何気に握りやすくて書きやすい『ぽてっところん』ボールペン.バイカラー軸化でカスタマイズ:ユニボールワンP
三菱鉛筆がユニボールワン(公式)を発売してからもう2年.クッキリ&濃い発色のインクを使用し,立命館大学との共同研究で記憶再生課題の正答率が高くなり,勉強に使うと良いよということをアピールしていました.が,そういった部分では無くて,純粋にインクの発色や書き味,そして線の細さなどに魅力を感じて使い始めた人も多く(私もその一人),現在人気の高いペンとなっています.
そして発売後に軸や季節毎(?)に発売される限定インク色等の展開していましたが,そろそろ他との差別化がマンネリ化して来たかな…と,思っていたら,コロンとした軸の『ユニボールワンP』の発売です.
早速人気爆発で品切れやプレミア価格になっている場合があるようですが,バイカラーの作り方も含めてレビューしてみます.
『ユニボールワンP』ですが,インクは黒で基本は0.38mmのみ(※0.5mmも3軸色のみ出ている).そして軸色のカラバリ展開で,『もも』,『コーヒー』,『みかん』,『ハッカ』,『ソーダ』,『バナナ』,『ヨーグルト』,『ぶどう』の8色ラインナップ.全体的に淡い色かつパステル系のラインナップ.そしてカラーのネーミングからして文具女子をチラチラ見ているような気がしますが,文具ブームは女子が牽引しているという証左でしょうな.
で,私は文具男(敢えて『子』は付けない)が使っても目立たないであろう濃い色の『みかん』か『ぶどう』かなぁと思っていたのですが,実物見ずにネットでオーダーしたこともあって無難そうな『ソーダ』にしました.人気色のようで,Amazonだとプレミア付いてますね.定価は550円なので,ちょっとこの価格は….今ならヨドに在庫があるようです.
さて,物はコレです.コロンとしています.デザイン的には先日廃番になったLAMYのscribbleに近い感じですが,あちらは0.7mmまたは3.15mmの芯を使用しており,『ガサッと掴んでザザッと落書きする/デッサンする』という感じであった一方,こちらは0.38mmのリフィルということもあり,ガシッと握って緻密に細かく描き込む感じです.
それにしてもこの『ぽてっところん』な形状,サイズ,インパクトありますなぁ.
口金は金属製.
クリップはユニボールワンで見慣れた形状だけど,幅広で短寸のクリップになっています.
この1本は軸色は『ソーダ』でリフィルは黒の0.38mm.
ノック部分は面積が広く,そして丸みがあります.
軸は中央分割式でリフィルはユニボールワン共通のUMR-38S(0.38mm)/UMR-05S(0.5mm)です.なので後からインクカラーを替えることも可能.
普段あまり意識していなかったけど,ノック部分が広いって何気に押しやすいなと実感.
使用時はカチッと押し込んだ位置でロックされます.
口金部分がシッカリしていて,隙間が殆ど空きません.そのためカチカチ煩くなりません.神は細部に宿る.良い感じ.
女性の手にも収まるサイズを意識して設計されているようで,長さはこんな感じ.一般的なペンよりも若干短くなっています.
そのためパスポートサイズのトラベラーズノートに全身がスッポリ隠れます.
ボール径が0.38mmなので,小型の手帳にミッチリ書く場合にも便利そうです.が…携帯時のペンホルダをどうするかが悩み所ですな.
書き味や発色は流石ユニボールワンといった感じ.
そして…ちょっと思い立って『はっか』も購入してみました.
2本並べると眺めが良いですねぇ.しかし今回の目的はそこではなくて….
まずは軸を分解.
入れ替えるとバイカラーのユニボールワンPが出来るわけです.良い感じ.
今回は控えめな組み合わせで組んでみたけど,『ばなな+ソーダ』とか『みかん+ソーダ』とかも美味しそう合いそうだなぁと妄想中(笑)
『ユニボールワンP』の紹介でした.
見た目の『ぽてっところん』に惑わされてデザイン一辺倒なイロモノなペンかと言うとそうではなく,太軸のために握りやすく,ラバーコーティングでないのでサラッとしていて感触も良く,リフィルは定評のあるユニボールワンと共通仕様.中々実用的なペンです.とは言え,オッサンがるんるんしながら職場でコレを使うのはちょっとどうかと思うので(笑),当面は封印して家庭内利用専用にしてみます.望みが叶うなら,男性をターゲットとして『カーキ』とか『ネイビー』とか『墨』とか出してくれないかなぁ.
と,いうことで『ユニボールワンP』オススメです.
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