仕事の『点』も『線』も管理出来て便利な机上に立てて使うブロックマンスリー&プロジェクト管理:ミドリ プラススタンドダイアリー
コロナ以降,オンライン会議が一般化したこともあり,社外の人とも以前と比べて気軽に会議が出来るようになりました.そしてコロナがある程度収束したタイミングでは堰を切ったように対面の打合せが怒濤の如く入り…な今日この頃です.他社の人からも似たような話を聞くのですが,職種によっては『私は在宅で打合せも少なく,自分のペースで集中して仕事出来てます!』なんて人もおられるかもですね.
で,私の場合は結果的に打合せによる時間拘束が多くなって『スケジュールがギッチギチに埋まってて余裕無いじゃん!』になるわけですよ.人と話すのがメインの仕事では無い筈!!なので,打合せや会議の合間を縫って自分の仕事をしたり部下の面倒を見たりするわけです.今の所ダブルブッキングや約束を守れなくて迷惑を掛けた的な致命的な事故は起きていませんが,うまく管理しないと事故りそうです.
現在はポケット一つの法則に反してデジタルとアナログでそれぞれ複数のポケットにスケジュールを投入して管理していますが,一番全容をパッと確認し易いのは卓上カレンダー.しかし今使用しているブロックマンスリーの卓上カレンダーは手狭な上に機能不全に陥り始めたので,今回B6変形版のミドリの『プラスス タンドダイアリー』を使用し始めた次第です.
使ってみて実感.これは便利だ.
このダイアリー,帯には『テレワークに役立つ デスクに立てるダイアリー』とあります.
裏側には
- 持ち運びに便利なゴムバンド
- ゴムを引っかけてサッと自立.カレンダーのように予定が見やすい
- テレワーク,オフィスワークをチェックできるフォーマット
という説明書き.
帯を取ると金色の箔押しの製品名."+STAND DIARY"です.
帯の内側には小冊子のような形で使い方のガイドが付いています.『これってどうやって使うの?』的な迷いがある人向けに『こんな使い方もあるよ(その一方で必ずしもその通りに使う必要は無い)』という感じでとても親切.
帯を外すとこんな感じ.表紙はシッカリとした厚紙で,メインのリフィルは少し厚めの上質紙.スケジュール管理をする媒体で一番気になるだろうフリクションとの相性ですが,ラバーで擦ってもヨレにくく,繰り返し書いたり消したりしても頑張ってくれています.
裏側はツルッとシンプルなデザイン.なお,カラーバリはこの写真のような深くて上品な発色の『紺』のほかに,明るくて女性受けしそうな『ベージュ』があります.
そしてダブルリングはゴールド.表紙の紺とマッチしていてとても映えますね.
そして固定用のゴムバンドは丸みを帯びたゴム紐のような感じ.持ち運ぶときには横の切り欠きにゴムバンドを引っ掛け,この形態にすると不用意に中身が開かなくなります.
表紙には2箇所切り欠きがあり…
ゴムバンドは裏側中央部でハトメで固定されています.
机の上に自立させるのは後回しにして,続いて中身を見ていきましょう.
まず表紙.2022年10月から2024年1月まで.行けます.そう.今月から使い始められますよ!!
紙は冒頭に書いたとおり少し厚めの腰のある紙.そして色はクリーム色です.
このように見開きで見ると違和感しかありませんね.基本的には折り返して片面にして使います.
そしてこの面はカレンダー.月曜始まりで日曜・祝日のみ赤で印刷されています.
続いてメインコンテンツ.下の写真で説明すると左側がプロジェクトページ,右側がブロックマンスリーになります.
見開きで使わず,本来は折り返してこの方向で使います.そしてプロジェクトページはこんな感じ.
このページが実に良く考えられていて,上には縦書きでかなり書けるエリアがあります.下をハビットトラッカー/チェックシート的に使う場合は項目を.それ以外の用途の場合は全般的な予定を記入しておくと良いでしょう.例えば『○○出張』と書いておけば,下のガントチャートの部分に無茶な予定を入れることを防げます.
その下には『HOME』と『OFFICE』の行・欄があります.要は在宅か出社かにチェックを入れて管理出来るということです.休暇の場合はここに『休』のハンコを押してもよさそうですね.
そしてその下はガントチャート用のエリアになっており,A~Gにゆるく罫線で分割されています.メチャクチャ余裕がある広さではありませんが,個人が自分の業務を管理する分には十分実用的な面積でしょう.これに書き切れないほどギチギチになるとしたら,管理が細かすぎるか仕事が多過ぎるかのどちらかかなと思います.尚余談ですが,基本的に人間はシングルタスクで一番パフォーマンスを発揮します.複数同時進行の業務があっても,出来るだけ頭の切り替えが少なくなるように計画を立てるのがベターです(実際には難しい部分があるけれど).
あとこの色合いとレイアウトはとても使い易いし可読性も良いです.クリーム色の紙,必要な部分は目に刺さらないけどクッキリ読める罫線,邪魔にならない一方できちんと読める日付分割の破線,小さくてもクッキリ読める可読性の高いフォント,淡い赤とグレーでしっかりと行と列が分割されているけど大抵のペン色で書くのに邪魔にならない色味.よく考えられます.
そしてブロックマンスリー.こちらも実に使い易いデザインです.月曜始まりで右上にカレンダー,下の余白はToDo/チェックリスト(月によって子数が異なる).
2022年10月から2024年1月まで使えます.今月から使えますよ!!大切な事なので2回言いました.
そして残りは3mm方眼のノートになっています.
下端両端までシッカリ方眼ですが,上の方は余白になっており,横中央にマークのドット,そして右上に日付や通し番号を書くためのスラッシュが書かれています.上の余白はタイトル等を書く用かな.方眼の罫線が少し強めな点が少し気になりますが,横罫でなくて良かった…(by 方眼原理主義者)
方眼の罫線,破線でもっと淡くしても良いのに…と,思ってアップしてみたら,既に破線になっていました.実線だと目に刺さって使いにくくなるかもということでの破線だと思うけど,個人的にはブロックマンスリーの罫線をやや濃くしたくらいのが好きかな.
で,この方眼ノートですがかなりのボリュームがあります.厚さで見ると下の写真の右側の殆どが方眼ノートです.
方眼ノートの後ろに4ページ分のリスト/チェックボックスページがあります.
1ページ縦に14個,横に3列あるので合計42個.均等に割って1ページが3ヶ月分だとすると,1ヶ月は縦1列の14個.個人的には少々微妙なボリュームなので,『四半期毎』とか『年間』の目標的なものの管理に使おうかな.
そして最後のページは持ち主情報を書き込むページがあります(写真撮り忘れ).
さて,ではこれを『立たせて』みます.ゴムバンドをこの切り欠きに引っ掛けると….
こんな感じでミドリの白いやつは大地に立ちます.
立たせておくとパッと見やすいし,ページを捲らずにひっくり返すだけでブロックマンスリーとプロジェクトページを交互に行き来出来るので便利.そして机の上に寝かすよりも省スペース.立った状態でも書き込める一方で,必要に応じて寝かせた状態でも書けるのも良いですね.
そう言えば以前,ダイアリーでないプラススタンドを紹介したことがありました.ゴムの素材が以前よりもしっかりした印象があります.1年くらいであれば,それなりにハードに使ってもゴムが変に伸びてしまうことは無さそう.
え?でも机の上にあまりスペースが無いって?
そんなときは一工夫.ダイソーなどで売られているネオジウム磁石の小さいのをリングに付けると…
メタルラックにパチッとぶら下げることが出来ます.
そして引っ張ると磁石が(設置面積の広い)ラックの方に残るので,以降はダイアリー側には何も付けずにラック側に残った磁石の位置にリングを持って行くだけです.
家ではこんな感じで使っていますが,職場ではラックを立てていないので,モニタの横に金属製の竿のようなものを伸ばして磁石で脱着出来るようにしようかなぁと検討中.やはり机の上は出来るだけ広く使いたいですよね.あとモニタの横にスケジュール帳/プロジェクトページがあると,現在の状況が視界の片隅にチラチラ見えて刺激になるし,視線を少し横に動かすだけでスケジュールをシッカリ確認出来るので凄まじく便利なんですよ.おまけに磁石でパチパチ簡単に付けたり外したり出来るってメッチャ快適じゃないですか.
まとめ
と,いうことで,私は非常にタイトなスケジュールになってしまっている今月から実戦投入し,便利に使い始めています.殆どの人の業務は会議等の点の要素と,ある程度時間をかけて取り組む必要のある線の要素の2つがあると思います.そして前者はブロックマンスリーで管理すると楽で,後者はプロジェクトページのようなレイアウトのもので管理するのがベター/ベスト.変に1つのフォーマットで管理しようとすると破綻します.その点プラススタンドダイアリーはブロックマンスリーとプロジェクトページを共に持ち,そして同じ月のページはひっくり返すだけでアクセス出来るのでホントに使い勝手が良いです.
そして多くの人と同様,私も在宅勤務がそれなりに発生するので,出社日は会社で使用し,在宅勤務日は家で使用し,家と会社の間は畳んで持ち運ぶような使い方をしています.手帳のようには使用せず,机の上で使うのがメインです.方眼ノートページも使いこなしたら便利かなぁと思ってはいるのですが,今のところ積極的には使えていません.この点は今後の検討課題かな.
それと以前もどこかで書いたけど,3色/4色ペンも活用しています.社内の用事は青ペンで,大事な用件や社外の人が絡む用事は赤ペンで書き込み,そしてその他の情報は黒か緑で…という感じで使い分けしています.スケジュールは何度も変更があることが多いので,書いた物は消せることも必須.そんなわけで,フリクション4色ペンは手放せません.
と,今日はサラッと紹介するつもりが熱が入ってしまいましたが,ミドリの『+STAND DIARY』は素晴らしいです.デスクワークがメインで,スケジュール管理/タイムマネジメント何とかしたいなぁと思っている方には超オススメです.
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