラ製ルーズリングはA4サイズのみですが,ハサミで好きな長さにカットすることが出来るので,A4サイズ以下の長さであれば使う事が出来ます.

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一通り取り出すとこんな感じ.

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ジッパのツメ側のアップ.

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閉じる際にはこちらにリングを入れてスライドさせます.

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ルーズリングはこのような形になっており,各リング独立です.そのため一般的なルーズリーフのバインダーは全リングの開閉が連動しますが,こちらは一つ一つのリングが独立して開閉します.

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そして細い背骨1本でそれぞれのリングが連結されています.

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リングはこのような感じで一つ一つ指で開くことも可能ですが…

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ジッパをスライドさせてシャッと開く方が圧倒的に楽です.

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ロルバーンをリフィル入れ替え可能にする

さて,前述の通りロルバーンはルーズリーフと同じで穴間隔9.5mmです.そのため,ルーズリングにピッタリ合います.

 

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こんな感じでハサミでルーズリングの背骨部分を必要な長さにカットします.

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元々使われているダブルリングのリング径はロルバーンのタイプによって異なるけど,今回使用している最小サイズの『ロルバーン メモミニ』で14mmくらいかな.あ,いや,ロルバーンの最小サイズは『ミクロ』か….『ミクロ』また復活しないかなぁ.

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では,まずはダブルリングを解体しましょう.

用意するのはリヒトラブの『リムーバー』.超ド定番の製品なので,一家に一つ常備しましょう.うちには3個くらいあります(笑).写真のコレは少し年季が入ってきた感じ.

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ツメを引っ掛けてシャッとスライドさせると軽い力でリングを簡単に分解できます.

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そしてリングを外して中身をバラします.

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適切な長さにカットしたルーズリングのリングをジッパーで開いて…

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ロルバーンの中身をセットします.

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そしてリングをパチパチ閉めていけば完成.

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こんな感じ.リングの色が黒色かつ変な装飾が無いため,違和感が無い出来です.

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ただ,8mmリングを使うとリング径が小さくなるため,これまでリングの中に入れていたボールペンが入らず…

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更にはページが引っかかってスムーズにページをめくれない感じに.

これに関しては数枚抜いてページ数を減らすことで対応しましょう.

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と,いうことで,リフィル交換可能&若干小型スリム化したロルバーンミニの完成.

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スケッチブックB6の容量を2倍にしてかつ画用紙入れ替え可能にする

次はダブルリングの『スケッチブックB6』.

こちらはちょっと切実な問題なのだけど,

  • 絵を描き終わったら1枚単位で綺麗に残したい(リング部分をビリビリ破って…とかしたくない)
  • 1冊中の残り枚数を気にせず描きたい
  • 枚数が乏しくなったときにもう1冊真っ新を持ち歩くのがおっくう

と,いう不満がありました.

間違えることなくガシガシ絵を描いて1冊が作品集的に出来たら良いのでしょう.しかし私の場合は失敗したのは破って捨てて…とかするので,下手したら1冊がスカスカになってしまうこともあり得るわけで….とは言え,リフィルを自由に入れ替えられるバインダータイプは持ち運びにくいし描くときにバインダー部分が邪魔になってしまうしでちょっと嫌なんですよね.

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と,いうことで,2冊分の用紙を挟み込めるように14mm径をルーズリングを使用.下の写真で左が14mm,右が8mmです.

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ただしスケッチブックはロルバーンと異なり,穴間隔が1/3インチです.そのため,横幅を合わせてカットしてリングをはめようとしても,穴が合いません.

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そこで両サイドの3穴ずつのみリングで固定することにして,このようにカット.

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ロルバーンのときと同じようにダブルリングをリムーバーで解体.

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ルーズリングを開いて…

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両端の3穴にセット.連続した4穴は厳しいけど3穴はリングが入りました.

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そしてパチッと閉じて完成.これで中身を入れ替えられます.

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もう1つの目的である,画用紙の容量を2冊分に増やす方もやってみます.

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再びリングを開き,解体して取り出した画用紙をセットして…

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うん.良い感じに出来ました.

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この厚み,このリフィルの枚数.1冊24枚なので,48枚がここに.

これだけあればちょっとした旅行でも十分足りそうですし,画用紙をリングから抜いたり足したりも出来るので,常にまとまった枚数の未使用画用紙を挟んでおくことも可能.実に良い感じです.

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嗚呼,これでミッション完了だ…と,思っていたらこんな状態に気付きました.360度開くと微妙に表紙が引っかかる感じです.

微妙に穴間隔が違う関係で,表紙が少し引っかかってしまいます.

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では…ということで,3穴ではなく2穴で固定することに.ハサミで簡単に調整できるのは良いですね.

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今度は360度ターンさせても引っかからなくなりました.机の上にペタッと置けて概ねフラットになるので,不自由なく絵を描けます.あとリング径が大きくなりましたが,中央部分にリングが無いため,絵を描くときにリングが手に触れず邪魔にならないので使い勝手も上々.

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今度こそ完成形です.

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この形,キングジムの『テフレーヌ(公式)』やロルバーンフレキシブルにも通じる所がありますねぇ.

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前に描いた絵を移植するのも楽です.

描き終わった絵の保存用リングと描きかけ&未使用画用紙リングの2冊を使い分けるのも良いかなぁなんて妄想中.

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まとめ

と,いうことで,書き終わったルーズリーフを製本したりオリジナルノートを作る際に便利に使用出来る『ルーズリング』.これを使用して,今回はダブルリングの2種類のノートをカスタマイズしてみました.特にスケッチブックはこれまでの不満を解決出来,良い感じになったので,これで心置きなく絵を描け…いや,それ以前に1年で何枚絵を描けただろう…と振り返ると,下手すると48枚は何年分という単位になるかも(汗)

ま,まぁいいじゃないですか(笑).好きこそものの上手なれ.デジタルで描いた方が汎用的で実用的だけど,敢えてアナログ(透明水彩)で描くことを楽しんでいるわけで…閑話休題.

さて,今回本エントリをポストするために現状を調べてみたところ,ルーズリングの8mmと12mmは廃番になっているっぽく,現行は10mm14mmのみのようです.ジッパーは8mm/10mm/12mm/14mmAmazonに流通在庫が残っていますが,リングの方は流通在庫がほぼ尽きている感じ.そしてこれ以外にルーズリングの10mm/14mm各1本とジッパーがセットになっていて手軽に試せる『ルーズリング ジッパーセット』.これから始める人にはセットが良いかもしれない.

それとパッケージも3本入りが無くなっており,6本入りもしくは50本入りに.50本入りはかなり気合いを入れて使わないと使い切れないかも.どちらかというと50本入りは個人向けでは無い感じかな.

あとリング径について補足すると,『ロルバーンを薄くしたい』という用途に便利な8mmが無くなってしまったのは残念だけど,実用的には10mmと14mmがあれば大抵は支障が無いと思います.おそらく前から廃番となったサイズを使っていたユーザでなければ不満に感じる人は出ないんじゃないかな.

***

最後に改めて『まとめ』ですが,今回紹介したようなダブルリングタイプのノートや手帳をリフィル交換可能にしたり,使い切りのスケッチブックのような製品のページ数を増やしたりするためにもルーズリングはとても便利に使えます.特に『バインダーだと嵩張るので…』という人には利点しか無いかも.

時節柄のネタで言うと,凝った表紙を厚紙で作ってパンチで穴開けし,『2023年ノート』や『推しノート』,イベント毎にまとめたルーズリーフの束を作っても楽しいかもしれません.自由な長さにカットして使用出来るA4 30穴のルーズリングが1本100円くらいと安価だし,カラバリも黒と白とあるので色々なものに合わせやすいと思います.そんなわけで,『ルーズリング』オススメです.あと『リムーバー』も用意しておきましょう.

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