RHODIAとBICと東海道新幹線がコラボしたメモセット:『100系トラベル筆記セット』
ワタクシ,今年度に入って非常に出張が多いのですが,何故か乗っている新幹線が時刻通りに到着しない率が高くなっている気がします….
原因は車両故障であったり豪雨であったり接触事故であったり様々なのですが,同僚に『止まった』と連絡入れると『またかw』と返されるくらいの率です.それにしても,天候悪化が予想され午後から計画運休の見通しで…というアナウンスが予めされていれば便を早めるなどの対応が可能ですが,突発的な場合は何ともし難いですね.例えばのぞみが止まらない駅に何故か停車して『?』となっていたら『…運転再開の見通しが立っておらず…』というアナウンスを聞いたときとか(*1),『当駅を1時間30分遅れで…』(*2)というアナウンスを聞いたときの悲しさは何とも言えません.通常の電車の遅れと異なり,先が見えない事が多いので余計辛いですな(*3).
(*1)昼食とか夕食の微妙な時間帯に乗車して,飲み物や食べ物を買っていなかったときは乾きや空腹を感じて特に辛い.
(*2)豆知識:特急・急行列車が,到着時刻より2時間以上遅れた場合は,特急・急行料金の全額が返金になる
(*3)通勤電車の遅れに対しては,3分遅れで14%,10分遅れで67%の人がイライラを感じるそうな(CITIZN調べ)
とは言え,ジタバタしても仕方ないときはあるわけで,そんなときは気分を切り替えて楽しく時間を潰したり対策を考えたりましょう.
で,前振りが長くなりましたが今回が紹介する『100系トラベル筆記セット』は,帰りの新幹線に乗るべく品川駅に19時頃に着き改札を通った後に『下りの駅で接触事故発生で運転再開の見通しが立っておらず…』のアナウンスを聞いたときに売店で買った物.とりあえず乗車出来るようなので駅弁と飲み物を…と,ふと見たら売られていたので勢いで(笑)買ってしまったものです.
勢いで買いましたが,実際にモノを見てみると中々良い感じです.青と白のツートンカラー,フランスの筆記用具メーカーのRHODIAとBICとの新幹線をテーマにしたコラボです.
『新幹線』と言えば『0系』なイメージが何となくあります.でもここは敢えて今回は『100系』のセットに行ってみました.
正式名称は『100系トラベル筆記セット』販売元はJR東海.公式ページはこちら.
中身が見える透明のフラットポーチに一通りのものが納められています.
ポーチの反対側には新幹線の印刷.
ポーチはスライド式ジッパー.
中身はこんな感じ.
まずはRHODIAのメモ帳(ブロックロディア No.11).
ロディアと言えばオレンジ色ですが,これは白基調のものになっています.『ホワイトロディアは真夏にクリスマスの夢を見るか?』を書いた頃を思い出すなぁ.
表紙には新幹線のロゴと『Series 100 Shinkansen』の文字がメタリックな青で印刷されており,角度を変えるとキラッと青く光ってメッチャ綺麗.気分が上がります(カバー付けちゃうと見えなくなるのでちょっと勿体ないけど).
裏面の印刷は見慣れたロディアのスペックについて.
前述した通り,No.11サイズのブロックロディアでサイズは7.4x10.5cmです.手に持って書く分にはこのサイズが一番しっくり来ます.リフィルには5mm方眼が印刷された少し厚めで腰のある紙(80g/m2)が使われており,メモったらペリペリっとマイクロカットの所で破って…というスタイルです.
そしてカバーには『RHODIA』のロゴと新幹線の印刷.
流石に合皮とかではなく一見PVCでチープな感じがしますが,コラボ物だとワンポイント入っているだけでオーラが変わりますねぇ.それにしても青が綺麗.
裏側には100系新幹線の説明書き.
このセットにはブロックロディアNo.11が2冊入っており,1冊はカバーにセット済みになっています.
ガシガシ使うとしたらこの表紙を180度折り返して裏側に巻き込んでカバーにセットし,カバーを開けたらすぐに書けるスタイルにするのが吉.
または,表紙をこちらに挟むかですね.
私はこのポケット,千切ったメモの一時収納場所として使うことが多いかな.
次はBICの油性ボールペン.
BICのボールペンと言えば,2年程前(2021年)に長年親しまれた『BICオレンジEG』が廃番になったのが記憶に新しいですね.そのときに『こんなに愛用者がいたのか…』というくらい大騒ぎになり,買い占めもあって価格高騰に唖然とした覚えがあります.
ゲル/油性ボールペンと言うと日本製品の品質が極めて高く,特に油性に関してはジェットストリームの独壇場な感じもします.その一方でBICのボールペンは『The 油性ボールペン』という書き味で,何気に懐かしいような感じ.ホテル備え付けのボールペンとかも昔はBICの系統が多かった印象があります.
なおこのセットに付いてくるのはキャップ式では無く細身のノック式.メモの初動を早くできますね.軸は青色基調.クリップとノック部分はゴールドです.
新幹線のロゴと『Series100 Shinkansen』がゴールドのリング横に印刷されています.
ペン先はこの形状.ボール径は0.5mm.
BICらしいヌラヌラを感じるためには0.7mmや1.0mmの方が良いけれど,日本語筆記は漢字を細かく書くので細字の0.5mmが適しているということなんでしょうね.
リフィルは交換可能になっています.なので使い切ってもリフィル交換すれば軸は引き継げる(使い捨てにしなくて良い)ほか,ヌラヌラBIC愛好家な方は0.7mmや1.0mmのリフィルに替えて使ってみてください.
そしてインク色は黒です.
BICらしいヌラヌラ成分は少し不足気味な感じですが,普通に安心感を持って使える油性ペンです.ただ,軸が軽くて長時間筆記にはあまり向かない感じ.メモ用と割り切った使い方が必要かも.
ポーチは若干マチがあり,ブロックロディア2冊分の厚さを中に確保しても…
ジップが閉まります.なのでもう数本ペンを入れたり小物を入れたくらいであれば問題無い感じ.
まとめ
と,いうことで,『100系トラベル筆記セット』の紹介でした.
それにしても,出張のときとかに『あーっ,筆記用具を忘れたー』なんてシチュエーションで駅の売店に飛び込むと,ある意味コンビニ的と言いますか,オーソドックスな定番文具,または実用的ではない土産成分をメガ盛りした文具しか売られていないじゃないですか.ところがたまに今回紹介したような(私のような属性の人間にとって)ストライクど真ん中な製品があったりするから,駅の売店も侮れないですなぁ.
なおこのセットは,一部文具沼の金銭感覚ぶっ壊れた人(笑)向けの高級路線ではく,価格1980円(税込)とコラボ製品としては手頃な価格で売られており,手が出しやすいカジュアルな感じです.新幹線グッズ好きな人やロディア・BIC好きな人の琴線に触れそうなセットと言えそうです.単なる『メモセット』としても中々秀逸なので,ロディア布教セットとしては良いかも.そして何と言っても青と白のツートンカラーが夏の空や海を連想させて,この季節は特に見ていて気持ち良いです.
写真をピピッと来た方は,JR東海の売店やオンラインショップに行ってみてください.私はと言うと,次に品川駅に立ち寄ったら0系のセットも買おうかなぁと考えております.メモ好きな方には特にオススメ.
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