逆輸入版はポップでカジュアル.Pentelのカラー芯シャープペン:海外向けMulti8
品川駅乗り換えすることが多くなり,逆に東京駅で乗り降りすることが少なくなったのですが,東京駅近辺で時間があるときに巡回する店舗が3店あります.
ひとつ目はトラベラーズノートやグッズが一杯詰まった宝箱のような店舗,『TRAVELER’S FACTORY STATION』.成田空港にある『TRAVELER'S FACTORY AIRPORT』と同様,ここでしか購入出来ない商品もあったりします(また追々アップするかもしれません).東京駅の丸の内中央改札から出て,目の前の丸ノ内線方向のエレベーターで降りると真ん前にあります.迷ったらこのルートで行ってみて下さい.
2店目は,皇居方向の新丸ビル1Fに入っている,『デルフォニックス 丸の内』.店内はそれほど広くないのですが,陳列されている商品のセレクトが素晴らしく,そしてディスプレイも秀逸.見て回るだけでワクワクし,気が付くと結構買い込んでいるという…(笑).
そして3店目は,丸の内側から駅を出て少し南のビルのKITTE(1Fに東京中央郵便局があるのですぐ分かるはず)4Fにある,『アンジェ ビュロー』.ここもまた,前を通るだけで強烈な引力で引き込まれる魅力あるお店です.
雑貨や文具等が所狭しと陳列されているのですが,色々と拘りが感じられます.そして何気に商品の入れ替わりが激しいときもあり,2~3ヶ月毎に訪れると『おっ』という感じで琴線に触れる物が山程見付かったりもします.
今回紹介するのは『アンジェ ビュロー』で見付けた『逆輸入版』のMulti8.国内向けの製品はシックなデザイン(公式)ですが,海外向けはカジュアルかつポップな感じでとても良い感じです.
国内向けですと,ペン単体や8色替え芯付きのセットが売られていますが,正直ちょっと芸術系,もしくは仕事が入ったやや重厚な感じがします.しかし海外向けはと言うと,とてもカジュアルな感じです.
あまりに印象が違うので,遠目で見たときに,『あ,Multi8のパクリ商品だ!!』と,思って近寄って見たら正規品だったと言う…(^^;.
Pentel純正の海外向けの製品なんです.
価格は1500円でした.
薄いプラ製のケースを開けると,本体と説明書.
軸だけを見ると,無印ブランドで以前販売していたタイプ(『ポリカーボネイト8色鉛筆芯シャープペン』)にも似ているような気がします.
説明書は当然日本語ではありません.英語です.
iMacが鏑矢となり,20年程前にデザインとしてのスケルトンが流行りましたが,一周してもう一度スケルトンブームが来る予感がしています.
文房具はコチラでレビューしたようにカクノの透明軸が出ましたし,今度レビューするかもしれないけど,エナージェルインフリーは透明ならではの美しさがある.筆記用具の場合はインクの色や筆記時に動くメカ等,外から見えると綺麗に感じる要素があるので,特にスケルトンに合うのかもしれない.
店頭にも2~3種類ありましたが,ペンクリップの色にいくつかのカラバリがあるようです.確認出来ているのは,オレンジ,青,黒,黄色.私は黒をチョイス.
Multi8には,名前が示す通りカラー芯が8本収められていますが,どの芯を使用するかはクリップ部分をカチカチと回して選択します.
箱を開けたらマニュアルを読まずに使い始める人が多いからでしょうか.軸に使い方が書かれたシールが貼られています.
軸を1周するボリュームで書かれています.
イラスト入りで分かりやすい.
そしてクリップで色を選択し,ノックすれば芯が出てきます.
では実際に芯を繰り出してみましょう.
ノックすると芯が落ちてきます.
ノックボタンを押し続けると,スルスルっと自らの重みで落ちて来ます.メカで押し出しているわけではありません.
そしてノックボタンを離すとチャックが閉まって固定されます.
普通のシャープペンシルのように,ノック毎に一定量の長さが出るわけではありません.芯が出た長さが丁度良い所でノックボタンを押すのをやめて調整する形であり,出し過ぎたら再びノックボタンを押しつつ指で芯を押し込んで戻す感じ.アナログです.でもそれが良い.
リフィルは国内版と共通なので色々と選べますが,私が購入した軸に入っていたのはこの明るめの8色.色鉛筆らしい発色,そして掠れ方です.
書き味はクレヨン的なネットリではなく,一般的な色鉛筆と同じです.私はもう少し粘りがある方が好きかな.普通の芯で言うと,2Hよりも2Bが好き.
で,普通にノックボタンを押しても,後述するような仕組みでリフィルが軸から抜け落ちることは無いのですが,ノックボタンをこの位置にして押し込むと….
チャックが思いっ切り出ますので…
リフィルがそのまま抜けます.
普段はリフィルの後端にある金具がチャックに引っ掛かって抜け落ちないようになっています.
リフィル交換は逆の手順で行います.ペン先から新しい芯を軸に入れる形になります.
まとめ
と,いうことで,かなり強烈に『お,これは欲しい』と思えるペンでした.
一部業種は除き,『色鉛筆』はあまりフォーマルな所で使うことは無いように思います.そのため,(私を含む)普通の一般人にとって,ペンに重厚感を出すと少々使いにくく感じます.国内版は『職人用』的な雰囲気があり,少し躊躇する物があるんです.
でも,今回紹介したような海外向けのカジュアルな軸なら,ライトに使うシチュエーションでも気兼ねなく遊びでサッと使える感じです.気楽に使えて良い感じです.後はもう少し値段が安くてリフィルの入手性も良ければなぁ….
と,いうことで,写真を見て『おっ!』と,思った東京駅近辺が行動範囲の方は,是非『アンジェ ビュロー』に行ってみて下さい.このペンを購入したのは先月だったので,まだ店頭に置いてあると思います.
流石にAmazonでは売ってないよなぁ…と,思って検索してみたら,ありました.Amazon侮り難し(笑).あと,1本1万円超えするようなプレミアが付いている店があるところを見ると,やはりそれなりに人気があるんではなかろうかと思います.
文房具は実用性だけではなく,どのくらい気に入って使えるかも大事.このような出会いがあるから,文房具・雑貨屋巡りは止められません(^^
« 旅先/出張先の宿を自分好みの香りで満たして快適空間を作る:無印良品 フレグランススティック(携帯用) | トップページ | NETGEAR ReadyNAS 428で安全格安便利で広大なデータ領域を手に入れる »
「文房具」カテゴリの記事
- 百均の材料で卓上に置けるコンパクトなリフィルストッカーを作る(3)二階建て大容量をしっかり作る【完】(2025.04.20)
- 百均の材料で卓上に置けるコンパクトなリフィルストッカーを作る(2)セリアの「木板 焼き目付き」 で作る(2025.04.11)
- 百均の材料で卓上に置けるコンパクトなリフィルストッカーを作る(1)MDFボードで作る(2025.04.10)
- ルーズリーフだけではなく,3穴手帳やシステム手帳のM5やMini6用にも使える携帯パンチの決定版:カール事務器 ゲージパンチ・ライト(GP-LA)(2025.02.09)
- 豆本のような可愛らしい小型ノート:ミドリ MDノート<A7>(2024.11.17)
« 旅先/出張先の宿を自分好みの香りで満たして快適空間を作る:無印良品 フレグランススティック(携帯用) | トップページ | NETGEAR ReadyNAS 428で安全格安便利で広大なデータ領域を手に入れる »
コメント