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2018年5月10日 (木)

デスクトップオーディオとしてだけでなく,テレビ用スピーカーとしても秀逸.格安入手はラストチャンスかも:YAMAHA NX-50

ちょっと聞いて下さいよ.いえね,家(←洒落では無い)のテレビではスピーカーが背面にあり,後ろ向きに音が出るんですよ.人はテレビの前に座って視聴するのに,スピーカーは後ろ向きなんですよ.

壁に反射させてサラウンド的に音に広がりを持たせるための設計なんでしょうが,うちの場合はリビング・ダイニングの間にテレビ台を置いており,その上にテレビを設置しているので,裏側はスカスカなんですよ.背中のあるテレビ台を設置して…というのもアリだと思いますが,そうすると部屋の開放感が無くなってしまうじゃないですか.テレビがちょっとした仕切り代わりに置かれているのがいいんですよ.

結果として,テレビを観ている人が『音が小さいな』と思ってボリュームを上げると,ダイニングに居る家族から『うるさい!』って文句が来るわけです.かといって文句が来ない程度にボリュームを絞ると,今度は台詞が聞きづらい音量に….

同じような悩みを抱える人は結構居るようで,最近はテレビの下に設置する棒状の外部スピーカー,所謂『サウンドバー』と呼ばれる製品が一つのジャンルを形成しています.使用中のテレビと同じメーカーからもサウンドバーが出ております.ただ,元々のテレビの状態で不都合があり,それを補うために余計な機器を買わされる的な感覚があり,正直複雑な心境なわけです.値段も2万オーバー.『高音質は求めないけど,人の声は適切な音量できちんと聞けるようにしたい』って悩み事,それだけのコストをかけないといけないような贅沢な悩みなんですかね?

と,そんなことを思っていたら,YAMAHA NX-50が7千円台で売られていました(2018年3月時点).2012年発売の製品(公式)ですが,発売当初より評判がすこぶる良く,当初は倍額の1万5千円くらいで売られていたように思います.それが半額ですよ!! これは行くしか!!!

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Amazonページはこちら

カラバリはブラック,シルバー,ホワイト,オレンジ,パープルといった具合に豊富です.私は無難にブラックを発注しました.

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前もどこかで書いたけど,『YAMAHA』のMの文字の真ん中が下に貼り付いているのがYAMAHA発動機の方で,楽器の方は下の写真のように下に貼り付かずに少し浮いているロゴです.

いつもお世話になっております.あの件,お待たせしていてスミマセン….

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箱はこんな感じ.ん?ブラックを頼んだのに,中はパープルとブラックの組み合わせ!?と,一瞬焦りましたが…

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カラーはブラックであることが確認出来て一安心.『ブラック』のフォントが何とも良い味を出してますね.

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このスピーカーのウリは,

  • ラウドネスコントロール
  • オートスタンバイ
  • 2入力

です.詳しくは後述.

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箱を開けるとまずは保証書.

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マニュアル.

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ステレオケーブル.

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そして厳重に梱包された本体とACアダプタ.

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このようにシッカリ梱包されているあたり,流石に日本メーカーですね.

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ACアダプタはこんな感じ.プラグの向きは兎も角,オーソドックスなタイプです.

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100-240V仕様のワールドワイドタイプで,出力は12V1.5A.

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本体.デザインも良い感じです.上下にパンチングメタル.カッコイイ.

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上はバスレフポート.低音を響かせます.

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下は7cm径のフルレンジスピーカー.

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右側スピーカーには,左からヘッドホン端子,ボリューム,電源スイッチ,電源ランプの順で配置されています.

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横はのっぺりとした平面.奥行きが普通のスピーカーの倍近くあるのですが,この奥行きが豊かな低音を生み出す源.

写真を撮る方向を失敗したのだけど,下の写真で右側が下方向(床側)です.傾斜があるのが分かると思います.

スピーカー正面がやや上向きになるため,デスクトップないしはテレビの横に設置した際に,人が聞く高さにうまくスピーカーの正面が向くようになっています.

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製品ラベル.こうしたコテコテした印刷が下側に配置されており,外観を損ねないという工夫も良いですね.神は細部に宿る.

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右側スピーカーの裏側.上から入力1,入力2,左側スピーカーへ接続する端子,そしてDC入力です.この手のスピーカーで2入力というと,普通はステレオミニ端子とRCAだったりすることが多いのですが,NX-50はステレオミニを2端子です.最近はRCAよりもステレオミニを使うことが多いので,とても便利.

あと,文字が凹凸で表現されており,スピーカーを後ろから見てもデザインを損ねないのが良いですね.

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同梱のステレオミニのケーブルの品質に関し,巷で色々と言われているので,別途Amazonベーシックの1.2mケーブルを購入.

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ケーブルはこんな感じ.固すぎず柔らかすぎずで取り回しがし易く,そして品質もしっかりしています.

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メタル&ギラギラのプラグ部分は好みが分かれるところかもですが,私は好き.

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左側スピーカーからケーブルが出ているので,右側スピーカーに繋ぎます.長さは2mあり,60型の液晶テレビでも余裕があります.

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早速テレビ横に設置.

Amazon EchoGoogle Home Mini と並べて置かれるというのは少々シュールな光景ですが,まぁ気にしないで下さい.

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ちなみにパンチングメタルは外せます.あと,『低音が強すぎる』と感じる場合は,バスレフポートに少し詰め物をするという調整が定番のようです.

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裏側.見てお分かりの通り,テレビの音声だけでなく,Amazon Echoの出力もNX-50に突っ込みました.だって音がいいんだもん.

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使ってみての感想とかまとめとか

まずは使い勝手について.

テレビにソコソコの品質の外部スピーカーを接続する場合,『HDMIコンテンツタイプ連動』機能を使用してHDMI経由で接続するのが一般的です.このように接続すると,テレビの音量調整機能でスピーカーの音量も調整出来ます.しかしテレビのHDMI出力を1ポート専有してしまう(1入力1出力のスピーカーもあります)ので,勿体ない.特に多くの機器をテレビにぶら下げている私のようなユーザーの場合,HDMIの1端子は血の1滴だ!

ヘッドホン端子にステレオミニケーブル経由で…という接続もアリですが,テレビ用スピーカーにはヘッドホン端子が付いていないことが多く,深夜にヘッドホンを使おうかな…というときにはケーブルを刺し替える必要があるわけです.するとスピーカー用の音量設定のままヘッドホンが繋がることにより,大音量が鳴り響いて耳がやられてしまう…なんて事故が起きる危険性が.

NX-50ではそんな不便さはありません.テレビのヘッドホン端子とNX-50を繋げば音量調整はテレビのリモコンで出来ます.また,正面にヘッドホン端子が付いていますので,ヘッドホンを使う際にはここに刺すだけです.ヘッドホンを使用する際に,テレビの機種によっては,テレビの後ろに手を伸ばしてヘッドホン端子を探して…なんて面倒なことをする必要がありましたが,それも不要になるわけです.便利.

次に同時2入力について.2つの入力を同時に再生出来ますので,すこぶる便利です.私の場合はAmazon Echoとテレビの音声を再生させています.デスクトップで使う場合も,PCと別のPC,もしくはPCとオーディオ機器なんていう接続はありがちなので,便利に使えるでしょう.入力の切り替えでは無く,同時に再生出来る点,そして2つともステレオピンジャックである点が秀逸.

そして『オートスタンバイ機能』.めっちゃ便利です.入力信号が無くなって一定時間経過すると勝手に電源が切れ,そして信号が入ると(頭の1秒くらい切れるけど)自動的に復帰します.PCを繋いでデスクトップで使用する場合もそうですが,『テレビの電源はリモコンでON/OFF出来るが,スピーカーはハードスイッチでON/OFFしないといけない』とか,『スピーカーをテレビとは別のリモコンでON/OFFして…』とか面倒じゃないですか.NX-50であれば放っておけば勝手に電源が切れるし,使い始めたら自動で入るわけです.便利.

機能の点で最後の紹介になりますが,『ラウドネスコントロール』も凄いです.

小さい音量で再生すると,低音が極端に薄くなって迫力が失われることってあるじゃないですか.NX-50だと音量を絞っても低音が適度に補正されるため,『迫力』がスカッと無くなるなんてことはありません.ただ,メーカーページにもあるけど,この機能は『原音を忠実に』というモニタースピーカー的性質と相反します.NX-50は音を楽しむためのリスニングスピーカーです.

 

肝心の音質は…というと,単純な言葉で表現すると,『凄い』の一言ですね.前述のように低音が豊かだし,高音もキラキラしてる.それも表面的な軽い音でなくて,重量感や存在感を持った音に聞こえます.1万前後のスピーカーで『ここまでやるか』という感じです.

発売直後の2013年当時の様々な感想がこちらのサイト(ウォチモノ.素晴らしいモノ系サイト)に書かれているのだけど,度々出てくる『音のシャワー』という表現が実にピッタリです.繊細な音はそよ風のようにやさしく頬を撫で,まるで霧雨のよう.迫力のある音は体全体を強かに叩いて押し流す豪雨のような力強さ.

先日『ローグ・ワン』を観直したのだけど,緩急織り交ぜた音のシャワーに包まれ,文字通り涙が出ました.凄いわ,コレ,凄い.大事な事なので2度書きました.

特に音量をある程度上げたときの迫力と臨場感.AVに湯水の如くお金をかける廃人は多いけど,ソコソコのサイズの液晶テレビと1万以下のスピーカーでこれ程までの満足感を得られるのであれば,廃人の一部ですら『これで十分』と満ち足りるのではないだろうか.

一方残念な点は,入手性が最近極端に悪くなってきたこと.Amazonでは既にプレミアが付き始めており,2018年5月現在,1万円をちょっと超えました.楽天ではまだ8千円台前半の店がありますが,在庫切れに向かって一直線っぽい感じがします.

なお,NX-50の後継と言えるか微妙だけど,少し新しい機種であるNX-B55は,2入力のうちの片方がBluetoothになっています.接続したい機器によってはこちらの方が便利かもですが,個人的にはNX-50を今のうちに安価で押さえておくことを推奨かな.この音質,そしてこの機能,オススメです.急ぎましょう.

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