バーチカル・方眼好きのための小型手帳版『NOLTY ライツメモ小型版』&本体を加工せずに能率手帳にゴムバンドを簡単に付ける方法
NOLTYですが,廃番になる製品もあれば,新製品としてデビューする物もあり….
バーチカルで小型な手帳で興味深いものはなかろうか…と,店頭で探索していたときに見付けて購入.『ライツメモ 小型版』です.
グレー(1181)とダークネイビー(1180)の2色展開ですが,私が見た店ではダークネイビーが品切れだったのでグレーを購入.別の店でダークネイビーの在庫を見かけたのだけど…こちらの方が良かったかも…と,少し思い始めた私がいます(笑)
『新デザイン!』『新製品』とキャッチーなキーワード.文房具フリークとしてはキャッチされるしかありません(笑)
あと,『週間方眼メモ』という聞き慣れないキーワードもあります.
『小型版』なので,手のひらサイズで小さいです.そして定価は950円.
表紙はザラッとした鰐皮ちっくな加工がされており,『NOLTY』と刻印されています.
この色合いと肌触りは好き嫌いが両極端に分かれるかも.私は…まぁ許せるかなという感じ.普通の手帳としては少々違和感有りですが,鞄の中に入れた際には,他の荷物と混ざっても見付けやすいというメリットはありそうです.
見慣れた『NOLTY』とは何の略語かの説明が書かれた帯.岡田准一をキャラクターにしてブランドイメージの刷新を図ってから,気が付くと5年が経っていたということに衝撃.
では中身を見て行きましょう.
まずはカレンダー.
イヤープランナー.
そして月曜始まりのブロックマンスリーが続きます.
一覧性の面から見て,やはりブロックマンスリーは便利ですよね.
左端のブロックは横罫で一列のスペースがあります.
そしてここに項目を書けば,ウイークリー/マンスリーのガントチャートに使えそうな感じが.あと,定型の記録事も『この数字はこの行に書く』みたいな使い方をしても良いかもですね.例えば日々の睡眠時間,勤務時間,トレーニングの有無,体重等々.
右下はカレンダーと余白.その月に行いたいこと,達成できたことを書くと良いかも.
マンスリーブロックは,2018年12月から2020年の3月まで.
そしてメインコンテンツの『週間方眼メモ』がコレ.
印刷が薄くて見えにくいのですが,カレンダーと日付の入った箱以下は全面方眼です.
左上にカレンダー,そして横一列に日付の箱が並びます.そしてそれらの下には『Notes』としてメモ欄.
各ページの角にはミシン目が入っています.記入後に破けば,サッと最新のページを開けるようになっています.そのためか,栞は無し.
ウイークリーは2019年12月31が含まれている週まで.
そして全面方眼ノート.
地下鉄路線図が続き….
使う機会が少ないけど手帳に入っていることが多い年齢早見表が来ます.
そして持ち主情報,家族情報を書くページ(落としたときのことを考えて,ご利用は慎重に).
大きさは『小型版』なので文字通り小さいです.
隣の青い手帳はweeks MEGAの2019年版.
厚さもこんな感じ.
そのため,ワイシャツのポケットにもスッポリ入ります.
手帳は普段から持ち歩き,何かあったらそこに書くというのが鉄則(ポケット一つの原則)なので,携帯性が高いというのは利点です.
そういう言う意味ではmini5のサイズが絶妙だったんだけどな….
カバーにはペンホルダが付いてます.使わない場合は畳んでおけばOKで,厚みが殆ど無いため,筆記の邪魔になりにくいのが良いですね.
そしてNOLTYのカバーに差し込まれる形で,別冊のメモ用手帳として付いてくるのがこのノート.しかしよく見るまでもなく,見慣れた普通のNOLTY別冊ノートの横罫タイプとは異なります.
『3.5mm Squared Note』.方眼ノートです\(^o^)/
方眼です(ハァハァ)
別冊のこのノート単体でも存在価値があります.
小さく,薄く,そそして方眼(ハァハァ)
別売りで『小型版補充ノート 方眼』として売られています.
Amazonならココやココ.何気に既に争奪戦が始まって品薄になりかかっているような気がしますが,私は当面のストックとして2セット購入.
『手帳にはさんで どんどん書ける 方眼ノート』
30ページの3冊入りで,定価350円也.1冊約120円.大きさは124mm*77mm.普通のノートとしては,かなりコスパが良くありません.しかしこの大きさ・薄さの方眼ノートであることに意味があるのです.
用途的に似たような製品としては,Moleskineのカイエ方眼ノートポケットがあります.しかしあちらはサイズが140mm*90mmで,1冊80ページのノートが3冊セットで1,080円.二回りほど大きくて厚いです.
NOLTYの補充ノートですが,年末年始は店頭在庫があるなと安心していても,ふと気が付くと無くなっている&オーダーしようと思っても在庫切れというパターンが多いので,気になる方は早めに調達を.Amazonならココやココです(既に数週間待ちになっている所も).
本体を加工せずに手帳にゴムバンドを付ける方法
この手の小さな手帳,もしくは厚さが薄くてバンドが付いていない手帳って,鞄に入れておくと別の荷物とケンカして気が付くとベコベコのボコボコのクシャクシャになっていることってありますよね.そこまで酷くなくても,数ページ意図せずに折り目が入ったり破れたりとか.
これを防ぐために書籍用のバンドを付けるのは大袈裟ですし,Moleskineやダイスキンのようにゴムバンドがあれば…と,思ってしまいますよね.そして人によっては表紙にハトメで穴を開けてゴムバンドを後付けたりされています.しかし多くの人にとっては,出来るだけ本体は加工したくない筈.
そんなことを考えている方に朗報です.本体を加工せず,それでいて綺麗にNOLTYの『小型版』にバンドを付けることが出来るんです.更には使い勝手も良好.
twitterで画像を見かけ,即,Amazonでクリックしました.『ダイゴー ハンディピック ブックバンドルーラー S』です.『小型版』にはSサイズがピッタリです.
おそらく過去に,文房具屋で見かけたことが何度かあると思います.しかし,この状態で見ても,その機能は想像出来ないですよね.
本体はこんな感じ.スケールが印刷された透明のプラ製の板にゴムバンドが付いているだけです.ホント,それだけです.でもそれがこんな便利な使い方の出来る製品だったなんて….
ゴムバンドはハトメで止められています.
スケールは5mm方眼と11cmまでの物差し.普通に挿しておけば下敷きとしても使えるかな.
使い方ですが,NOLTYの末尾のポケット(補充ノートが入っている所)を開きまして….
こんな感じにプラ板の所を挟み….
手帳を閉じます.
ええ,いいんです.プラ板はポケットに固定されていない状態でも良いんです.挟むだけでいいんです.
で,輪っかになっているゴムバンドで手帳をこのようにクルッと巻くと完成.
たったこれだけです.そしてこれだけで,鞄の中で手帳が勝手に開いて他の荷物とケンカして中身がクシャクシャになる悪夢とはおさらばです.
使い方を考えてみる
また追々紹介していこうと思っていますが,最近は『時間』を軸にスケジュールを管理するのではなく,『プロジェクト』から時間スケジュールにタスクを落とし込んでいくタイプの手帳が流行です.
『長期的な仕事を完遂させるために,今日のこの空き時間はこの作業のために押さえる』といったことをする手帳とでも言いましょうか.
従来はToDoリストを管理して作業を進めていくのが一般的でしたが,ガントチャート的な日を跨がった横線と,1日1日の時間を管理するためのバーチカルの縦線をクロスさせたような手帳が多く見られるようになって来ました.個人的には『タテヨコ管理手帳』と読んでいるのですが,広く普及した手帳としては,yPadが嚆矢だったような気もします.
ただ,小型の手帳ではそういった物は少ないので, ライツメモで自作リフィルモドキをやってみましょう.フリーフォーマット/方眼タイプだと,こういった試行錯誤がやりやすくて良いですね.
下の写真がその試してみた例.
まずは日付の箱の縦線を伸ばして分割します.そして日付の箱はToDo等を書くとして,その下にガントチャートに使用出来る横軸を(とりあえず)3行,日付を横断して横に線を引きます.そしてその下にははバーチカルにスケジュール管理出来るように時刻を打っていきます.丁度上手い具合に,0~23まで適度な密度で書けました.これで24時間管理が可能.
ガントチャート用の所に,『この日までには○をする』『この日は△をする』というのを計画時に書いておきます.そしてバーチカルエリアには,打ち合わせ等のスケジュールが適時入って来ますが,その隙間時間を見つつ,『ガントチャートに書かれていた△という作業を○時から○時までに行う』のような感じで自分で自分のスケジュールを押さえるわけです.
少しシミュレーションしてみましたが,線を引き,時刻の文字を書くのがシンドイっす.やはりテンプレートって偉大ですね.日本能率協会さん,作ってくれないかな….最少ロットいくつなんだろう.
ちなみに実際にこのように使うとしたら,線と時刻の文字は細いシャーペンで引いて/書いておき,スケジュール等はフリクションで書くのが良さそうです.そうすれば,スケジュールの修正時に線まで消してしまうことはありません.
プラモデルの塗装で例えると,まずはアクリル系塗料で塗装し,その上から墨入れする際にはエナメル系塗料で行い,エナメル系の溶剤で拭いてもアクリル系で塗装した層は消えない…みたいな感じでしょうかね(余計に分かりにくい(^^;)
まとめ
定番商品に関しては頑なにフォーマットを変えずに長期間販売し続けている日本能率協会ですが,その一方で,バッサリとディスコンにする手帳やリフィルもあります.mini5ラインを全廃にされたときは本当に,本当に辛かったなぁ….
ただ,不人気(?)商品を無くすのと同時に,新しいチャレンジも結構しているなと感じます.例えば今回紹介したような斬新な手帳は,普通の会社だと季節商品ということもあり,『そんな不良在庫を大量に抱えるリスクの高い物は出せない』とか言われて企画段階で潰されるんじゃないかなと思う.そういう意味では,日本能率協会さんって名前のイメージからは形式張った古くさい感じがしますが(失礼!!),旧套墨守と新陳代謝がバランス良く存在し,温故知新を体現する会社なのかなぁと思ったりします.
その一方で,小型のバーチカル手帳が極端にラインナップから減っているので,これはちょっと…と,思うときもあります.まぁバーチカル大好きな私の趣味趣向の問題ですけどね…集え!バーチカルLoverよ!!
そんなわけで,『方眼大好き,バーチカル大好き,だけど適当な小型手帳が無いよね…』と,お嘆きの方は是非,『NOLTY ライツメモ小型版』をお試し下さい.オススメです.
それにしても…このペースでエントリーをアップしていて,今年買い込んだ数々の手帳を全て紹介出来るのだろうか…(汗)
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