リフィルを入れ替え可能になったロルバーンを情報管理の母艦にする(2):Rollbahn FLEXIBLE(ロルバーン フレキシブル)
前回,ロールバーン,もとい,ロルバーン フレキシブルについて紹介しましたが,今回はちょっと工夫した使い方について紹介してみようと思います.
まず取り出しましたるは,カンミ堂のテンミニッツ.大きさは下の写真のような感じで,1日のスケジュール管理のために便利なツールです.昔,本ブログでも紹介しました.
先の自分で書いたエントリーを改めて読んでみたら,もう10年前です.色々と隔世の感があります.
で,写真の手帳はハードカバーのタイプなのですが,どうも廃番っぽいですね.店頭ではまだ見かけるような気がしますが.そしてメーカーの公式を見ると,ノートタイプの現行商品は『チェリー』と『リッチブラック』の2種類のみになっているようです.凄く便利なので,もっと流行って欲しいなぁ.
ハードカバータイプは文字通り表紙が固くなっています.持ち運び時に鞄の中で他の荷物と戦っても負けにくいし,立って使用してもへナッとしないので使い易いです.
表紙を開けるとこんな感じ.左側に1日のタイムラインがあり,右側にストックされた付箋に予定を書いて貼って行きます.また,観音開きの所には,長期的なToDo等を書いた付箋を貼るスペースがあります.
で,今回主に使うのは付箋のみ.そのため,テンミニッツ用のふせんリフィルを用意するだけでも良いです.
普通の付箋でも良いのですが,サイズが3種類あり,そして色も各2種類あるのがポイントです.
前回紹介した『インデックスシート』に,縦を1日のタイムラインに見立てて貼って行くとこんな感じになります.細いのが30分,中間のが60分,太いのが120分の予定用の付箋です.
で,テンミニッツのタイムラインのシールを『下敷き』 に貼り,付箋を貼っていくとこんな感じに.
写真の下敷きはLですが,A5でもテンミニッツの付箋を2列貼れます.左側を予定,右側をToDoに使うなんてことが出来ます.
そしてこちらはグリーティングライフの『カスタムスティックス月間プロジェクトふせん』.
あ,表紙が勝手に開かないようにマステは自分で貼りました.
中身はというと,ガントチャートが書けるマンスリーの付箋です.
こんなフォーマットの付箋が15枚入っています.
で,これを『下敷き』の裏面にペタ.
これで1ヶ月を俯瞰する月間タスク管理が可能に.
付箋の糊はこの位置まで塗られていますので,簡単に剥がれ落ちることはありません.
左端にプロジェクトを書く欄があり,右には1から…
31までの数字が印刷されています.
そのため,普通にマンスリーのガントチャートが書けます.そして縦書きで書けば,予定表として使うのも…限定的には可.
ノートを開くとこんな感じ.貼る向きはお好みに合わせて :-)
このようなスタイルで使うとしたら,横型ではなく縦型の方が使い易いですな.
そしてフレキシブルにはポケットにがあるので,そこにリフィルを入れておくことも可能.ただし凸凹してしまうので,ポケットに入れたまま筆記するのは推奨できません.
あと,当然ではあるけど,メモをマステで貼って使う方法もあります.
何気にこのよな用途に使うのであれば,『下敷』は黒じゃない方が良かったかなぁ…なんて気も.ただ,コレはコレで格好良いし(強がり).
で,右上に日付,左に『スケジュール』,右側は『ToDo(急)』,『ToDo』と言った具合に3つにマステでエリア分割してみたのが下の写真.
朝にスケジュール帳やマンスリーを見て1日のスケジュールを貼り,前日からの繰り越しも含めて当日行うToDoを整理し,貼った直後の段階でスマホで写真を撮り,出来たToDoを剥がして行って,帰宅前にもう一度写真を撮ればその日1日の活動が手軽に記録に残せる.
『ToDo(急)』と『ToDo』ではなく,『ToDo』と『ToDo(済)』にすれば,1日の途中でのToDoの追加等にも対応出来るし,付箋を剥がさずにバレットジャーナルのようにステータスをマークして行くのも良いかもしれない.使い方は工夫次第.
しかし…うーん…普通のマステを貼るのは不格好ですな….え?字の方が汚くて気になるって?ほっといて下さい(笑)
そこで用意したのは,ワールドクラフトの4mm幅のマステ.
シルバーとゴールドです.まぁ色はお好みで.
シルバーは…ちょっと違う.
と,いうことで,ゴールドでエリア分け.
下敷きを一番最初のページに持ってくれば,リフターがその保護用に使えて便利です.こうすれば付箋が剥がれて落ちることはありませんし,リフターをめくらなくても内容が透けて見えます.良い感じ.
ただ,前にも書いたとおり,この用途には黒より白い背景の方が合いそうなので,例えば『インデックスのホワイト』の方が良かったかもなんていう気もしています.インデックスは3枚入っているので,更に工夫の幅も広がりそう.
他のノートで使ってみる
で,この技って,別にフレキシブルに限らず,ダブルリングノートであれば使い回し出来るジャンって思うじゃないですか.それもロルバーンの下敷きやインデックスをそのまま流用して.
と,いうことで,テスト.
まずはtrystramsのnotebook.STATIONERY HACKS! という書籍とのコラボノートで,通称『ハック!ノート』.これも10年ものかなぁ.今はもう入手出来ないと思う.
このノートの秀逸な所は,フラップ状になった『IDEA BOARD』に付箋を貼って…詳しくは,こちら(手帳|PLUS DIARY)の涙が出る程素晴らしいレビューをご覧下さい.
で,このノートを引っ張り出してきた理由は,リング径が細めだから.
ロルバーンのインデックスを挟もうとすると,以下のような感じになります.ピッチが同じため一応固定は出来ますが,サイズが合わないので端のパーツが引っかかります.
次は,現在も鬼のようにアクセスされているこちらのポストで紹介したリヒトラブのツイストリングノート.
一見普通に固定出来たように見えますが….
(高さが違うのはLサイズの下敷きをA5サイズのバインダーにはめたから)
こんな感じで浮いています.リング径が穴ギリギリなのと,リングに挟まれたプラパーツが引っかかり気味でうまく回りません.うーむ.
この端の両側部分を削れば,結構使えそうなのですけどね.
まとめ
日々の管理は基本的に『ヒト/モノ』,『カネ』,『時間』の3軸です.そして何気に時間の管理が一番大変で,日常的に振り回されることが多いでしょう.そしてそれを如何に制御するかの時間術は百花繚乱で,実に様々な手法があります.しかし兎に角一番大切なのは,『やることを書き出す』事.そしてそれをアナログ的にやるとより効率が上がることが,経験的に知られています.
時間は連続的なものであり,この目の前の1時間が積み重なって1日にになり,そして1日が積み重なって1ヶ月に.そして1ヶ月が積み重なって1年になるわけです.逆にタスクから考えると,例えば1ヶ月の予定から1日の予定に落とし込んで,そして更に『この1時間にコレをする』のtodoにまで落とし込んだりも出来る.今回のエントリで行った工夫のキモは,その行き来を1枚のボードの上で付箋を使ってやるということです.そしてリフィル交換可能なノートと一体化したセットでほぼ完結.
ただ,このアナログツールは記録に残すのが苦手な場合が側面があります.付箋をはがしたら情報が残らないですからね.で,そこはスマホで写真を撮ることでカバー.日付のタグなりファイル名を付けて保存しておけば,日々の活動ログに代えます.
と,いうことで,板が1枚あり,そして半透明の板がその前にもう1枚あれば,『こんなに便利な使い方が出来る』という活用法の紹介でした.
プラ板2枚(半透明のリフター的な物1枚,付箋を貼り込むボード1枚),それと付箋で出来ますので,是非バインダー用の汎用品をどこかのメーカーが出してくれないかなぁと願っています.結構近い製品はあるんだけどな….「バインダーに挟むだけで使える『PDCAボード』」とか,今風の名前を付けてガイドブックをバンドルして売ったら結構売れると思うんだけどなぁ.能率協会さんかリヒトラブさん,どうでしょう?(懇願)
と,いうことで,現状で一通り揃った物としてのチョイスとして,ロルバーン フレキシブル,オススメです.
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