携帯性が高く,見た目も秀逸な小型薄型ブロックマンスリー手帳:RHODIA DIARY mini(ロディア ダイアリー ミニ)
年は越してしまったけど,このRHODIAならではでのデザインの手帳は紹介しなければ…と,いうことでご紹介.
15年程前(もうそんなに昔!!)にRHODIAのホチキス止めノートを紹介しましたが,今回紹介するのも同サイズの手帳です.携帯性良し,書き味良し,見た目良しで実用性も高いRHODIAブランドの小型薄型マンスリーブロック手帳です.
購入したのは『RHODIA DIARY mini』.店頭で売られている状態の物を一見すると,透明の袋に入った薄っぺらいホチキスノートのように見えます.
が,袋の上に貼られた大きなシールに『月間』と書かれており,これで区別が出来ます.
フランスメーカーの製品ですが,日本向けはきちんと日本語の祝日表記入り.
2022年のブロックマンスリーで,7.5cm*12cmの40ページ(20枚)であることが示されています.定価は税込みで660円.
手元に定規があればサイズ感を確認して欲しいのですが,500円玉と比べるとこんな感じ.大人であれば片手に収まるサイズです.
見慣れたオレンジの表紙,そしてRHODIAのロゴ.RHODIAのDNAを引き継いでいます.
厚紙のページをめくると このページ.2022年こんにちは.
日本製の手帳では末尾に用意されていることが多い所有者情報を記入するページですが,このダイアリーでは最初にあります.
『拾ったらココに連絡してね』ではなく,『緊急時にはココに連絡してね』となっているので,そういう用途を想定して先頭に持って来ているのかもしれません.例えば倒れている人を救助し,身元確認をしようとしたら財布の中等に免許証か身分証明書が無いかを確認するでしょうから,手帳に一通り書かれていたら手間が省けますよね.血液型等も書かれていたら更に役に立つかもしれない.そして何よりもスマホに電話番号を登録するのが一般的になってしまっているので,『緊急連絡先(電話番号)』はスマホのロックを解除しないと確認出来ない.手帳に書かれてたら,救助者/警察/消防から迅速に連絡が付けられそうですな.
まぁそのようなシチュエーションにならない方が良いけれど,備えはあった方が良いようにも思う.
そして次に見開き1年でイヤープランナー.
上に月,その下に少し大きめの"Priority"と書かれた箱,そして日が下に連なります.日の部分は曜日,通しで何週目か,満月/新月/半月が印刷されています.そして日曜祝日が淡いオレンジで塗られています.
書き忘れてましたが,紙はクリーム色です.そして文字の印刷は真っ黒ではなくグレー系,アクセントに淡いオレンジや濃いオレンジ等が使われていて,目に優しいデザインです.
基本は英語表記なのだけど,祝日は日本語でも併記されています.例えば下の写真のように『NEW YEAR'S DAY 元旦』であるとか.少し残念なのは,限られたスペースに併記されているため,マスがパンパンになっている日があること.例えば『LABOR THANKSGIVING DAY 勤労感謝の日』等,ゴチャゴチャしてしまっていて,濃い色のペンで書いても読みにくいかもです.
次に見開き1ヶ月のブロックマンスリー.月曜始まりで,日曜日の日付はオレンジで印刷されています.
左上に月が書かれており,そして左側は縦に大きくスペースが空けられています.月曜の箱の左側には,何週目かの印刷もアリ.ブロックの中には,1年の中で『何日目』,『残り何日』の数字も小さく印刷されています.
このスタイルは欧米の手帳でよく見るのですが,漫然と(?)日々過ごすのではなく,経過日数と残り日数を意識した上で日々過ごせという感じなのかもしれないですね.日本の多くの会社や学校の場合,年度単位での日数表示の方が良いかもしれないけど.
そういえば先日,『自分があと何日生きられるのかを表示して人生への意欲をかき立てるChrome拡張機能「30k」』という記事がGIGAZINEに掲載され,話題になりました.私も入れて使い始めたのだけど,時間の大切さを実感出来ます.オススメ.
ブロックマンスリーは2021年10月から2023年1月までです.年度末の3月までではありません.
次のページはカレンダーがあり,そしてドット方眼が続きます.
このカレンダーの印刷を見ると,欧米のメーカーの手帳だなぁという気がしますね.簡素で実にシンプルなフォーマットです.なお,このカレンダーには,祝日の印刷がされていないので注意.事故を防ぐためにマイルドライナーなどで祝日を塗っておいた方が良いかも.
RHODIAと言うと,白い紙に紫の方眼線の印象が強いけど,クリーム色にドット方眼も合いますな.
最後までドット方眼.ただしページ数が多くないため,よく使う情報を記入しておいたり,緊急時のメモ程度に考えておいた方が良いかもしれません.綴じ手帳同様,リフィルを交換出来るタイプないために使う際には少し躊躇します.
こんな感じでホチキス止めされています.
栞も無いため,便利に使うためには何かクリップのようなものを挟んでおいたり,ブックダーツを打っておくのが良いかなと思います.
背表紙はこんな感じ.
用紙は90g/m^2なので,ブロックロディアと同じ厚さです.PPC/コピー用紙よりも厚く,一般的な厚紙よりも薄い.『コシがあってしっかりした紙』という感じでしょうか.1年間使い続けるので,用紙の丈夫さ・耐久性は書きやすさと共に非常に重要なポイントです.
まとめ
小型のスケジュール管理用の手帳と言うと,例えばコチラで紹介した名刺サイズの手帳等もあったりします.しかし小型の手帳は,携帯性を得るために犠牲にしている部分が必ずあります.そしてこの犠牲となった部分に対して『もう少し○○が○○だったらなぁ』を改善/満たしていくと,結局はサイズが普通サイズになってしまったり,携帯性も実用性も中途半端なモノになってしまったりします.
そのため,小型手帳を使う場合は割り切りが必要なのですが,ここ10年ほどでスマホやスマホ/クラウドアプリが大幅に進化したため,手帳とスマホを併用することが一般的になり,手帳に求められる事柄も変わってきました.ある意味,小型手帳でも必要十分な時代になって来ました.
目を他の分野に向けると似たようなことは他でも起こっています.例えば昔は大きくて収納力のある立派な長財布が持て囃されましたが,キャッシュレス時代が到来.今ではコンパクトで必要最小限のモノが収まる小さなミニマル財布が流行っています.少し抽象的な書き方になりますが,全体として求められていた機能を複数のツールで割って効率的に分担するだけでなく,組み合わせ技によって求められていた事以上/以外の事も出来るようになっていたりする場合もあります.そして全然他の部分にまで影響を及ぼしている事もあるのは興味深いです…この話はいずれまた.
で,そのような目で見ると,この『RHODIA DIARY mini』は実に良いポイントを突いているように思います.
そもそもで言うと,無理に手帳を持ち歩かなくてもスマホだけでスケジュール管理は何とかなるわけで,一つ目のハードルとして必要なのは『コレを持ち歩きたい』と思わせるデザイン.そういう意味では,このビジカジ/クリエーター向きのデザインを見てみて下さい.とても良い感じですよね.
次に必要なのは(最終的には一番重要になるのだけど)使い勝手.いくら『持っていてワクワクする』ものでも,実用的で無ければただのアクセサリーです.その点もこの手帳は良い感じで,必要最小限の管理が出来る程度の筆記エリアがあり,そして書き込む際に端から見ていて『無理して小さい所に書いている』のように見えないのが良いです.そうそう,人前で仕事をする場合,『他人の目からどのように見えるか』もかなり重要です.
例えば(仕事に関連した作業をしていても)スマホをいじっていると,遊んでいるように見られることが多いと聞きます.要は,プライベートとの境目が無いツールと見られがちということです.そんなとき,人前では手帳やノートにサラサラっとメモしておき,後でスマホやPCで入力し直すと,変な誤解を生まない/カドが立ちません.かと言って,それ用にゴツイスケジュール帳を持ち歩くのは本末転倒なので…というときには,この手帳の携帯性と手軽さが光るわけです.更にはオレンジの表紙を見れば分かる人には分かるし,『お,何ソレ?』と食い付いてきた人には話の切っ掛けになるし,文具教の入信のお誘いにもなるしねw.
と,いうことで,見栄えが良く,そして携帯していて苦にならないスケジュール管理用手帳を探している人に対しては,『RHODIA DIARY mini』オススメです.この手帳,例年であればこの時期売り切れているのですが,今年はAmazonにもまだ残っている(それも定価で!!)ようですので,『おっ』と,思った方は確認してみてください.
そしてこの手帳を常用していて問題になりそうなのは,メモページが少ないこと.その点に関しては次のエントリーにて解決策を紹介します.
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