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2017年10月12日 (木)

廉価な完全ワイヤレスBluetoothイヤホンを試す&廉価なコンプライもどきで高音質化:X2T+KingYouのイヤーピース

安くて楽しいガジェット好きな皆さんこんにちは.定期的に廉価なイヤホンをレビューしている気がしますが,今回は完全ワイヤレスなBluetoothイヤホンについてレビューしてみます.今回紹介する製品も,価格帯は3千円くらいです.

この手の製品としては,やはり安心確実高品質かつ先行していたERATOがまず筆頭に上がると思いますが,高い.そしてやはり火付け役のAppleのAirPodsも無視できませんが,『いかにも』な感じで敬遠したく,そして前から見ると格好悪い.かと言って一歩間違うと地雷を踏みそうなジャンルですので,あまり名前の通っていない高額な製品は躊躇する…って世界です.期待していたAnkerのLiberty+の発表はあったものの,発売日未定だしなぁ.

あと,普通のBluetoothのワイヤレスイヤホンは,安くて音が良い物が沢山出ているので,完全ワイヤレスに拘らなければ,こんな感じで3千円くらいの価格帯のBTイヤホンを使うと幸せになれます.

今回私が敢えて完全ワイヤレスが欲しいなぁと思ったのは,ハンダ付け作業中の集中用.例えば先のQY19とかであれば,首の後ろにケーブルを回すので普段は邪魔にならないとは言え,ポロッとイヤホンが耳から脱落してケーブルがコテ先にでも引っ掛かったりすると大惨事.完全ワイヤレスなら引っ掛かる部分が無いし,落ちそうになったらそのまま床に落とせばセーフ(^^;です.

と,いうことで購入したのはX2Tです.Amazonで探すと似たような物…と言いますか,同じ物が様々なメーカーから別製品として売られていますな.『X2T』と印刷があるものは,おそらく中身はどれも同じOEMだと思われます.

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パッケージはこんな感じ.中身が見えるようになっています.

まぁある意味,イラストや文字で説明するよりも実物を見た方が分かりやすいですよね.

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"True wireless, So free!"

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パッケージ裏側には色々と説明書き.

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スペック等書かれています.

あと,ココで購入した物にはTAROMEの3ヶ月保証が付いていました.『お客様が満足できるよう必死に頑張っております』とのこと.

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中身はこんな感じ.色々と付いてきます.

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一式持ち運び用に,薄くて柔らかい生地で出来た巾着袋が付いています.後述するように,イヤホンを充電させながら持ち運ぶことになるので,ポロリと落とさないようにするために袋は必須.

それとイヤーピースが複数サイズ付いてきます.

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充電用収納ボックスを充電するためのmicroUSBケーブル.

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マニュアルは日本語.

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マニュアルの中身.変な日本語ではありません.普通に読めます.

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私が購入した物に同梱されていたマニュアルは,訂正版でした.ペアリング方法の記述が更新されています.

この製品,ペアリング方法が複雑で,うまくやらないとステレオBTイヤホン1組ではなく,片側用BTイヤホン*2として認識されてしまうので注意.

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充電用収納ボックス.

バッテリーを内蔵しており,イヤホンを所定の位置に収納すると,イヤホンを充電出来ます.感覚的にはイヤホンのバッテリ(86mAh)が4~5時間くらい持ち,このボックス(1500mAh)でペア状態で5~6回フル充電出来る感じ.あと,イヤホンのフル充電は1時間くらいと短く,継ぎ足し充電すればイヤホンバッテリ切れで困ることは少ないかと.

普通のワイヤレスイヤホンの場合,USB充電器に繋がないと充電出来ないので大層な感じがするけど,これは『ケースに収納する』という感覚で気軽に充電出来るので良いです.

1~2泊くらいの出張に持ち出すだけなら,充電用収納ボックスを満充電にしておけば十分に持つ感じかな.

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イヤホンをこの穴に少し差し込めば,パチッとマグネットで奥まではまり,この2つの金属の端子が接触して充電が自動的に行われます.コネクタを刺したりしなくて良いというのは便利ですね.無線充電のような手軽さです.

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反対側はこんな感じ.『このイヤホンはこちら側のみ』となっておらず,どちらにも入ります.

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充電用収納ボックスはこのmicroUSB端子から充電.

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裏側に電池の容量が書かれています.改修前のモデルはイヤホン内のバッテリが65mAhだったようですが,これは新型で85mAh.

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バッテリ残量を示すインジケーターはこの位置にあります(下の4つの穴).

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イヤホン本体.コロンとしていて小型軽量です.

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この部分全面がスイッチかつインジケーター.そして小さく開いている穴がマイク.

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最近安いイヤホンだとついチェックしてしまうのですが,スクリーンは割とマトモな感じです.

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ではまず充電用収納ボックスを充電.インジケーターはやや控えめに青く光ります.

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イヤホンをセットすると,こんな感じに赤く光って充電開始.

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さて,では使い始めましょうか.

ペアリングの方法は前述のマニュアルの通りなのですが,Amazonのページもチェックするようにしましょう.私が購入したときは下の写真のような説明でしたが,先程見たら更新されており,マニュアルの記載内容もアップデートされていました.

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では早速ペアリングを….

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繋がりました.青色点滅.

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iPhoneからはこのように『X2T』として見え….

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繋がるとイヤホンのバッテリ残量も表示されます.

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なお,しくじってモノラルイヤホン*2としてペアリングされると,このようにX2Tが二つに.このようになったら,ペアリング削除して最初からやり直しましょう.

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で,実際に使い始めたところ,QY19の足元にも及ばない酷い音です.特に片方の音はそれなりに良いのだけど,もう片方が帯域不足のようなスカスカ&モヤモヤした音に.なんじゃこりゃって感じです.

『たかが2千円~3千円の完全ワイヤレスイヤホンじゃないか.音はこの程度で妥協しろ』と,言われればまぁ仕方が無いと思える範囲です.しかし,ここで引き下がってはtadachi-netらしくないと責められそうなので(^^;,もう少し足掻いてみましょう.

イヤーピースを変えてみる

安物イヤホンの音質向上の定石としては,やはりイヤーピースの交換です.そしてココでも書きましたが,コンプライが定番.別製品かと思ってしまうほどの別次元の音に高めてくれます.でも値段が高いよね.

正直言ってX2TはQY19程のポテンシャルは無いと感じました.そのため,コンプライを与えるのが憚られまして,今回は良い機会なのでコンプライもどき(失礼!)にチャレンジしてみました.

モノはコレ.KingYouのイヤーピースです.

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実に簡素なパッケージです.

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どのタイプであればφが合うのか分からなかったため,T200と…

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T400を買ってみました.

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チャック袋はともかく,意外とシッカリしたケースに入っています.

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単価を考えると少し微妙になって来ますが,3セットで3千円近く出す必要のあるコンプライと比べると,お試しとして1セットを780円で購入出来るKingYouは手軽で良いです.

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低反発でフニュフニュです.その一方で,コンプライほどベタッとしないので,性能は兎も角として,耐久性…と,言って良いかは微妙か…ヘタるまでの期間はこちらの方が長いかも.

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イヤーピースを変えてみましょう.

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結局ピッタリ合ったのはT400の方でした.

繰り返します.X2Tに合うkingYouの低反発イヤーピースはT400です.

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で,音はというと,やはり劇的に良くなりました.特に低音.スカスカと抜けていたものがドンドンと響き始めた感じです.また,中・高音もそれなりに厚みが増しました.

ただ,やはり片方の音質は十分に思うのですが,もう片方の音質は依然イマイチです.片耳モードでペアリングしてそれぞれ聞いてみたり,ステレオでのペアリングの順を逆にしたり等色々試してみましたが,これは片方がハード的に不良ということではなく,仕様上の問題のようです.おそらくデータを片側で受け,もう片方に転送する際の帯域が不足しているんではないかと想像.

まとめ

まだ製品として十分に熟れておらず,『安かろう,悪かろう』や『地雷地帯』的な先入観を持っていた廉価な価格帯の完全ワイヤレスイヤホンですが,ある意味予想通りでした.QY19をはじめとする普通のBTイヤホンと比較すると,音質は雲泥の差です.音質を求める人は素直に普通のBTイヤホンを購入する方が良いでしょう.

この傾向は2千円~3千円台の価格帯で売られている本製品に限ったことでは無く,1万円前後のイヤホンでも『なんじゃこりゃ』な物があるようです.この完全ワイヤレスという仕組みその物に無理があり,技術的にまだ成熟していないということなのでしょう.

そういう意味では,音質に妥協しない完全ワイヤレスがどうしても欲しい場合は,1万円台中盤になりますが,ERATOのコレをというのが現状のオンリーに近いベストチョイスなんでしょうね.

ではX2Tはゴミなのかというと,意外とそうでもありませんでした.

イヤーピースを交換したX2Tはそれなりに頑張ってくれており,普通に音楽を聞き流す的な利用形態であれば全然問題ありません.作業中の耳栓代わりに使用し,だけども音楽が流れていて欲しいという場合はとても良い選択になるでしょう.

実際私もこのような用途に使用し,相当な長時間これを装着して作業をし続けました.実に集中出来て作業が捗りました.

あと,完全ワイヤレスなので,ケーブルが耳から垂れ下がりません.自分の姿は鏡でも覗かないと見えないので気が付かなかったのですが,(X2Tは特にイヤホン部が小さいので)周りからはイヤホンをしているように見えないようです.これはある意味メリットとも言えますが,『さっきから呼んでるよ!!』と,ジェスチャー混じりで同僚に呼びかけられ,『え?』と,横を見たときに微妙な表情で微笑んでいる社長と目が合ったときはデメリットかなと感じました(^^;

それにしても,片方は意外と良い音なのにもう片方が…ってのが残念だなぁ.両方ともこの(良い方の)音質であれば,手放しで絶讃するんだけどな.

と,いうことで,X2TT400の組み合わせは,それなりに満足の行くものでありました.

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