家の中のネットワークを2.5GbEに置き換えて快適・高速化を試してみる&HeroBoxをNAS化
コンピュータネットワークの構築ってホント,楽になりましたよね.いつの時代の人やねんって言われそうですがw
PCを購入するとネットワークインターフェイスが普通に付いており,ケーブルをパチっと繋げるだけ.凝ったことをしようとしなければ,対向もルータやスイッチにつなぐだけで設定すら不要.そして(一昔前の価格を知っている人から見たら)ネットワーク機器が安い.それも1Gbpsの高速通信がデフォルトで.普通に使う分にはこの通信速度で不足はないでしょう.
しかしその一方で,大きなデータを扱う人は少しでも通信・転送時間を減らしたいため,常に高速なネットワークを望んでいます.例えば転送時間1時間だったものが,速度が10倍になって6分で済むようになればどれだけ作業がはかどることか….待ち時間の短縮は生産性に直結しますしね.
ふと周りも見回すと,一般家庭向けインターネット接続サービスでも1Gbpsを超える接続速度のプランを提供する会社が出てきており,WiFiでは2014年に規格化されたIEEE 802.11ac以降は理論値で1Gbps以上のトップスピードが出ます.いろいろな意味で1999年に規格化された1GbEの通信速度は環境・状況的にボトルネックになっており,現在の標準だけど『もう少し上』を目指す際の足かせになっていると言っても良いでしょう.
では…ということで『高速な10GbEに移行しよう』となるとそれなりに費用がかかります.企業ユースやハイエンドな個人(別名廃人w)であれば射程範囲内かもしれませんが,まだ製品が十分にこなれているとは言えないのも難点.例えば発熱の問題とか安定性の問題とか.
前フリが長くなりましたが,渡しの場合,仕事柄かなり大きなデータ(1回の実験で数TB~数十TB)を扱うことがあります.社内でジョブを回す場合はまぁ良いのですが,最近はどの会社でも一般化した『在宅勤務』の環境整備が急務になりまして….と,いうことで,2.5GbEのネットワーク構築について少し書いてみます.
このほかHeroBoxのオンボードNICが2.5GbEだったことに後から気付き,これをファイルサーバにした際のパフォーマンスチェックも行ってみました.
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