ガジェッターの夏の必需品:USB給電で使える蚊取りマット
『三連休?知らない子ですね』って感じで絶讃徹夜中なのに,『KING JIM ポメラDM200でEmacs、Vim、Ruby、Pythonが動くなんて素敵すぎる!』なんて素晴らしいページを友人に紹介され,衝動的にAmazonでポチりそうになっている今日この頃ですが皆様如何お過ごしでしょうか.
夏向けのネタをいくつか準備していたのですが,なかなか書く時間が取れない状況が続いており,お蔵入り,もしくは来年に持ち越しの危険性が現実味を帯びて参りました.そんなわけで,今回は小ネタですがネタ消化のためにタイトルの件をば….
ふと気が付くと,あと二週間もすると8月じゃないですか.色々とレジャーの計画を立てている人が多いと思いますが,ホント,夏休み/盆休みは学生のときも社会人になってからも楽しみですよね.
で,色々と楽しいことが多い季節ですが,例の忌々しい存在も現れます.『蚊』です.
集中して何かをやっているときにあの羽音.そして疲れ切って寝ていてもあの羽音.音がしなくても,気が付くとあちこち刺されていて痒くて集中出来ない…なんて経験は誰でもあると思います.ホント,鬱陶しい存在です.
見付け次第成敗するという手もありますが,やはり近くから追い払ったり駆除する方が楽.この目的のために私は蚊取り線香を焚くのが好きだったのですが,あの『夏が来たなぁ』と感じさせる匂いが家族(と,言うか,嫁さん一人か…)からは大不評でして,蚊除けのスプレーや,ぶら下げておくと虫が寄ってこないという製品をここ数年使っていました.
しかし,あの手の製品って…今ひとつ効果を実感できないってことありません?
その後ノーマットを実戦配備したのですが,これまた近くを普通に飛んでいる蚊を発見.『やっぱ効いてないよ!蚊取り線香焚こうよ!』と,提案したのだけど,再び却下.
そんなわけで,マットタイプを購入.こっちは効いてる感じです.そして匂いも線香タイプと異なって殆ど無いので,嫁さんからのクレームも無さそうです.良い感じです.
前振りが長くなりましたが,よく効くことが分かったので,マットタイプの携帯型を探した次第です.出張時,宿泊先で蚊の羽音に悩まされて熟睡出来なかったことがありまして,翌日のパフォーマンスにも大きく影響した苦い想い出があります.
探すとあるものですね.購入したモノはコレ.『どこでも安心!USBで蚊取りマット MOSQREPE』です.
外箱を見ると,どこからどう見ても中華製です.貼られているシールに日本語がありますが,その他は中国語だけ.英語すら書かれていません.
で,この製品の良い所は,小型軽量なのとUSB駆動であることです.
製品名もその物ズバリで『USB駆蚊器』.
では中身を見てみましょう.
本体,USBケーブル,そして日本語マニュアルが入っています.
中華製にありがちな,変な日本語フォントではありません.
保障期間は半年.
日本の代理店が作成したんでしょうか.マトモな日本語マニュアルでビックリです.
唯一『ん?』と,思ったのは同梱品に『充電ケーブル』とあった点.これは充電ではなく,給電用ですよね.
逆に言うとそれくらいマトモなマニュアルだったので,箱を中国語の書かれていない日本国内向けの物にしたら,もっと安心感を持って買って貰えるのではないかと(笑)
本体.小型です.
裏のシール.5V 1.5Aと書かれています.
向かって正面右側に給電用のmicroUSBポートがあります.
なお,本体はやや傾いたL字型であり,安定感を持って自立するようになっています.そして伸ばしたり畳んだりすることは出来ません.形状的に少々持ち運び時に収まりが悪い印象.
反対側は何も無し.
樹脂製の多孔のケース裏側に隙間があり,そこにマットを手で挿入する構造です.金属製のヒーターが裏からマットを炙り,有効成分を揮発させて効果を発揮するという仕組みです.
裏側にも穴が空いています.こちらは専ら放熱用かな.
個人的にはベープマットのマットがオススメ.スズランの香りのするタイプと微香性のタイプがあります.今回は後者をチョイス.
最近はマットの入手性が以前と比べて悪くなっているけど,まぁAmazonでまとめ買いすれば問題無し.
マジマジと箱の説明を読んだのは初めてかも.12時間効果が持続するとのこと.
ただ,効果のピークは3時間後くらいで,後はジワジワと下がりますな.
1マットは4.5~8畳用とのことで,窓を開けて使う場合は風上に置くと効果的とのこと.ただ,基本はやはり窓を閉めて室内の薬品の濃度を上げて使う…ということが推奨されています.
中身.1マット毎に個別包装になっています.
私が子供の頃は,もう少し違った包装だったような気もする.文字とラインの色が青かったような.
袋を破って…
出します.
裏側.
ヒーターで炙ると色が薄くなり,白っぽくなったら替え時です.
では早速セットしてみましょう.
…結構キツイ.
『これじゃぁセットしたマットが取れないじゃん.工作精度が悪い?不良品?』とか思ったのだけど,マニュアルによると交換時には新しいマットで押し出せとのこと.単に抜く場合は爪楊枝か何かで押し出す感じですかね.
給電すると青LEDが点灯します.
背面のシールには5V 1.5Aと書かれていたけど,概ね電流はこんな感じで1A行きませんでした.ただ,500mA以上流れるので,それなりに余裕のあるポートを使わないといけません.
まとめ
最近の大抵の携帯機器はUSB給電で動くようになっていますが,今回紹介したような古典的な機器までもがUSB接続タイプが出て来ているとは…ある意味驚きです.
USB給電可能であれば,USB充電器やモバイルバッテリでも稼働させることが可能になります.一晩1A近く供給し続けることを考えるとモバイルバッテリの使用は現実的ではありませんが,ピンポイントで1~2時間という感じであれば全然問題無さそうです.
それでは利用シーンを想定してみましょう.会議中に蚊の羽音が聞こえたら,ブリーフケースから『USB駆蚊器』をおもむろに取り出して手際良くノートPCのUSB 3.0ポートに繋ぎ(1A近く流れるため),『ご安心下さい.じきに駆除されます』と,クールに宣言してみましょう.効果持続時間は約12時間.これで長丁場の会議も大丈夫でしょう(笑)
夏のUSBデバイスと言えばUSB扇風機が定番ですが(私はコレを使っています.実に素晴らしい性能です.零戦よ,永遠なれ!!),実用性と切実さという意味では,今回紹介した『USB駆蚊器』の方が上かもしれません.
と,いうことで,USB駆蚊器,オススメです.
なお,使用中はそれなりに熱くなりますので,ある程度スペースのある卓上で使う方が良いと思います.類似商品にこのようなタイプもあるのだけど,こちらはPCのUSBポートに直挿ししようものなら机やPCまで炙られそうなので,少々気になる所です.そういう意味では,『USB駆蚊器』は机の上に自立するようになっているので安心かな.
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