2018年用に購入:ほぼ日手帳 TSブラック
ネタばかり増えてなかなかエントリーを書けずに悶絶しまくっている今日この頃ですが,皆様におかれましては如何お過ごしでしょうか.
で,この時期のお決まりの話と言えば,『来年の手帳買った?』ですよね.
ええ,私は今年も何種類か買い込みましたよ.ボチボチと紹介して行こうと思いますが,今回は定番の『ほぼ日手帳2018』から.
例年は『今年は何のカバーにしようかなぁ』と,目移りしつつ発売日の9月1日を迎えることが多かったのですが,今年は正直『これは!』と,いうのがありませんでした.
ぱっと見で『つくしペンケース(以前のレビュー)』と並べて使いたいなぁ…と,思ってトマトに少し心惹かれたのですが,利用イメージ写真のモデルを見て難易度の高さを感じ(笑),最終的に『TSブラック ベーシック』にしました.
5年前にも『TSブラック』を使用していました.かなり気に入って使っていたのですが,翌年にこんな状態になりまして,値段がそれなりにするにも関わらず,予想よりも遙かに低い耐久性に愕然とした覚えがあります.
しかしその後定番化していますので,諸々揉まれて良くなっていることを期待してリピートです.
それにしても,今年の『ほぼ日ストア』はヤバかったですな.昼前からトライしているのに,ずっとサーバー過負荷でオーダー出来ませんでした.結局オーダーできたのは18時頃.毎年言っている気もしますが,症状は年々酷くなっています.抜本的な対策を採って欲しいなぁ.
私のこの状況を横目にサクッとロフトに行った(そして『日曜はじまり』を誤って購入してしまった)某女史と話していたのは,『長年使い続けているユーザーは優待してくれたら良いのに』という話.例えば10年以上使い続けているユーザは,発売日の前日に買えるとかあったらよいなという話.飛行機の優先搭乗みたいな感じですね.でも,『糸井はんは特別扱いを嫌うので,多分やらないだろうね』って所に話は落ち着きました…閑話休題.
そう言えば,今年から『ほぼ日ストア』の配送業者が郵便になったのですが,配達のお知らせメールが
【郵便局】配達予告メール
というサブジェクトでした.日本語としては正しいのですが,『予告』とか書かれるとドキッとするし,一見自動翻訳にかけたかのような堅苦しい日本語のため,新手のSPAMかと一瞬思ったりもしました.
と,いうことで,5日に到着.冒頭の写真のようなフォントが使われていたり等,今年は少し違った雰囲気.
今年は少し控えめに購入.
ほぼ日ストア購入特典は『おしょくじサイコロ& ボールペン』.
以前無印で『迷ったときのサイコロ』というのが売られていましたが,似たような感じですな.オモチャだけど,使ってみると盛り上がるし意外と面白い.
あと,多色ボールペンが同梱されるのは良いのだけど,こんな風に大惨事になるのが分かっていながら,ほぼ日手帳にJETSTREAMを付け続けるのは如何なものかと小一時間….
控えめに購入…と,言っても,まぁそれなりに購入してます.TOOLS&TOYSのページを見るのは毎年楽しみ.でも今年はカバー同様,インパクトのある製品は少なかったかな.
そんな中,『これは!』と思った製品がコレ.『ほぼ日のノート(for TRAVEL)』です.
表紙のこのシールを剥がすと,黒表紙のシックなデザインになります.
ほぼ日手帳の周辺文具はポップなデザインの物が多いだけに,この方向性の文具が出るのは嬉しい.
黒色のソフトな表紙,銀色のインクの小口.高級感を醸し出しています.
中身は白色(写真ではホワイトバランスが狂ってます.すんません!)で,ミシン目に沿って1P毎に千切れるタイプ.そして最後のページには単位換算表が付いており,ささやかですが『for TRAVEL』としての機能をアピールしています.
さて,では本体に行きましょうか.
流石にそれなりの価格の革製品なだけあり,梱包も丁寧です.
うむ.美しい黒,そして光沢.肌触りも良く,艶やかでしなやかな革です.
中はこんな感じ.5年前と機能的にはあまり変わっていないかな.
『TS』と書かれたタグや,HOBONICHIと打たれたロゴが落ち着いた雰囲気で良いです.5年前はこんな感じでタグにベタベタ書かれており,そして年も入っていました.
あっ.もしかして複数年使える品質になったから,年を入れなくなってる?(期待)
そして手帳本体.
信者ユーザーを増やすため,今年もしっかり紹介しましょうかね.
まずはカレンダー.左は2018年,右は上が2017年で下が2019年.
次は見開き4ヶ月の年間インデックス.柔軟に使えるフォーマットなので,日々の変化を数字で入れるも良し,縦軸のガントチャートとして使うも良しです.
次はマンスリーブロック.
一般に年間インデックスがある手帳はマンスリーブロックが無かったりしますが,ほぼ日手帳には付いています.王道的使い方としてはスケジュールの俯瞰用でしょうが,スケジュール管理は別の手帳で行っている私は,ここに1行日記を書いたりとか,ちょっとしたメモに使っています.
余白が広かったり等,様々な使い方を柔軟に受け止められるフォーマットになっています.
そしてほぼ日のアイデンティティーの一つである,1日1ページが始まります.年々洗練されて来た工夫の塊なのですが,そんなことはおくびにも出さずに気軽に使えるフォーマットという感じです.
が,月初めのページには,これから始まる月のためのページが用意されています.
その月の目標ややりたいことを書き,定期的に見直し…のような形で使えます.
キチンとするのであれば,1日の終わりにその1日を振り返ってみたり,1週間に1回振り返りをしたりするのが理想です.しかし,ユルく使う場合は一ヶ月くらいのインターバルがベストだと思います.
短いスパンだと書く内容が細かくなってしまって流れを俯瞰できなくなる.かと言って長いスパンだと,ざっくりした内容になりがち.そんなこともあり,1ヶ月というスパンはとても良い塩梅では無いかと.
廃止希望が大勢を占めているのに,廃止される気配すら無い『日々の言葉』は ほぼ日手帳のアイデンティティーの一つ.
そして大晦日で終わります.
元旦に始まり,大晦日に終わります.昔は前年の12月からスタート出来るように変則的なページがあったのですが,今はバッサリと無くなっています.この割り切り,素晴らしいですな.
私の場合,実家に2冊のほぼ日手帳を持って帰省し,大晦日の初詣前に最後のページを書き,元旦に新しい手帳を開いて…というのが恒例行事になっています.
あー.でもさっき届いたメールを読んだら,今年の年末年始はレジャーに出かける人達を横目に,某所で実験立ち会いの可能性が….宿で新しいページを開くことになるかも….
続くのは,おまけページ.まずは3.7mm方眼のメモページ.15ページなので,あまりガッツリは書けません.1年を通してアクセスする情報で,かつ,日付に関連しない情報を書く感じかな.
次は『Time Table』.学生なら学校の時間割を書く感じでしょうか.
社会人としてはやや使いにくいページです.私の場合,曜日固定の予定とか無いしなぁという感じで持て余し気味.
次は『Graph Paper』.所謂グラフ用.
横軸が31目盛りのため,一ヶ月の変化をグラフ化するのにピッタリです.12色のペンで色分けして描けば1年分も書けます.今年は下の余白が増えているので,補足情報とかも書けて便利かも.
続くのは『Favorites』.好きな物・お気に入りを書くページです.
日付,種別を示すアイコン,自由記入欄,☆がワンセットになっています.アイコンは映画,本,音楽,食事,買い物,イベントが印刷されており,マークを付ける感じかな.
この手の『好きな物リストページ』は,本なら本だけというように種類別に分けられている手帳が多いような印象があります.『種類を意識せずに時系列で埋めるのだ』という考え方もあるけど,私は分類して管理したいかな.ちょっと持て余し気味.便利な使い方を模索中.
続いて『My 100』.
最近流行の,『やりたいことを100個列挙する』のような事に使えるページです.
例えば『今欲しい物を挙げて下さい』と,言われた場合,大抵は10や20はスラスラと挙げられるでしょう.しかしその後悩み始め,50を超えると詰まり始めると思います.なので100個挙げるのは相当考えないといけない.
達成したいことも,100個挙げるとしたら相当考えることになります.『本当に自分が望んでいるものは何か』をきちんと考えるために,敢えて100個挙げるタスクを行うという考え方もあるかも.
続いて『日本全国ローカルごはんリスト』.
最近,初めて行く地方都市に出張することが多いので,この手のページは大変役立ちます.『名物に美味いものなし』なんて言われてるけど,このページには唸らされます.
例えば京都を見ると…私のソウルフードの一つである『天一』が載っています.『御番菜』とか書かれたら,「てめーどこの雑誌の回し者だよ,『はんなりギロリの頼子さん(3巻が特にオススメ)』でも読んで,リアルな京都を勉強しやがれ!」なんて叫んだかもですが,このラインナップなら納得です.
あ,そうそう.ご当地マンガと言えば,『ローカル女子の遠吠え』も超絶オススメです.浜松県静岡県出身者は『そうそう!!』とツッコミを入れながら笑えるし,非地元民はあまりにシュールな現実話に笑い転げることでしょう.
話戻すと天一.店によって若干味が違うことがあるのですが,関東と関西とでは味が全然違った気が.私のもう一つのソウルフードであることろの金沢カレーの一派であるゴーゴーカレーと比べて,(どの店でも同じ味という)安定感は今ひとつかも.ちなみに金沢カレーですが,本当は私はチャンカレ派.『カレーのターバン』だった頃から通ってます.
浜松静岡も見てみましょうかね….おっと,『さわやか』のげんこつハンバーグが載ってる.選者,よく分かっておられますな.これも私のソウルフード.三泊四日で帰省すると,2~3回食べるときも.オニオンソースで食べるのがオススメです.
そしてストレッチ.
ワタシ的には,ストレッチは負荷が軽い印象があるので運動ではないような気がしていたのですが,それなりに効果があるとのこと.特に運動不足気味の女性にとっては,適度な負荷で太りにくい体を作るのに効果があるようですな.
マンガばかり紹介してしまいますが,『ストレッチ』(全4巻)は絵やストーリーが良かったのは勿論のこと,中で紹介されているストレッチも実戦的で良かったです.
簡単な挨拶等が各国語で書かれた『世界の人と、ちょっとおしゃべりを。』ページが続き….
『二十四節気のこと』が続きます.まだ先があります.充実のおまけページ.
『もしものときの、準備をしよう』は災害時の備えを考える上で,とても実用的で役立つ内容です.
『単位換算表』は一応お約束かな.最近はグーグル先生に聞けば換算してくれるのであまり使うことは無いと思うけど.あと,『くらしのリンク集』は流石に今の時代に即してQRコード.一昔前の手帳だと電話番号の羅列だったのですが,時代は変わりましたなぁ.
『Gifts』は送った物や頂いた物を書き留めておくページ.お中元もお歳暮も無縁の生活をしているので,使い方が難しいところ.今年は誕生日とか結婚記念日のプレゼントとか書いておこうかなぁ.
右ページの『満年齢早見表』もお約束ページですな.使ったこと無いけど.
ただ,一部の手帳では『明治』の行が無くなって来ていて,時代は変わりつつあるのだなぁと感じます.
そして住所録(と,呼ぶにはあまりに少ない6箇所用なので,重要な連絡先記入用)と個人情報を書くページ.絶対に落とさないという確信を持てるのなら良いけれど,このご時世では書くのに少々躊躇しますな.
最後に ほぼ日の情報色々.
そしてシリアル番号.実用的な意味があるのかと聞かれると『?』だけど,繋がっている感はありますな.
外側ポケットに,先の『ほぼ日のノート(for TRAVEL)』を入れるとこんな感じ.実に良い雰囲気です.
まとめ
自由度が高い手帳というのは,逆に使い方に困ったりします.そんなときは,『公式本』を眺めてみましょう.色々な人の様々な使い方の中に,『こんな使い方,便利そう』とか『あ,この使い方憧れる』なんてのが見付かることでしょう.
そして手帳ビギナーによくある話として,『手帳を使うぞ!』と,気負い過ぎ,便利になるはずが逆に負担になって使い続けるのが苦痛になるなんてことをよく聞きます.
公式ページにも載っていたような気がしますが,『ほぼ日手帳』は,使っても使わなくてもいいんです.何も書かれていないダイアリーのページがあったとしても,それは『書けない日があった』という記録です.それも一つの記録なんです.書きたいときに書きたい物を書くという気楽な使い方をすれば良いんです.
…と,今年はあまりほぼ日を使っていないワタシ自身を納得させるテスト(笑)
最後に少しまとめ的な話を書きますと,これまで色々なカバーを使ってきましたが,一周回って元に戻った感じがします.
私の使い方だと,パッと開いてサッと使える感じでないと利用頻度が極端に下がることが実感できています.そのような目線で見ると,ほぼ日手帳のアイデンティティーの一つでもある『バタフライストッパー』は,極めて秀逸です.普段は勝手に手帳が開かないような『栓』になっており,イザ使おうとしたときに筆記用具を取り出せばパッと開いて使えるのですから.
後はカバーの手触りや質感.これらが良い物は利用頻度が高まります.過去のカバーを思い出すと,デニムのこのカバーも素敵でしたが,TSブラックのしなやかな革に勝る物は無かったかなと.
そんなわけで,来年は『TSブラック ベーシック』で行きま~す.
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