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2022年5月 3日 (火)

充電式の格安多機能EDCライト.メインライト400lm,サイド50mlでUV-LED付き:T95 S11

直近のポストが2月末なので,気が付いたら2ヶ月ほど飛んでました.こんなに長い空白期間があったのは初めてかも.

それにしても…繁忙期となる年度末は兎も角として,年度が改まった後もトップギアのままで…っていうのは中々シンドイものがありますな.仕事面で暇過ぎるのは,それはそれで別の意味で不安になったりします.でも,適度な忙しさの波と言いますか,緩急と言いますか,もう少しこう何というか,手心というか…(笑)

さて,では気を取り直して,久しぶりに書くのはどれにしましょうかね…と,思ってネタフォルダをチェックしたら920フォルダ.かなり古く,賞味期限切れになってしまったネタもあるけど,資料的に便利に使えたりするのもあるんですよね…ああ,これなんか懐かしいなぁ…なんて中身を見始めたら時の経つのを忘れてしまう…危ない,危ない.

さて,改めて気を取り直し,今回はT95社製充電式EDCライトのS11をご紹介.

コレ,素晴らしい充電式の小型ライトなんですよ.

え?半透明で安っぽく見える?実はソコにも意味があるんです.

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最近,地震がとても多いですよね.それも一部地域だけでなく,日本全国で発生している.先日は関東へ出張したらグラリと揺れたし,昨日も京都で結構大きい揺れがありました.

日本は地震の多い国なので(外国人と比べると)地震に慣れているとは言え,これ程に高頻度だと,色々と心配になって来ます.我が家でも話題に上ったけど,防災のために色々と準備/見直しをしている人が増えてるんじゃないかなと思います.人によっては,防災にかこつけてキャンプ/アウトドア用品を買い集めたりとかも含めて.『パパー,アレもコレも「ゆるキャン」って書いてあるけどなに?』みたいな(笑)

さて,防災について書き始めるとエンドレスになりそうですが,やはり何時何処で被災するか分からないので,最低限の物はコンパクトにまとめてEDC(Every Day Carry)したいところです.ファーストエイドキット,水,行動食的な食料等を除くと,灯り,火器(ライターやマッチ),刃物があるといざという時に便利でしょうね.しかし喫煙者のライターは兎も角,刃物は『ちょっとおにいさーん,荷物見せてもらっていいかなぁ?』をされるとアウトなので,日本では携帯はNG.その一方で,防災以外の日常生活でもちょっとした役立つシーンが多いツールとしては,『灯り』が挙げられます.

 

ヒトは周辺の状況把握の殆どを視覚情報に頼っており,その割合は8割であると言われています.実はこの『8割』という数字の科学的根拠は曖昧だという話が報告されていますが,暗い所では行動が不自由になる事は,誰もが経験的に知っていることでしょう.トイレで『節電,節電』なんて言われて(奥に居るのに)電気を消されるなんてシーンもそうですが,屋内で夜に停電になったり,新月の夜に街灯の無い道を歩くなんてことになったらと思うとゾッとしますよね.

何度かこちらにも書いたと思いますが,私は小型ライトをキーホルダー取り付けてEDCするようにしています.そして新しい製品が出る度に(笑)色々と吟味し,一部は購入して使ってみたりしていまし.試用したライトの中で,今回ご紹介する『T95製S11』は,これなら多くの人に安心して紹介出来そうだなと思ったライトです.

 

届いた物はコレ.
私の時は届くまで2週間程がかかりましたが,今はプライムで即納のようですね.

立派な化粧箱です.ある意味,安全の一部を預ける相棒になるかもしれないわけで,製品に対する信頼感や安心感は大切.そういう意味では,多少過剰包装の感じがしないでもありませんが,ビニール袋に入ったものがポンと送られてくるよりも確実に良い印象を持てます.

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この手のライトの本家であるところのRovyVon社製ライトに対するアドバンテージとしては,充電用のコネクタがmicroUSBではなく,USB-Cであること.今すぐにmicroUSBが無くなるとは思えませんが,今後世の中は徐々にUSB-Cに完全移行して行くことでしょう.

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スペックは箱の裏側に書かれています.

主だったところを列挙すると,

  • サイズは直径15.6mmで長さ60.5mm
  • 300mAhのバッテリ内蔵.35分で満充電
  • -10℃~40℃で使用可能
  • IP65の防水機能
  • 1.5mの高さから落としても大丈夫

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メインライトは5モードあり,ターボモードで400lm,高輝度の300lmで2時間,省エネモードの2lmで32時間点灯可能です.

そしてサイドライトは50lmで,白色で133分,白色点滅で112分,赤色で125分,赤色点滅で140分.UVライトで90分となっています.

そうなんです.このサイズでサイドライトも内蔵しています.

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箱を開けるとこんな感じ.マニュアルもカラー印刷です.

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本体.ざっくりとした大きさは,手の親指と同じくらいです.本体は半透明のケースに収められており,上部に電源/モード設定スイッチが付いています.

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背面にはUSB-C端子があり,ゴム製の蓋で保護されています.

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メインライトはこんな感じ.

400lmのターボモードではライトのサイズに見合わない素晴らしい明るさで周りを照らしてくれますが,その反面発熱がかなりあるため,ある程度の時間点灯していると,この金属パーツがかなり熱くなってきます.ターボモード以外であれば,まぁ常用しても大丈夫です.

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USB-C端子の保護用の蓋.こんな感じで抜いていくと…

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尻尾つきで本体に取り付けられています.あまり開け閉めを繰り返すような物ではありませんが,いつかは千切れてしまいそうな感じではあります.テープで補強しておこうかな.

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そしてキーホルダー/ストラップが取り付けられる尾部のホールの裏側に2つ,小さな磁石が取り付けられています.

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付属品はキーリング,そしてUSB-C<->USB-Aのケーブル.充電時のは5V 500mAで良いようなので,USB2.0仕様の端子でも問題ありません.

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キーリングはこんな感じで取り付けられます.

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では比較的珍しい,サイドライトを点灯してみましょう.ケースの外からも見える通り,基板上に複数のLEDが並んで実装されています.この部分が光ります.

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まずは白色.

50lmの明るさですので,遠くの物を照らすほど明るいわけではありません.スポットで照らすのでは無く,手元を広範囲に照らすときに役に立ちます.

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そして赤色.暗闇で地図を見たり機器を操作する際に便利です.

戦争映画等で,潜水艦の中の照明が赤灯になっているシーンとかありますよね.少し詳しく書くと,視神経の網膜の錐体と桿体には感度曲線に差がありまして,赤色光を暗所での照明として使うと,桿体を飽和しない状態(飽和すると眩しくて機能しなくなる)にしつつ,錐体できちんと物が見える状態に出来るという原理を利用しています.また,再び暗くなったときの明暗順応を楽にもします(明るい場所から暗い場所に行くとしばらくは見えにくいことを,多くの人は経験的に知っていると思います.このとき,赤色の灯りの下で過ごした後で暗い場所に出た場合は,すぐに順応出来ます).

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そして青色やUVライト.

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ライトの性能は言葉で表現しにくいのだけど,とにかく400lmは強烈です.直接見てはいけません.ムスカになります.キーリングに付けられる小型ライトってドアの鍵穴を探すために使える程度の明るさしか無い製品が多いのですが,このライトは違います.鍵穴に使用する場合は,数歩下がって(笑)少し離れた位置から照らしてください.

このライトでは光は収束せずに広がりますので,長距離をスポットで照らすことは難しいように思います.その一方で,部屋のドアから入って奥行き30m~50mくらいの室内を捜索するような感じの用途には,とても具合の良い広がり方と明るさです.夜道でも足元だけでなく,周辺のかなり広範囲を明るく出来ます.

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次にサイドライトを点灯し,しばらく放置してみます(周辺が明るい状態でしばらく放置してもOK).

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消灯後,こんな感じでボディ全体が光ります.そうなんです.樹脂製のボディは蓄光素材なんです.

暗闇で使用した後,消灯して近くに置いて…のようなとき,ボーッと薄明るく光るため,『あれ?ライトどこ行った?』とか探し回らなくて済みます.使用後に,カバンの中に放り込んだライトを探す際にも役に立ちそうです.ただ,長時間明るさを維持するわけではありませんので,朝カバンに入れ,夜使うときにまだ明るい…ということにはならないのでご注意を.

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それと変わった所では,UVライトを内蔵していること.

ブラックライトと言った方が通りが良いかもしれませんね.蛍光反応をする物を照らして光らせたり(お札に照射すると,特殊インクで印刷されている物が浮かび上がって来て楽しいですヨ),ペットのトイレ汚れをを探したり等にも使えます.DIYや手芸好きな人であれば,『レジンも硬化出来る?』という点に興味が湧くでしょう.

BONDICのレジンでやってみました.

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硬化のためには5秒~十秒のUV照射で十分です.ただ,硬くはなりましたが,完全にガチガチにはなりませんでした.やはり波長が少し異なるようです.レジンの硬化には,波長が365nmのこのUVライトをオススメします.短時間でカッチカチに硬化出来ます.

まぁやはり簡易ブラックライトという感じですかね.個人的には,UVを見続けたり浴びたりしない方が良いと思うけど.

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それと背面の磁石ですが,それ程強力ではありません.しかし,こんな感じで自分を鋼材の下にぶら下げる程度の磁力はあります.スチール製の机の下でゴソゴソと作業(PCのパーツ交換とか)する際には,意外と便利です.

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そして充電は普通のUSB充電器,もしくはモバイルバッテリから行えます.充電中は赤LEDでステータス表示.

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最後に(きっと無くすので)備忘録的にマニュアルの内容を上げておきます.マニュアルは中国語と英語で書かれています.

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7/7.終わり.

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マニュアルを読んで頂くと分かると思いますが,電源のON/OFFおよびモード切替をスイッチ1つで操作を行うという点に,少々インターフェイス的に無理があるとように思います.ON/OFFは兎も角,モード切替のためにダブルクリックとかが必要なんです.

とは言え,『今,灯りが必要』というときには,取り敢えず一度押したらメインライトが点灯するし,使えないことはありません.逆に考えたら,変にボタンがコテコテ付いて壊れ易かったりしては意味が無いし,咄嗟のときに押すボタンを迷って使えないのもマズイので,極めて潔く,かつ,良い方向への割り切り設計なのかもしれません.

まとめ

ブログを書くのが久しぶり過ぎ,ペース良くまとめられてなくて恐縮です.『まぁこの値段ならアリかな.駄目なら駄目でしゃーない』と思って購入したLEDライトですが,

  • 小型軽量
  • 充電式
  • メインライトが明るい
  • サイドライト有り
  • 赤色等の色付きのライトも点灯可
  • 廉価

という基本的な所を一通り押さえた上で,防水であったり,充電端子がUSB-Cであったり,ボディが蓄光であったり,ちょっと捻った所ではUVライトにもなったりする所も見逃せません.

それと余談ですが,防災用ライトは電池が良いか充電池が良いかという議論があると思います.私は一応バックアップ用に電池タイプの物も用意してありますが,やはり諸々の機器やギアの電源はUSB充電器/モバイルバッテリで賄えるようにしておくと何かと楽かと思います.使い回しが聞くのと,最悪コンセントが確保出来たら何とかなるので.

それと一応書いておくべきだと思うのですが,この形状のライトは,『本家』と前述したRovyVon社製がメジャーで,S11は見た目やスペック的にはコピー製品かなと思うような部分もあります.しかし,どちらも持っている私からすると,コレはコレでアリかなと思うし,コピー製品にありがちな,使ってみて不安に感じる部分が今の所ありません.価格に至ってはRovyVon製の半額以下なので,この手のライトの『お試し』ユーザーにはとても良い入り口だと思います.バッテリは消耗品だし,内蔵バッテリは交換不可.であれば,安い製品で試してみて,製品寿命/バッテリ寿命が来て買い換える際に,改めてRovyVon製等も検討したら良いのでは無いかなと思っています.(…3年ほど前に購入したRovyVon A1xとかA5xは未だに元気な上にメーカー的にも現行製品だし,意外とタフなので壊れる前に買い足してしまって数ばかり増えそうな予感(笑))

残念ポイントとしては,クリップのパーツが付いていないことかな.コレがあれば,キャップのツバの部分に取り付けて簡易ヘッドライトにしたりも出来るので.

そんなわけで,性能面でも機能面でも価格面でも『T95社製充電式EDCライトのS11』はオススメです.地面の下が騒がしい昨今,『いつも持ち運べる小型ライトを』とか,『枕元にちょこんと置ける手頃なライト無いかなぁ』と,探している方は是非検討してみて下さい.

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