トラベラーズファクトリー 京都がオープンした件
僕たちが愛してやまない『トラベラーズノート』.その『トラベラーズノートと仲間たち』の世界を深く追求するための基地として作られたのが『トラベラーズファクトリー』.
オンラインショップの方のお世話になっている人が多いと思いますが,リアル店舗もあり,中目黒,東京駅,成田空港の3店舗展開でした.東京駅の地下街にある『トラベラーズファクトリー ステーション』は出張で東京駅経由になるときは必ず巡礼するし,成田空港の『トラベラーズファクトリー エアポート』も,仕事で行った際に立ち寄りました.聖地の中目黒へも何とか行かねばと,思っていたら,『トラベラーズファクトリー 京都』がオープンするとのこと.それも今日.6月11日.
そんなわけで,仕事の帰りに寄ってみました.
トラベラーズファクトリー京都の場所はコチラ『新風館』.
元々は1926年に竣工された京都中央電話局の建物を再開発し,商業施設としたもの.外観がモダンで中に入るとガラリと雰囲気が変わって…という施設でした.所在地は『京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町586-2外』.上ルとか下ルとか京都らしいw.京都市内で最も元気がある(と,私が思っている)烏丸御池にあります.
京都をよく知らない人でも,祇園とか河原町四条とかいう地名は聞いたことがあると思うけど,その近くです.『床』のお店が立ち並ぶ&天気が良い日はカップルが等間隔で並ぶのが見られる鴨川の四条の橋から歩いても15分くらい.
新風館の辺りは最近あまり来なかったので気付いていなかったのだけど,再開発してたんですね.前に来たときは…ビレバンとかアウトドアショップとかレストランとか入っていたような気がする.いや~懐かしい.
で,新風館の前を見たらスタッフの方々が入ろうとした人を制止しており,『整理券がー』とかおっしゃってます.ふと見ると,コロナ対策として密を防ぐために入れ替え制になっているよう.更には,整理券が既に相当数発券済で,現在配っている整理券は5時間後の分とのこと.ひょえー.
と,いうことで,『お,トラベラーズファクトリー京都が出来たかー』と,週末にフラッと行こうとしたらエライ目に遭うかもしれないので,行くなら早い時間が吉です.
雨は結構激しいし,1時間くらいなら並んで待つけど5時間は….仕事の後で重い荷物抱えて結構歩いたせいもあり,クタクタ.心が折れそうになりました.が,(中略)多謝.
以前とはガラリと変わっています.Aceホテルも入ったんですね.興味あるなぁ.
伊丹空港のリニューアル後は『え?伊丹じゃないみたい』な変わりようでしたが,新風館もガラリと変わりましたね.
中庭もこんな感じに.
開店日のためか,店員さんが多め.また,マスク着用で色々と感染予防策を講じておられます.お疲れさまです.
そして入店後にまず目に入るのは,定番商品ではないトラベラーズファクトリーのリフィルなど.京都店限定プロダクトなどもこちらのコーナーに並んでいます.
そしてその横には先日発売になった缶モノが山積みに.アレコレ自分に言い聞かせて物欲を抑えていたのですが,現物を見て&触ってしまって物欲ダムが決壊.今回の新しいプロクトも実に良いモノです.
後ほど,今回の戦利品を少し紹介します.
で,店員さんに聞いてみたら店内撮影可.とは言われても,他のお客さんが映らないように…と,いつもはフレーミングとタイミングに気を遣う感じでいましたが,最近はみんなマスクしてるのであまり気にしなくて良いかも.
店内は『見られる』『目を楽しませる』ことを意識したデザインとレイアウトで,そこに居るだけでワクワクするし,陳列されている製品を眺めているだけで欲しくなり,それを使うために旅行に行きたくなります.ほんと,ある意味危ないパワースポットです(笑)
店の奥の方にトラベラーズファクトリー定番のスタンプコーナーがあるのですが,その奥にはこのようなちょっとしたギャラリーが.眼福,眼福.
それと私が個人的に特に好きなのは,このような標本図的な展示方法.
このようなセットを,2分割出来るスーツケースのようなケースに入れて販売してくれないかなぁ.蓋を外して壁に飾るも良し,中身を取り出して普通に使うも良しという感じで.
こういったレトロなモノの陳列も好き.このような雰囲気も含め,『トラベラーズノート』であって『トラベラーズファクトリー』の魅力なんですよね.
レジ前のコーナーには,ビクトリノックスのナイフとかカード型のマルチツール,真鍮軸の万年筆(しゅき)やインクカートリッジ入れ(大しゅき)などが置かれています.
こちらの棚は定番商品が中心ですが….
試筆・試用も出来るようになっています.珍しいかも.…ん?
同士よ!!
ほんと,マスク暑い.京都の夏が本格化したらこんなものではないので,今から不安だ….
あと,下世話な話ですが,このような客がフィードバック出来る媒体を見ると,お店の客層とかユーザのセンスが分かりますよね.学校近くの文房具屋の落書き場所と化した紙や,百貨店の永遠と『永』が書き続けられている試筆場所とは一線を画したセンスです.
と,そんな感じでお店を後にしました.
まだまだ店内を見足りませんので,日を改めてまた来ます!!
と,いうことで,恒例のスタンプ.その1.
でかいスタンプもあました.
もし帆布に印刷されたポスターがあれば,欲しくなるデザイン&内容.
で,店内に入るまでの綿密なシミュレーションと買い物リストを全くもって無視することになり,心の衝動の赴くままにアレコレカゴに入れていたような気がします.仕事の重い荷物を背負ってなければ,もっとガッツリ行ってたかも.素敵空間過ぎて,リミッターがぶっ壊れるところでした.危ない,危ない(笑)
ちょっと写真のホワイトバランスが…ですが,今回購入したものはこんな感じ.
オープン記念ノベルティであるオリジナルコットンバッグも頂きました.ありがとうございます.
で,京都店限定商品その1.抹茶キャンディ.中目黒のキャンディ工場で宇治抹茶を使用して作っているとのこと.
ちなみに大阪のオバちゃんは,何故かいつも飴を携帯しており,なにかあると『飴ちゃん食べるか?』と,くれるのがデフォ.都市伝説かと思っていたら,実際に何度か遭遇しました.
京都エディションのブラスタグ2種.
富士山のタグをメインで…と,思っていたけど,京都にしようかな.何気に出身地vs現住所のアイデンティティのせめぎ合いで悩ましい.
京都限定リフィルは3種類あるのだけど,全部レギュラーサイズ.パスポートサイズも是非出して欲しい!!(熱望)
で,今回はMD用紙クリームを使用した『アイコン』はスルーして,緑茶の茶殻を和紙に漉き込んだリフィルの『茶葉漉込紙』と奉書紙の風合いを目指した万年筆と相性の良い『奉書風合紙』を購入.
それと缶好きの血が騒いでしまったので,スチール製の物入れを2種.
これらは公式ショップでも購入できます.
東洋スチール製の『TRAVELER'S TOOL BOX』としては4種類出ましたが,そのうちの一番小さなサイズのものがコチラ.『TF TOYO トランク型ツールボックス T-152 無垢』です.
表面がまだら模様なのは,製造時の溶剤?が取れていないからでしょう.後で磨くことにします.ベタッとはしていないので,このままでも使えます.
このようにカパッと蓋が開きます.
大きさはパスポートサイズのリフィルがちょうど入る大きさで,深さは浅め.なのでリフィル1~2冊とペンを入れたらいっぱいという感じです.でもそのサイズ感が良いです.
長さはフリクションノックがちょうど縦に入りますが,多色ボールペンは斜めにしないと入らないでしょう.
そしてこちらが『TF TOYO COBAKO Y-17 無垢』.
発売になったとき,公式ページでマステを収納しているサンプル写真を見て,『ちょっと私の使い方がイメージできないなぁ.今回はスルーで』と,自分を納得させていたのですが,実物を見たら抑えられない衝動に襲われました.
塗装されていないスチールの放つ鈍い輝きと質感,そして金属製の『TOOL BOX』と言えばすぐに連想されるその『山形工具箱』という形状.そしてこのサイズ感.それも,一つ一つのパーツがただの飾りとして着いているのではなく,本来の機能を果たすためにそこに配置されています.例えば上部の手提げ用のワイヤー,サイドのロック.全部きちんと動きます.やばいです(興奮)
ロックを外して蓋を開けるとこんな感じです.無骨です.でもそれが良い.
大きさ的にはパスポートサイズのリフィルも入りません.
ペン,工具等の細長系であれば入るので,ペンケース/道具箱的に使う感じでしょうか.
サイズがちっこくて可愛らしい一方,無垢のスチールの持つ無骨な存在感もあります.机の上に置いておくと,何とも言えない素晴らしい空間になりそうです.
ちなみに無印の『スチール工具箱』のうちで一番小さなタイプと大きさ比較するとこんな感じ.一回り小さいです.
まとめ
と,いうことで,文房具/旅行/ガジェット好きの人にとって魅力的なショップがまた一つ京都に誕生しました.京都駅から微妙に距離があるのもワタシ的には高評価.例えば京都に旅行に来て,京都駅周辺を回って帰る…なんてのは京都旅行としては認めません!!.京都駅から地下鉄に乗り,烏丸御池駅で降りればすぐですしね.
でもオススメは,京都駅からであれば四条駅で降り,そのまま東に鴨川の方にフラフラと歩き,途中でピピッと来た通りに入って北上し,錦商店街で買い食いしたりしながらユッタリとお店を目指すコースですかね.歴史好きなら,坂本龍馬・中岡慎太郎遭難の地等,坂本龍馬や海援隊,お龍さんの史跡が(少々蛇行が必要だけど)通り道にあるので見て回るのもアリかと.
四条の辺りも再開発が進み,昔好きだった店が結構無くなっちゃったけど(例えば最近で言うと,ココとかそのビルの地下の模型屋とか,四条のジュンク堂とか),古いものがそのままの形で永遠に残るのではなく,土地は変わらないけど中身が変わり,街自身がどんどん新しくなっているのだなという感じがした.あ~.また時間とかを一切気にせず,京都市内をあてもなくフラフラしたいー.
あと,やはりCOVID-19は早く収束ないしは治療法が確立して欲しいですなぁ.京都の夏の風物詩の『祇園祭』は,疫病退散を祈願した祭りだったけど,今年は山鉾巡行が中止になりました.残念.
あと,トラベラーズファクトリープロダクトとして,センスの良いコンパスのストラップかキーホルダーを出してほしいな.実用性があるけどレトロなデザインで小型のものを希望.トラベルに必要なものと言えば,やはり地図と方位磁石ですよ.スマホのmapアプリやナビでも良いけど,やはりそれでは味がないじゃないですか.なので,アクセサリーとしても持てそうなコンパスがあると嬉しいなぁ.出来たら周りは真鍮製で(熱望)
京都は,東西南北に走る通りと筋が交差している碁盤の目のような街なので,慣れない旅行者がコンパスを持つと役立つ筈…は,苦しいか(笑)
それと冒頭にも書きましたが,新風館は整理券を使用した入場制限を6月14日まで行うそうです.『今週末でにも行こう!』と,計画されていた方は,すんなり入店できない可能性があるのでご注意を.
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