2025年4月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

AdSense


AdSense


SNS

  • SNS

« USB-Cにも接続出来るUSB-C/microUSB/Lightning*2の4端子充電ケーブル | トップページ | mini5/micro5再び:ASHFORDの月刊ダイアリーと『メモリーフ 無地 小口 ローズゴールド』 »

2020年6月30日 (火)

水性ボールペンの傑作のノック版:Vコーン ノック

水性ペンの金字塔と言っても良いと思うのだけど,『Vコーン』.『昔,ブログにちょっと書いたことあったよな~』と,思って調べてみたら12年も前でした.で,書いた記事はコレです.読み返すと色々と思うこともあるけど,まぁヨシとしよう.

さて,この『Vコーン』が凄いのは,

  • とにかく軽く書け,筆圧が低くてもスルスルと書ける
  • 書き出しや,速く書いたときでもインクが出なくてカスレることが無い
  • 直液式でインク残量がよく見える
  • 最後まで詰まらずに書ける

等の特徴の数々.

吸引式の万年筆が好きな人であれば,この直液式の軸のインクタンクを見るだけで一目惚れして箱買いし,そして書き味の滑らかさに感動することでしょう.JETSTREAMがヌラヌラなら,Vコーンはスルスル.ホント,素晴らしい書き味です.

で,私も箱買いして常用していたのですが,ボールペンなのにキャップ式というのが利便性を若干損ねている感じがし,次第に一軍選手ではなくなってしまいました(今のエースはコチラで紹介したPILOTの『キャップレス』).バリバリと書き続けるときには問題無いのですが,初動でワンテンポ遅れるのと,持ち運びのときにキャップがきちんと固定出来ていなくて鞄の中でエライことに…というのが特に大きな原因.ただ,たまに今も『Vコーン』を手に取って書くときがあるのですが,10年以上前に買ったペンなのに乾燥もせずに未だにスルスル書ける耐久性と使い勝手は流石だなと思います.

こんな素晴らしいVコーン,ノック式になったらなぁなんて昔は思っていたのですが,10年越しの願いが届いたのか,『Vコーン ノック』の登場です.名前がそのまんまな点は,実に潔いです.これは試さなければ!と,いうことで早速行ってみました.

001_20200630194701

の3色ラインナップで,それぞれ0.5mmと0.7mmの2種類,合計6バリエーションがあります.

私は『青派』なので黒は購入せず,青と赤だけ購入.線の太さも見たかった(『Vコーン』は0.5mmのみだった)ので,0.5mmと0.7mmのどちらも購入しました.

さて,それではまず赤から見てみましょうか.

早速『おっ』と,思ったのは,ボール径の太さによって軸を変えている点.ボール径の数字の印刷だけでなく,0.5mmは半透明,0.7mmは不透明の赤軸になっています.芸が細かいなぁ(^^

004_20200630194701

グリップのラバー部分等は同じで,単純に軸の透明度のみ異なっています.

003_20200630194701

そして青も同じ.0.5mmの方が半透明.あと,『Vコーン』『V』のロゴが軸の中央に輝きます.カコイイ.

006_20200630194701

では復習がてら,オリジナルの『Vコーン』を見てみましょう.

007_20200630194601

『PILOT V CORN<直液式・水性>』の印刷.

008_20200630194601

ペン先はフィンの付いた部分の長さが結構あり,フローを調整します(出過ぎを防ぐバッファ).

009_20200630194601

このように軸を傾けると,中の水性インクがチャポチャポと移動するのが見えます.

結構な容量入っていますので,長く書けます.そして残量もよく見えますので,不意にインク切れになったりしない安心感もあります.

なお,軸は外殻と内殻の二重構造で,結構な圧力や衝撃が加わった際に,破損してインクが漏れ出ることを防いでいます.私もかなりラフに使っていたけど,破損やインク漏れの事故は今まで一度もありません.ただ,キャップと一体成形されているプラ製のクリップは脆く,モゲたり折れたりしたことが頻繁にありました.

010_20200630194601

さて,それでは今回主役の『Vコーン ノック』に戻りましょう.こちらは青の0.5mmです.

011_20200630194601

クリップはイマドキな感じで金属製.前述した通り,Vコーンのクリップは結構折れたりモゲたりしやすいです.デザイン的にオーソドックスになってしまったけど,携帯することを考えると,この構造になったことは大歓迎.

012_20200630194601

そして長時間筆記の際にも滑らない・疲れないよう,軸の持つ部分にはラバーが付いています.そして先端のパーツもプラ製.そしてこのパーツのみ,ボール径に関わらず半透明.金属製の安っぽいギラギラ感が嫌いな私にとっては,ストライクゾーンど真ん中です.

013_20200630194601

カチッとノックするとペン先が出ます(当たり前!!(^^;)

014_20200630194601

0.5mmと0.7mmを並べて比べてみても,ペン先を見るだけでは区別が付かないですね.

やはりパッと見で区別を付けるためにも,インク色は軸の色であり,そして軸が半透明なのはボール径が0.5mmになっているというのは地味にありがたいかも.

015_20200630194601

で,ノック式になったらリフィルが交換式に.やはり,流石に直液式のノック式は諸々の制約があって難しかったのかな.

016_20200630194601

リフィルだけ見ると,ごく普通のボールペンのように見えてしまいますな.

017_20200630194601

ペンは書いてナンボです.早速書き比べてみました.

で,書いてみたら『Vコーン』というのがよく分かりました.ササッと書いてもカスレないし,インクはクッキリ綺麗に発色するし,そしてスルスルと書ける.

しかし正直言って,直液式の書き味と同じかと言われると『否』です.筆記時に,少し『ボールの存在感』を感る感じがしないでもない感じです.なので,Vコーンを知る人が,『あの感じのままノック式になったのかな』と思って使うと少し不満を感じるかも.だけど,それでも『Vコーンらしい』水性ペンのスルスル感はきちんとありますので,JETSTREAMしか知らない人が使ったら,ちょっと驚くと思う.

あと,2種類のボール径を使ってみて感じた所を書くと,0.5mmはスルスル感がある.そしてインクの発色が良くてやや線が細いこともあり,『ビシッ』(『カリッ』ではない)と書ける感じ.その一方で,0.7mmはインクフローが良すぎてちょっと滲み気味.そしてインクが乾き切る前に手で擦ってしまって…という事故もそれなりにありました.

大きな紙にダイナミックに書く場合は0.7mmで.ノート等にバリバリ書くときは0.5mmでというのがお勧めかな.

018_20200630194601

まとめ

と,いうことで,『昔の彼女に久しぶりに会ったら今風のファッションで垢抜けていて,昔はちょっと地味だけど穏やかな可愛らしい系だったのに,今はクール美人な感じでバリバリ仕事もこなしそう』みたいなイメチェンをしていたとでも申しましょうか(笑)

JETSTREAMの空前かつ終わる気配の無い大ヒットにより,巷でボールペンと言えばJETSTREAMという感じです.その一方で,ゲルインクや油性ボールペンを使ったことがない人は居ないと思うけど,水性ボールペンを使ったことが無い人がかなり増えて来た印象があります.なので,『使ったことが無い』ないしは,『知らない.何ソレ?』という人には是非,『Vコーン』や『Vコーン ノック』を試して欲しい.

『カスれるかも』という心配無しでダイナミックにペン先を走らせ,軽い筆圧でずっと書き続けられる心地よさ・爽快感を体験してみて下さい.水性インクなので欠点もあるけど,『バリバリと書き物をする』ときには,これ程頼りになる相棒はいません.

と,いうことで,普段使いでの使い勝手が向上した水性ボールペンの『Vコーン ノック』,オススメです.

« USB-Cにも接続出来るUSB-C/microUSB/Lightning*2の4端子充電ケーブル | トップページ | mini5/micro5再び:ASHFORDの月刊ダイアリーと『メモリーフ 無地 小口 ローズゴールド』 »

文房具」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« USB-Cにも接続出来るUSB-C/microUSB/Lightning*2の4端子充電ケーブル | トップページ | mini5/micro5再び:ASHFORDの月刊ダイアリーと『メモリーフ 無地 小口 ローズゴールド』 »