2025年6月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

AdSense


AdSense


SNS

  • SNS

« ガジェッターの夏の必需品:USB給電で使える蚊取りマット | トップページ | 夏のレジャーやちょっとした用途に大活躍するかもしれない『特定小電力トランシーバー』 »

2017年7月19日 (水)

SMART-JACKETを使って格好良いオトナのフルアーマードクルトガを作る

久しぶりに文房具ネタを少々.

今年の初めにSMART-GRIPをレビューしましたが,実に素晴らしいアップグレードツールでした.それも見た目だけではなく,使い勝手も向上.そんなわけで,レビューを書いた後にもう一つ購入してしまうほど気に入って使っています.

今回紹介する『SMART-JACKET』も,製品名から想像が付くと思いますが『UNUS PRODUCT SERVICE』の製品です.

同社の製品としてはSMART-TIPも過去にレビューしました.ニッチだけれども良いポイントを突き,そして素晴らしい完成度の製品を出すという意味で絶大な安心感があります.

そんなわけで,SMART-JACETも期待し,見付けた直後に即クリックしました.

099

『SMART-JACKET』にはゼブラのデルガード用のジャケットも販売されていますが,今回はクルトガ用を購入しました.パッケージはこんな感じです.

089

『KT-01』は『KuruToga-01』なんだろうか….

カラバリや別バージョンが出たら,製品名にある数字が増えて行きそうですね.いや,私の文房具欲を満たすために出て欲しい.あと,オレンズ用も是非.

090

『ペンのボディを好みにカスタマイズ!』

キャッチコピーがステキです.文房具好きなら『カスタマイズ』の単語にドキドキすることでしょう.

091

裏側はマニュアルになっています.

この図を見て頂くと分かる通り,本体の上に皮を被せて(かぶせて)被う(おおう)製品になります.バルキリーにアーマー付けて別物になる感じですかね.え?意味が分からない?じゃぁMBTに増加装甲を付けて…え?もっと分からない?じゃぁ…

…やめときます.

092

クルトガ用の対応モデルは『スタンダードモデル』の0.3mmと0.5mm,そして0.7mm.この他パイプスライドモデルにも対応.

同じラインのペンでも,形状が異なると使えないようです.『ハイグレード』とか『ラバーグリップ』はNGなのかな.

093

と,いうことで,手持ちのクルトガ登場.

094

この価格帯のシャープって,あまりヘビーに使っていなくてもすぐに痛むじゃないですか.

例えばこのクルトガはと言うと,ペンケースの中で他のペンとじゃれ合った結果,このように塗装が剥げてボロボロな状態に.

学生であれば『そんなになるまで酷使して勉強しているんだね』とか,『物を大事にしてるんだね.えらい!』なんて感じで,概ね高評価を得られることでしょう.しかし社会人だと…特にお客さんの前で使うのは憚られますし,『ボロボロやん.そろそろ買い換えたら?』的なツッコミが同僚から入ることもあるわけですヨ.痛んでいるのは見た目だけで,機能的には全く問題無いにも関わらず.

そこで『SMART-JACKET』ですよ!!

096

早速開封しましょう.

097

各パーツはウレタンに整列して収納されています.鈍く光るメタリックな黒色も含め,まるで銃器のような格好良さです.

098

各パーツはこんな感じ.

100

各パーツをクルトガと並べるとこんな感じ.

099

まずは軸を見ましょうか.パイプの中ほどを絞った感じのツルッとした筒状のパーツです.

101

そしてグリップ部分はローレット加工.

私はペンケースに入れた際に他のペンを傷付けやすいローレット加工は苦手なのですが,これはあまりエッジが立っていないのでギリギリセーフかも.握っても痛くありません.適度な滑り止め加工という意味では結構良いかも.

102

上記二つのパーツを連結し,こんな形の『筒』を作ります.

103

そして本体を入れます.完成形が見えてきましたね.

104

そしてこのパーツの登場.

105

本体が抜けないようにネジ止めします.

106

奥までねじこむとこんな感じ.

107

交換用キャップも付いています.

メタリックな黒軸なのにチープな半透明のキャップが付いていたら…アンバランスで見栄えが悪いですしね.カラーを合わせたキャップが付いてくる辺り,きちんと細かな所まで考えられています.

108

軸と一体化したパーツでも良いのでは…と,一瞬思いました.

シャープの場合,(大抵の場合は消字能力に問題のある)小型のイレーサーが付いています.これを使うことは殆ど無いので,機能的に潰してもそれ程問題は無いと思います.しかし,副作用で軸をバラさないと芯の補充が出来なくなると致命的.やはり脱着可能な形状のキャップが必要ですな.

109

と,いうことで,キャップを付けてフルアーマー化完了.

110

色合い質感共に素晴らしいアップグレードとなりました.

単なる太い軸だと,緊張感の無い野暮ったい雰囲気のペンになったりします.しかしこのジャケットの場合,軸の中ほどの絞った部分がワンポイントになり,全体的に締まって見えます.

112

ペン先から見た姿も精悍です.ペン先のシルバーのパーツはオリジナルそのままなのですが,軸が黒く変わるだけで見た目も印象もガラリと変わります.

113_2

ただしクリップは…オリジナルのクリップをそのまま使うようになっているのですが,軸とのギャップが激しい感じ.

ここだけ見ると,狼の皮を被った羊,いや,耳が出たウサギのよな感じ.

しばらく使うと見慣れますが,ガンメタで塗ってみようかな….

111

まとめ

『アルミ製 無垢材から削り出し、表面加工は高級なアルマイトコーティング』と商品紹介にあるように,実に格好良いです.塗装が剥げてボロボロ,だけど機能自体は失っていないクルトガに被せることにより,高級感すら漂わす新しいシャープが誕生.

そして良くなったのは見た目だけではありません.使ってみた感じでは,アルミを使用していることもあって重くなく,感覚的には樹脂製の軸と思う程.長時間使っても疲れる感じはありません.そしてペンの使い勝手を大きく左右する重心位置も良い感じ.更には軸が少し太くなりますが,逆に握りやすい太さに感じます.絶妙なローレット加工も含めて実に使い易く変化.

その一方で,ペン先のパーツは良いけれど,本体の物をそのまま流用するクリップはちょっと…かな.また,透明窓から覗くことが出来るクルトガの歯車のような複雑な機構が見えなくなるのも,人によっては嫌かも.

と,言うことで,400円以下で売られているクルトガに1800円もするジャケットを着けるのは本末転倒に思われるかもしれません.しかし実際に付けてみると,全く別のシャープが誕生したかのような装いです.それも高級な.

文房具好きな人から,『え?それ,何処のブランドのシャープ?』という質問を受けるかもしれません.写真だと質感が伝わりにくいけど,目を引くオーラをを纏うことは間違いありません.一歩間違うとタクティカルペンに間違われて職務質問を受けたとき(その後順調に数を増やしました)に困るかもですが.

と,いうことで,『SMART-JACKET』オススメです.

« ガジェッターの夏の必需品:USB給電で使える蚊取りマット | トップページ | 夏のレジャーやちょっとした用途に大活躍するかもしれない『特定小電力トランシーバー』 »

文房具」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« ガジェッターの夏の必需品:USB給電で使える蚊取りマット | トップページ | 夏のレジャーやちょっとした用途に大活躍するかもしれない『特定小電力トランシーバー』 »