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2017年6月12日 (月)

ライトインザレインのタフなブック型メモ: Rite in the Rain MEMO BOOK

ご無沙汰しております.引っ越しは何とか終わったのですが,その後の忙しさにかまけてブログの更新をしないのが日常になりつつあった今日この頃ですが,皆様におかれましては如何お過ごしでしょうか.

習慣ってやっぱ大事ですね.多少労力がかかることでも習慣化されていれば(惰性で)続くし,やらないことが習慣化すると,僅かな労力のものでも続けられなくなる.歌を忘れたカナリア,もとい,更新を忘れたブロガーにはまだなってはイカンと思いつつ,少し更新です.

今回は,前回のエントリーで触れたRite in the Rainブランドのタフなメモブック(MEMO BOOK)です.Amazonではかなり高額な価格で売られていますが,楽天のvic2では1200円くらい.私は四条の大丸(*)横を地下に下りたレコードも売ってる雑貨屋(何てローカルな説明だ…)で千円台で購入しました.輸入品って店によって値段が極端に違う場合があるので怖いですな.

(*)『月がきれい』の修学旅行の回で,安曇君と水野さんが待ち合わせしようとした百貨店.放送を見ていて,『あ,その入り口って「四条通り側の」って言わないと通じないよ,でも普通東洞院通り側や錦市場側で待ち合わせは無いやろ…』とか,『あ,そうそう.安曇君が待ってた東洞院通り側の入り口横の米福の海鮮丼は安くて美味いし,その横の魁力屋の九条ネギラーメンも絶品だよなぁ』と,深夜放送中にも関わらず急激に空腹感を感じ,『あかん,今何か食べたらそのまま腹の肉になる』と,のたうち回ったのは秘密だ.

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フィールド/屋外での筆記を考慮した手帳/ノート/メモ帳というと,真っ先に思い浮かぶのはコクヨの測量野帳.ハードカバーかつ使い易い手頃な大きさは,フィールドだけでなく日常使いにも便利.そのため,特に方眼タイプの『スケッチブック』は文房具マニアで無くても知っている/使ったことがある人は多いでしょう.

そしてちょっと文房具マニアの血が入っている人は,舶来のFIELD NOTEを嗜好するかもしれません.元々は米国の様々な会社で『フィールド=農場』作業者向けに作られていたノートで,ズボンのポケットに入れておき,必要に応じてメモ書きをするという用途のためのノートです.昔は各社がノベルティとして配ったりしていたそうで,その表紙は多種多様なものが存在していたが,時代と共に廃れたとのこと.そしてMOLESKINEに似たものを感じるのですが,現在『FIELD NOTE』として売られている物は,2008年にデザイナーのAaron DroplinがJim Coudalと共に復活させたという代物です.

おっと,今回は『Rite in the Rain』でしたね.

『Rite in the Rain』は『水を弾き,どんな天候,場所でも書くことができるオールウェザーノート』というキャッチコーピーで有名なのですが,アウトドア好きに愛されている約100年の歴史がある製品です.

まぁそんなわけで,隣接したゾーンに様々なブランドや製品があるわけですが,やはり海外製は高いです.測量野帳は1冊150円しないというのに,FIELD NOTEは1冊400円くらい.そして今回紹介するmemo bookは1200円.容量はそれぞれ80P/48P/112Pとバラバラなのですが,海外製品のコストパフォーマンスの悪さが際立ちます.

とは言え,『モノ』としての魅力は一級品で,多少の割高感は『チャーム』の呪文と共に帳消しになります.見て下さい,MEMO BOOKのこのデザイン,そして『モノ』としての存在感を.

単なる紙の束や消耗品ではない『何か』の存在を感じます.

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パッケージの裏側も手が込んでいます.

日本製であれば,中身を綺麗に保持するためにラップで包んで…的な方向性に行くと思うのですが,敢えて本体を『バーン』と露出させ,わざわざ変則的な形の凝ったカバーを付けています.ノートとして使い始めようとした場合,破り捨てるだけの存在のカバーにも関わらずです.

凄いよなぁ….

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で,『MEMO BOOK』.カラーがタン(色)系で統一されているのも中々良い感じです.

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  • 濡れていても乾いていても書けるよ!
  • 乾いているときはマーカーや普通のボールペンが使えるよ!
  • 水性ペンは使えないよ!

手書き調のイラストも良い味を出しています.

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カバーの外し方が分かりにくいのですが,この部分をベリッと剥がして本体を出すようになっています.

左下に印刷されていますが,『MADE USA』.

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古くからある会社ですが,Webページに古くささはありません.そしてPinterestを眺めてみると,デジタルの世界でも大いに愛されているブランドであることが分かります.特にEDC(Every Day Carry)クラスターと相性が良さそうです.

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本体.表紙のワンポイントとなるイラストと文字がとても良い雰囲気を醸し出しています.

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裏面は文字だらけ

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厚さはこれくらい.112ページ.米国製らしくなく,エッジがきちんと揃っており,そして角の丸みも綺麗に加工されています.

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そしてノートのサイドにはスケールが印刷されています.こちらの辺はインチ.

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こちらの辺はcm.

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ちょっと中途半端感が拭えないけど,11cmまでの目盛りが印刷されています.

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意訳するとこんな感じ:

 環境に配慮したどんな天候下でも書けるノートで,特許取得済.鉛筆か『all- weather pen』を使って書いてや.ライトインザレインは,おたくの書いたメモがフィールドの厳しい環境を生き残ることを保障するで.

(関西弁にすると何故か怪しく感じる不思議)

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1916年からなので,2017年現在で102年目ですな.

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罫線は横罫.そして紙色はライトタン.

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裏表紙には,5万分の1,10万分の1,25万分の1の地図を見るときに使えるスケールと,各種単位換算表が印刷されています.

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そしてノート下部には筆記体で"Rite in the Rain".

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そしてこちら側には,注意書きと商品紹介.

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まとめ

『モノ』としての質感,存在感はとても良いです.

米国製の製品は,例えば裁断面が凸凹していたり等雑な作りの製品が多い印象なのですが,これはとても丁寧に作られているように感じます.そして現代風過ぎず,かといってクラシカル過ぎない印象を与える作りおよびタン(色)もとても良い雰囲気です.

ただ,個人的には罫線無し(plain),もしくは方眼であればもっと良かったかな.横罫が最も一般的で無難という感じなのかなぁ.

それとFIELD NOTE同様,表紙がハードカバーでは無い等,測量野帳を見慣れた我々にしてみると『屋外用』という面では不足感があります.しかし,細かな数値をビッシリ表のように書き込む場合は別として,一応表紙は厚紙になっていますので,ザックリ使う分には意外と問題無さそうです.

少し使ってみて感じたのは,無印良品の再生紙文庫本ノートに雰囲気的が似ているということ.大きさや質感は異なるのですが,ある程度容量があるブック型のメモで,尻ポケットに突っ込んでおき,ラフに使えるという感じです.

価格が高級ノートのランクなのでコストを意識して使ってしまいがちですが,そういうことを考えず,ラフにバリバリと使い倒すのがこのノートを使う醍醐味なのかもしれません.そして『ラフに使う』というのも,普通に屋内で少し粗っぽく使う程度ではなく,あるときは土砂降りの雨の中,あるときは吹雪の中で寒さに手を震わせつつ筆記する…のような半端なく過酷な天候の元で使うのが似合っている感じです.

日常使いには少々オーバースペックな気がしないでもありません.しかし,デザインや機能性にウットリと出来る方であれば,1冊持っておいても損は無いと思います.万が一の災害時用のセットの中に,鉛筆,もしくは『コレ』と共に忍ばせておいても良いかもです.オススメ.

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