小さくて可愛いミニチュア文具:コクヨの『レトロブング』
先日,キングジムから『キング ミニ』(公式)という,キングジムの定番製品をミニチュア化した文具が出ました.早速予約して家には届いているのですが,開封の儀をせずに出張に出てしまったので,まだ遊べてません….この手のミニチュア物って,こちらで紹介したロフトの文具も含め,非常に精巧な物が多く,それでいて『使える』ようになっている物が多いため,実に素晴らしいです.ベリーエレガントです.ただ,サイズが小さくなると使い勝手が悪くなってしまう文具もあるため,デザインはそのままで別用途の文具化した製品もあります.これはこれでエレガント.
そして今回紹介するコクヨの『レトロブング』は,コクヨの女子文具シリーズ(公式)に含まれている製品で,発売は2020年でした.既に生産終了になっています.しかし一部は既に入手困難になっているようですが,今日ロフトで普通に売られているのを見かけたので,お蔵入りさせずにまだ入手可能な内にポストすることにします.
『レトロブング』は複数の製品で構成されているのですが,まずはこのファイルボックス.
昨年,電子帳簿保存法対応でバタバタしていた方も多いのではと思います(今も?^^;).コロナ禍によってワークフローも含めたペーパーレス化が加速したとは言え,未だに紙書類はそれなりにあります.特に『○年保存』的な資料.
で,このファイルボックスは,昔その手の資料の保存に使ったり,プロジェクト毎に資料を固めてまとめておいたりする際に重宝したファイルボックスです.オリジナルはA4ファイルサイズです.
『レトロブング』では,ピンク,イエロー,ブルーの3色をラインナップ.
私も昔使った覚えがあるのだけど…一昔以上前のような気が.それにしてもこの意匠と色は懐かしいなぁ.
組み立てはこんな感じで,折り畳まれているボックスを戻す感じ.
帯を外して…
こじれば…
ファイルボックスの完成.
オリジナルにされていた細かな印刷も再現されており,飾り物としても良い出来です.
このファイルボックス,横に手を突っ込める取っ手の穴があって移動時に使えたり,正面に穴が空いていて棚から出す際に指を引っ掛けて引き出したりとかしてました.紙製なのに頑丈で,結構ラフに扱ってたけど破れたことは無かったような..
そしてファイルボックスの中にはフォルダーが.
紙のフォルダーを知らない人でも,この形状は見慣れている筈.WinでもMacでも,ファイルを入れるための箱(のメタファー)はこのフォルダーをアイコンとしています.
関連書類をこれに挟み,タイトル等を書いたりなどして纏めておくのに使います.そしてファイルボックスに複数のフォルダーを収納して…という使い方が多かったかな.この凸の部分にタイトルを書いておけば,ファイルボックス内に複数のフォルダが入れられていてもサッと探せます.昔のアメリカの映画であれば,キャビネットにこのフォルダがズラリと並んでいるシーンがよく出ていました.
このミニサイズのフォルダも無駄に凝ってて(←褒め言葉),オリジナル通りの印刷がされています.
そしてファイルボックスに入れるとこんな感じ.
なお,ファイルボックはカードサイズ(名刺サイズ)のボックスになっており,この手のカードを…
こんな感じに収めることが出来ます.ただ,名刺入れにしても良いけど,名刺入れとして実用的に使えるかはちょっと微妙かな.
そしてmini5のリフィルは入りません.残念.
そんなわけで,頻繁に出し入れするような使い方では無く,カードサイズの物を分類して保存しておく/ストックしておきたまに取り出す用の箱として使うのが良いかなと思います.
こんな感じに.カードサイズを入れるには少し深過ぎかなという感じがしないでもないですが.
ただ,カードサイズって,結構手頃なサイズの収納ケース/箱が無いんですよね.大き過ぎるか小さ過ぎなのが大半で,ケースその物もゴツイ物が多い.
で,次はポチ袋三種.表紙は野帳,スクラップブック,昔のキャンパスノートです.
歴代キャンパスノートが『あのころノート』としてミニチュアサイズで復刻しましたが(←流石にもう売ってないだろうと思っていたけど,まだ買えた.欲しい人は急いで),それと並べてみました.この表紙は,初代キャンパスノートで,1975年~1983年に使われていたデザインです.
ポチ袋は3枚入りです.
裏側もきっちり印刷されていますが,フラップも含め,内側は普通のポチ袋.
ただ,プラップを閉じれば『ん?』という感じの捻りの利いたデザインなので,同好の士にお菓子を渡す際に使用すると大いに受けると思う.
そしてファイルボックスにピッタリ収まるサイズ感.
他のポチ袋2種は同じような感じなので省略.
次は付箋に行きましょか.表紙はスクラップブックと野帳の2種類.
野帳タイプは付箋の台紙が野帳の表紙のような印刷になっています.
こんな感じに.
ただ,台紙はオリジナルの野帳と違って普通の厚紙なので,質感ではなく雰囲気を楽しんで下さい.
付箋は…ちょっとワタシ的にはこれはイタダケナイと思った.横罫ノートの間延びしたような感じのフォーマットです.野帳のように3mm方眼にして欲しかったなぁ.
上部に比較的広めに付箋糊が付いているので,付箋としての使い勝手はシッカリしてます.
そして付箋もファイルボックスに収まります.
こ,これは…ファイルボックスは,実は一連の文具のお片付け用ボックスかも.
そして最後にミニ紙袋.これも野帳,キャンパスノート,スクラップブックのデザイン3種のラインナップです.写真はキャンパスノート.
3袋が1セットになっています.
説明書きには,『お菓子やちょっとしたプレゼントを入れられます』とのこと.
『紙袋』とあるように,ポチ袋と違ってマチがあり,そして紐も付いています.
紐の長さはそれなりに長く,引き出すとこのくらい.
マチがあるので自立します.
大きさはとても小さいのだけど,作りは意外とシッカリしています.
収納力もそれなりにあり,例えば小型のmini5のバインダーは上は少し飛び出すけどギリギリ収まります.
今は無きRYU-RYUのスマホサイズ手帳を入れるとこんな感じ.廃番になってしまったけど,良い手帳だったなぁ….
さて,ではメーカーが推奨している使い方に倣って,お菓子を入れてみましょうか.
用意したのは,カニヤのカンパン.海上自衛隊の『大型乾パン』の民間向け製品です.本職曰く,こちらの方が柔らかくて食べやすいとのこと.横浜みなとみらいの日本丸横の売店や,呉の『てつのくじら館』(潜水艦あきしお)の売店で売られている乾パンは,コレと同じ物だと思う(ワタシの舌調べw).
このカンパン,1パッケージの中に1袋5枚入りが3袋入っています.そして袋には”NAVY BISCUTS”の文字.海軍さんのビスケットです(^^
カンパンと言えば三立製菓のカンパンが超ド定番ですが,三立製菓製は一口サイズなのに対し,カニヤ製はトランプカードサイズで大型です.そして1枚80kcalあり,5枚入りのこの1袋で400kcalとなり1食分とのこと.つまり,5枚入り3袋は朝・昼・夕の3食分で,アルミパック1パッケージで1日分という扱いのようです.
袋に入るかな~.
イザ!
イザ!イザ!
入りません.やはりちょっと大きすぎて無理のようです.
それはそうとこのカンパン,美味しいのはもちろんのこと,たまに思い出して強烈に食べたくなる味なんです.少しお値段高めですが,食べたことない人は一度食べてみて下さい.書いていて私も食べたくなってきたので,来週の横浜出張のときに大人買いして食べることにします(笑)
と,いうことで,コクヨの『レトロブング』でした.
限定物という扱いでは無かったと思うのですが,定番化出来なかったようです.やはりちょっとニッチな市場向けの製品&新たなニーズを掘り起こしが出来なかったようで,生産終了とのこと.まだ流通在庫は残っているようですので,小さい文具好きな人は是非チェック&急いで調達してみてください.店頭に残っているのも散見しますし,Amazonでもまだ一部を除いて買えます.オススメです.カニヤのカンパン もオススメです.
« 充電式の格安多機能EDCライト.メインライト400lm,サイド50mlでUV-LED付き:T95 S11 | トップページ | ただのメタルペンだと思っていたら凄まじい進化と使い易さ:サンスター metacil(メタシル) »
「文房具」カテゴリの記事
- カール事務器のルーズリングを使い,リフィル交換可能なロルバーンとスケッチブックB6を作る(2023.12.05)
- リング型スケジューラーを複数年分連結して便利に使う:ミドリ プラススタンドダイアリー(2023.11.26)
- ひとり手帳会議2024(1)(2023.10.08)
- 表紙が変わると気分も変わる:ダイアログノートの『綺羅星紙』と『カモフラージュ』(2023.07.25)
- RHODIAとBICと東海道新幹線がコラボしたメモセット:『100系トラベル筆記セット』(2023.07.23)
« 充電式の格安多機能EDCライト.メインライト400lm,サイド50mlでUV-LED付き:T95 S11 | トップページ | ただのメタルペンだと思っていたら凄まじい進化と使い易さ:サンスター metacil(メタシル) »
コメント