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2017年11月26日 (日)

『とりあえずこれ1冊持って行けば何とかなる手帳』に究極進化:ほぼ日手帳 weeks MEGA

『ポケット一つの法則』と呼ばれるように,管理する必要がある物は『ここに入れておく』という感じで一元管理するのが基本です.特にスケジュールのような物だと,複数の手帳にバラバラに書こうものなら,転記漏れや転記ミスが発生すると,スケジュールのダブルブッキングや『あ,忘れてた』的な事故が起きかねません.

しかし,極限定的な使い方であれば,『使い分け』がとても便利です.例えば『仕事の手帳とプライベートな手帳』のような使い分けや,『バッファ的に使用する一方通行の手帳』のような使い方等.まぁ結局『コンテンツの同期』がトラブルの切っ掛けになるわけで,それが必要ない,もしくは正しく行える場合は使い分けも可という感じです.

話戻して『ポケット一つの法則』をスケジュールでやると,常にマスターとなる手帳を持ち歩かないといけないわけで,そこがネックになる場合もあるわけです(デジタル管理は敢えて無視w).例えばポケットに入らないサイズの手帳をマスターにした場合,ついつい持ち歩くのを忘れてアポが入ったことをメモ用紙に書いてしまい,それを転記し忘れる…なんてシチュエーションは容易に想像できますよね.

そんなわけで,私の場合は常に持ち歩き用手帳は小型の物にしており,少し前まではmini5,今はこんな感じでmini6です.マスターデータ管理も基本はコレ.

この他に遊軍手帳もいくつか併用しているのだけど,そのうちの一つが『ほぼ日手帳 weeks』です.こちらでレビューしたサンドイッチ ミッドナイトカバーを使い始めてから,とても気に入って使っています.そして前振りが長くなりましたが,2018年版から『ほぼ日手帳 weeks MEGA』というノートページが大幅に増えた物が出ました.

と,いうことで,早速購入してみたのでレビュー.

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ボリュームの大きいタイプの呼称として,『MEGA』とか『GIGA』とか付けるなんて…安直なだなぁ…と思いつつ,その一方で,分かりやすいと言えば分かりやすいかなぁと思ったりもしますな.私が名前を付けるとしたら…weeks NTとかかな.ノートが3倍なので,NoteがThree timesとかで.あ,いや,ニュータイプの略では無くてですね(笑)

そんなわけで,11/1に発売になったわけですが,ほぼ日ストア限定(ロフト等では販売されない)商品なので,欲しい人はコチラへ.

ぱっと見,『MEGA』というラッピングに印刷された文字以外は普通のweeksのように見えます.ちなみにカラバリは『サンセットレッド』,『コーラルピンク』,『サンドグレー』,『フォレストグリーン』,『ウルトラマリン』の5種類.男性向けというと,グリーンかブルーの二択かなぁと思うわけですが,まるで野帳を思わせるグリーンに決めました.

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ほぼ日ストア限定販売なので,店頭で手に取って読まれることが期待されているであろうこの部分は無駄になってるかも.大抵は解説ページでじっくりと品定めするでしょうからね.

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ほぼ日ストアで購入すると,おまけとして

  • クリアポケット
  • ほぼ日の路線図2018(ミニ版)
  • ほぼ日手帳weeks MEGAおまけのしおり
  • 三色ボールペン

が付いてきます.

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詳しくは後述するけど,weeks MEGAには『MEGAしおり』が必要不可欠かも.

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本体.野帳ちっくな緑色,そしてサラッとした表紙の生地の肌触りが何とも言えません.

表紙は,固くて曲がらない程ではない固さのハードカバーです.立った状態で筆記する際にも普通に使えます.

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表紙を開くと『HOBO』のモノグラム.

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さらにめくると栞をモチーフとしたデザイン(?)の『MEGA』の印刷.

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下の写真のような方法の製本のため,ペタッと180度開くほか,そのままくるっと360度回して表紙同士を背中合わせでくっつけ,片手で掴んで書くことも出来ます.まぁ流石に360度回すと背表紙部分の傷みが早くなりそうなので,常用はあまりオススメは出来ませんが.

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コンテンツを順番に見ていきましょうかね.

まずはカレンダー.

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次に年間インデックス.

各月の上部に7行分の箱があります.見開きで1年を俯瞰出来るページなので,大まかな計画を書く欄として使うと良いかもです.

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次はマンスリーブロック.2017年の12月~2019年の3月まで.

全体が方眼になっており,ブロックの左と下に余白があります.各日の箱は7行(6x7マス).7というのは何かのマジックナンバーという位置付けなんかな.

よく見ると年の何週目なのか書かれていたり,右ページ下の余白にチェックボックスが印刷されていたり等,仕事が細かいです.神は細部に宿る.

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そしてスケジュール管理のメインコンテンツ.見開き1週間のレフト型が続きます(2017年11/27~2019年1/6).

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一般的なレフト型同様,左側が予定欄なのですが,時間軸に時刻を示す数字は印刷されていません.時間軸を3分割するための2つのドットが印刷されているだけです.また,前ページの方眼がやや透けて見えますが,『この線に沿って書きなさい』的な線は印刷されていません.

時間軸を自由に設定して自分のサイクルに合わせて使用出来,そして必ずしも横軸は時刻でなくても良いわけです.流石,この手帳の購買層をよく分かっておられる.

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下には『週のお言葉』.この部分が方眼メモだったら…なんて無粋なことを言ってはいけません(笑)

そう言えば先日のエントリーでも『言葉』の話をちらっと書いたのだけど,最近読んだ『己を、奮い立たせる言葉。』,なかなか良かったです.俳句や短歌じゃないけど,少ない文字に破壊力のある色々な物が凝縮して詰め込まれており,読んだ瞬間に心の中で弾ける感じ.目次を読むだけでも共感したり奮い立たされたりする言葉が並んでいます.オススメです.読みやすいしオススメ.

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右ページはノートページなのですが,方眼になっているほか,幅の1/4の所にうっすらと縦に線が引かれています.まるでリーガルパッドのように.この線,便利なんですよね.かと言ってリーガルパッドのように赤色だと用途によっては邪魔になるときもあるので,控え目な色で引かれているのはとても良いです.

あと,右ページ下にはミニカレンダーの他,左のページのお言葉の出典が書かれています.

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大まかに『この辺り!』と,ウイークリーページを開けるよう,小口から確認できるように各月のマークが印刷してあります.

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栞は色違いの2本.

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ウイークリーの次がこの手帳の売りである『NOTE』.

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『MEMO』ではなく『NOTE』.

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ページと内容を書くことが出来るようになっており,目次を作れるようになっています.MEGAくらいのページ数があれば,時系列に詰めてメモって行くのではなく,内容毎にページを予めザックリ割り振ってノートを取ることも出来そうですな.

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しかし,容量を増やしたり内容を交換することが出来ない綴じ手帳であることには変わりなく,何か書く際には出来るだけ省略形を使用することが推奨されます.書く時間が短くて済む,省スペース,漢字と一緒で情報量を圧縮できるので,可読性を上げることも出来る等,良いこと尽くめ.例えば『ミーティング』ではなく,『MTG』と書くなど.

と,いうことで,何気にのようなページは実用的.

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さて,『MEGA』の特徴であるボリューミーなノートのページの始まりです.

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ウイークリーのノートページと同様,方眼かつ左側1/4の位置に薄い色の縦線.

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そして下の端の部分にページ数.

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MEGAは212ページもあります.

この3.5mm方眼に対し,原稿用紙のように1マス1文字を書いていくと,MEGA1冊に238,924文字も書けます.400字詰の原稿用紙600枚弱です.UTF-8で4byteになる漢字を敷き詰めると,1MByte弱です(こう書くと急に少なく感じる不思議).

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続いて今年やりたいことや読んだ本など自由に100項目リストアップ出来る『My 100』.

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以降は便覧.これは『二十四節気』について.

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ご当地ご飯.とても秀逸.

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ストレッチ.

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各国語の簡単な日常会話.

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もしものときの情報.非常持出に入れる物のチェックリストや緊急連絡先等.

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定番の年齢早見表や単位変換表.

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役立つページのリンク集と連絡先リスト.

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最後に持ち主の情報を書くページ.

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おわり.

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おまけ等について

(MEGAの場合は選択肢がありませんが)ほぼ日ストアで購入したので,購入特典が付いてきました.諸々見てみましょう.

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まずは『ほぼ日の路線図2018』のミニ版.単品でも購入可能です.

ほぼ毎年購入/もらっているのですが,次第に新幹線が開通して路線が広がって行くのが嬉しいですな.今年は出張で北陸新幹線に乗ったので,後は九州と上越と山形と秋田と北海道と….全国制覇にはまだまだ先は長いです.

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ローカル線の路線図はこのように蛇腹になっています.

スマホでジョルダンを開き,乗車駅と降車駅で検索して指示通り乗り換えして…なんてことばかりしていると,各駅の位置関係や距離感が全然養われません.路線図は若干デフォルメされていますが,たまに眺めて各駅の相対的な位置関係くらいは覚えて行きたいところです.

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そして『ほぼ日手帳weeks MEGA おまけのしおり』.これは今のところ単品販売無しかな.

三色のフラッグ型のストライプ柄の付箋です.

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ペリペリと台紙から剥がし…

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こんな感じでペタッと貼ります.糊は付箋のように何度も貼ったり剥がしたり出来るようになっています.

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本体に付いている栞と併用すれば,まぁタグ/見出しの数としては十分かと.見栄えも良い感じ.

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ただ,少々厚みがあるため,こんな感じで手帳が膨らみます.また,ページの裏側にこれが貼られていると凸凹して書きにくい.

スタイリッシュかつ厚みを増やしたくない場合はブックダーツ推奨.

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これは『クリアポケット』.同種の商品を初めて見たときは『凄いアイデア商品だなぁ』と,思いましたが,今となってはオーソドックスな製品になりましたね.

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裏面がシールになっており,このように表紙裏にペタッと貼るとクリアポケットが付けられます.『ほぼ日』の工夫としては,コーナー部分の切り欠きかな.小物を挟むと静電気でポケットに貼り付いてしまうことがありますが,にこのホールがあると取り出しやすいです.

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そしてこれは別途購入した『ほぼ日の下敷き weeks用』.

weeksを使う上で必須の製品ではないけど,あるととても便利です.

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カラバリとして,『茶x水色』と『緑x茶』がありますが,これは後者.

茶色とは言っても,黄土色を少し明るくしたような落ち着いた色.

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反対側は緑.あ,カッターマットではありません.そんな耐久性はありません.

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『TODAY』のタグと,端に1mmピッチのメジャー.本体部分は5mm方眼が印刷されています.

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こんな感じでピコッとタグが頭を出します.サッと開けて使い易いですな.

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ノーマルとの比較&ノーマルweeks用カバーに入れてみる

ノーマルのweeksはノートが72ページです.なので,MEGAはノートの量で3倍になります.

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しかし厚さはこの程度の増加.正直言って,並べてみないと気が付かない.

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さて,私のお気に入りのサンドイッチカバーにセットしてみましょうか.

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全然OKです.

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少し厚みが増しているので,マチが少し窮屈になる感じはありますが.

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ほぼ日のメモ帳セットを入れても大丈夫です.

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まとめ

ガッツリ打ち合わせを行うときは仕方が無いにしても,出先でのちょっとした打ち合わせのために,スケジュール用の手帳とノートを別々に持って行くのは面倒ですよね.また,あまりノートをガッツリ使わない人の場合,『手帳のメモページ,もう少し枚数があれば別途ノートを持ち歩かなくて済むのになぁ』って思ったことがあるかもしれない.

そんな人に対し,この『ほぼ日手帳 weeks MEGA』は福音になるかもしれない.

私の場合,日常使いのノートをこれに置き換えるのは流石に難しい(B5サイズノートを300~500枚/年くらい使ってる)けど,出張の時にはこれ1冊持って行く…という使い方が出来そう.年に出張が20~40回くらいあるとして,1回あたり最大5ページ書けるし,メモ的な物は別途セットした『ほぼ日のメモ帳』に書けば良い.筆記用具は全て上記カバーのポケットに突っ込んでおき,これ1つ持って行けば良い.いける!いけるぞ!!(興奮)

机の前にずっと座っているという仕事でない場合も,これを1冊ポケットに入れて…という運用が出来れば機動力が高まりそうですね.weeksの縦横比もかなり絶妙で,片手で掴みやすい横幅で,かつ,スーツのポケットにもストーンとスムーズに入りますし,スーツで外回りの人も重宝しそう.

ただ難点もいくつかあり,私にとって一番大きいのは『フリクションと相性があまり良くない』点.紙が薄いせいで,勢いよくラバーで擦るとすぐにヨレてしまったり破れてしまうんです.

しかしこれはどうしようもないですな.消すときには慎重に…という感じで運用でカバー.

もう一つは,『ジェットストリームと相性が悪い』点.こんなことになるので,長期使用,または2~3年以上保存したい方はご注意を.こんな状態になるのは周知の事実なのに,ほぼ日ストア購入特典でジェットストリームを付けるのはどうかと思うんだけどな….

と,いうことで,weeks MEGAは『単にノートページが増えただけのマイナーモデルチェンジ』と思われるかもしれませんが,さにあらず.使い勝手が大幅に変わり,使えるフィールドを大きく広げることが出来る素晴らしい改良です.それも『2倍に増やしました』ではなく,3倍に増やしたのが実に秀逸.

私の場合,weeksはこれまで遊軍手帳の更に二軍に近い使い方だったのですが,『ここぞ』というときに投入するリリーフエースになりそうな予感.オススメです.

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