『リコマース宅配買い取りサービス』を利用し,意外な程の高額買い取りに驚くの巻
まだ段ボールの山がそのまま部屋に残っており,引っ越しが終わった感じにならない今日この頃ですが,皆様如何お過ごしでしょうか.私の書斎の床がスッキリするのはいつになるのでしょうか…神様教えてください….
さて,思い起こすと3ヶ月ほど前,引っ越し前に嫁さんから『本を全部持って行くの禁止.整理しなさい』と,一方的な通告を受け,引っ越し前に捨てられる物は捨てて…と,チマチマとやっていました.すると嫁さん曰く,『売れるものあるなら売ったら?』と,一言.
そりゃぁね,余力があればそうしたいですよ.でもね,売るのと残すのを仕分けるだけでも大変なのに,ブックオフに持って行くのは更に面倒じゃないですか(*).ただでさえ出張が立て込んでる中,引っ越し準備をしないといけないのに…と,いう感じでした.
(*)全国どこでも宅配買い取りサービスが利用可能で,一部地域であれば出張買い取りもある.詳しくはコチラ.
で,そんなペースでやっていたら,引っ越しなんて終わりません.こちらに少し書いた通り,引っ越し業者が大物を運んだ後に残る未梱包の物の山を見て途方に暮れるなんて事態に陥りました.迫る退去日.焦る妻と私.そんなの他人事で空気を読まずに新居ではしゃいで遊び回っている子供達…と,いう地獄絵図の中,私は決断しました.Amazon経由での買い取りサービスの利用です.『リコマース宅配買い取りサービス』の利用です.
結論から言うと,『何故もっと早くから利用しなかったのだろう…』と,いう感じです.売る物を詰めるだけで持って行ってくれるし,査定もサクッと短期間でされるし,買取額も予想よりもかなり高め.
そんなわけで,退去日当日の修羅場に1回目,その後新居で1回の合計2回利用してみましたのでレポをしてみたいと思います.
サービスの概要に関しては,『リコマース宅配買い取りサービス』をご覧下さい.
- Amazonのアカウントがあること
- 本人確認が出来ること
- Amazonギフト券で支払いでOKであること
という3点がOKであれば利用出来る,実に便利なサービスです.
利用に際して
まず,Amazonのアカウントが無いと利用出来ません.Amazonでログインし,配送先に登録されている住所宛に段ボールを送るように指示します.配送は3営業日(?)以降から選択出来,時間帯指定も可能です.そして集配日も時刻帯込みで指定することが出来ます.例えば土曜の朝に段ボールを送って貰い,日曜の夜に集荷に来て貰うということが可能です.
私はというと,退去日の朝一に段ボールが届き,その日の夜に集荷というタイトなスケジュールで臨みました.宅配業者が佐川ということもあり,一抹の不安を感じていたのですが,時間通りきちんと届いて集荷もされました.ありがとう!!
ただ,査定及び支払いのゴールテープを切るためには,前述の『本人確認』が必要になります.
手続きに関してはこちらのページにまとめられているのですが,一般的な流れとしては以下のようになります.
- 指定の宛先に『本人限定受取郵便の連絡』が届く
- 郵便局に『本人限定受取郵便』を受け取る日時を連絡
- 『本人限定受取郵便』を受け取る際に,郵便局職員に当該住所の書かれた公的な身分証明書を提示して本人確認をしてもらう
まぁ一言で言うと面倒です.更に私の場合は引っ越しが絡んでいたので,この時点では引っ越し先の住所の公的な証明書は保持しておらず,何が何でも退去日までに手続きをする必要がありました.なお,この本人確認は査定までに行っておけば良いので,平行して進められたのがラッキーでした.1度本人確認が完了すれば,以降は宛先を変更しても(宛先を新住所に変更しても)本人確認をやり直す必要はありません.
- 退去日前日に『本人限定受取郵便の連絡』が届く
- その日のうちに郵便局に連絡を入れ,翌日の朝一に来て貰うよう依頼
- 退去日当日にパスポート提示で職員に本人確認してもらう
いやぁ~ギリギリでタイトな状態でした.郵便局への連絡が半日遅れるだけでアウトだったかもしれないわけですから.そして本人確認のタイミングが荷造りの真っ最中だったので,『こんな状態で本人確認か?』とか怪しまれたかも.おまけに別れを惜しむ近所の方が,本人確認の最中に『今日が最後ですね.寂しくなりますね』とか挨拶しに来られ(実話),職員に突っ込まれるのではないかと冷や汗が(^^;
と,まぁ色と綱渡りでしたが,1回目に梱包した5箱が退去日の20時近くに佐川の手により旅立っていきました.
箱のサイズ,数,届く日,集荷日を選ぶ
次に日付と時間帯を選びます.以下の画面は画面をキャプチャするために後日選択した画面なのですが,必ずしも『3日後』ではなく,金曜の夜にオーダーしようとすると翌週の水曜以降になります.
時間指定がかなり細かく出来るのが良いですね.実際に守られるかは別問題ですが(私の場合,少し早めに来られた.逆に助かりましたが).
Web上でポチポチと選択し,変更などもオンラインで行えるのは便利.査定結果の確認とAmazonギフト券の受け取り
集荷された荷物には追跡番号が付いていますので,リコマースのページから今どこにあるか追えます.で,ここで普通は『あっちに届いているのに,査定結果がなかなか来ないじゃん』って放置プレイまで込みなのが定番だよなぁと思っていたのですが,リコマースは違いました.
朝,名古屋の事務所に荷物が届いたとして,その日の夜には査定が出てメール来.そして『OK』とクリックすれば即座にでAmazonギフト券が受け取れるので,返事をしてから振り込まれるまで数日待つ…なんてこともありません.
1回目の戦果
1回目はとにかく退去日でバタバタしまくっていたため,押し入れに入れたまま眠らせてあったCD群をほぼノーチェックで箱に突っ込み,そしてDVDも手当たり次第入れ,残りを本で埋めるという感じにしました.まぁ要は目に付いた嵩張る物をドカドカと手当たり次第に突っ込んだと言った方が良いかもです.
さて結果です.
結構な額を注ぎ込んで購入した物が買い叩かれ安く査定されていたり,逆に『え?』と,いうものが高く査定されていたりしました.
約半数の商品が1円査定だったのですが,合計額がこのような額になったと言うことは,高額査定の商品もあったということです.では見てみましょう.
最も高く売れたのは,『独眼竜正宗3巻セット』でした.地味に人気があるようで,中古でも6千円台から売られているようです.約4千円というのは妥当な額かもです.まぁ購入額の1/3以下なので,『儲かった~』ではなくて,『まぁ…良かったかな』という感じではありますが.
そして『スター・ウォーズ エピソード6 ジェダイの帰還 リミテッド・エディション』 が次点で約3,500円.これは購入額の半額以上で売れているのマズマズかな.
そして驚いたのは,CDが結構良い額で売れていること.若気の至り,もとい,『GOLDEN☆BEST/南野陽子 ナンノ・シングルスIII+マイ・フェイバリット』が1,255円.Amazonを見てみると,新品でも2,500円なので,これはかなり凄い買取額ではないかと.
その一方で攻殻機動隊のDVD BOX等,BOX物やリミテッドエディションがえらく(私基準では)安く査定されていたのは苦痛意外でした.それとガッキーの写真集がコンディション『良い』なのにそれなりの値段が付いていたり,『アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝』が約700円査定であったりする例外はあるものの,コンディションが『非常に良い』であったとしても,書籍は1円査定が殆ど全てという感じでした.
過大な期待を抱かず,『捨てるくらいなら…』という気持ちでいたため,4万円オーバーというのは意外でして,まぁ良いお小遣い稼ぎが出来たなという感じでした.
2回目の戦果
引っ越しの荷物を片付けるためにはスペースが必要で…と,いうことで,2週間後に第二弾行きました.こちらも6/13日に申し込んで6/16に箱が届き,6/17に集荷があって6/19に査定が終わってAmazonギフト券で頂いたという超特急.
下の画像で既に額が見えているので書くと,買い取り金額は61,955円でした.
2回目は査定の方向を知るために,少し変わった物も混ぜました.海外のDVD(カリ城の海外版)です.でもこれは『買い取り不可』で0円査定.シングルCDも8cmタイプも買い取り不可でした.
二回目は273点と1割ほど商品数が少ないのに査定額が5割アップしているのは,本の割合を減らしたためだと思います.では今回はどんな物が高く売れたのかというと,こんな感じ.
『原田知世 2000 ベスト』が驚きの4,465円.1,801円で購入していたので,倍額以上で売れたことになります.斉藤由貴のベストもそれなりの金額で売れたし,30後半から40代以降の人向けのCDは高く売れ,絶版になっているとプレミア価格になるときもあるって感じでしょうか.少し昔の歌手のベスト版が出まくった時期があるのですが,色々と買って正解だったかも.
あと,新海誠の映画のサントラである『雲のむこう、約束の場所 オリジナル・サウンドトラック』がほぼ定価で売れていたり,ジブリ系は安定した額で売れている所を見ると,回転が速い物や人気のある物は高めで売れるって感じですな.
まとめ
と,いうことで,引っ越しの荷造りしながら『あ~もぉ~.面倒くさいから全部すてちゃるー』と,自暴自棄になりかけた時期もあったわけですが,ちゃちゃっと梱包して引き取りに来て貰って気が付いたら10万円以上のポイントが入ってきました.もちろん購入に要した額を考えると…まぁアレですが…捨てていればゼロだったものが10万円に化けたと思えば,中々の満足感.
まだ数回以上繰り返すだけの球数が残っているので,額は今後更に積み上がると思うのだけど,2回ほど利用して分かったことは以下のような感じ.
- 高額で購入した商品が必ずしも高額査定になるわけではない
- 査定価格は需給バランスと連動している
- 絶版のために高額でやり取りされている商品が定価以上で売れることも
- 書籍は人気商品かつ新しめの本でないと1円査定と思った方が良い
リコマースのサービスで残念なのは,査定結果に不満がある場合は返却して貰えるのだけど,オールオアナッシングであること.つまり,『コレとコレは買い取ってもらって他は返して欲しい』ということが出来ず,全て買い取りか全て返却かの二択ということです.
店頭であれば『えー.これ1円査定ですか?なら売りません』なんて交渉が出来るけど,それがしにくいってことです(一旦全部返して貰って詰め直してもう一度送る…ということは出来るけど,労力を考えたら…).
とは言え,ワタクシは物理的スペースを取る物を減らして電子媒体に…という方針で進めておりまして,ある意味半分目を閉じて箱詰めし,持って行ってもらえるサービスは有り難い限りです.本はやはり紙の本で読む方が読み易いので,贅沢が許されるのであれば広大な書庫が欲しいなとは思いますが…でもまぁ物事には限度があるわけで.
と,いうことで,書籍はkindleで購入するようになりつつあります.2012年10月に恐る恐る最初の1冊目に手を出したkindleですが…
6/19の時点で4170冊です.あわわわわ.
物理サイズを伴う書籍だとしたら,とんでもないことになっているなぁ….
ただ残念なのは,私の好きなシリーズでkindle化されていない書籍がとても多いこと.
例えば『光人社NF文庫』は殆ど持っているのですが,kindle化されているのはごく僅か.実用書でも頑なに電子化されない本もあるわけですが,『知的生産の技術』がkindle化されたときは涙が出るほど嬉しかったなぁ.あと,紙の本が絶版になった後,kindleで復活するという最近の流れはとても喜ばしいですね.
そう言えば先日,『Evernoteとアナログノートによる ハイブリッド発想術』が電子化されましたが,一度紙で読んで楽しんだ後,電子化された本を手軽に持ち歩けるということが出来るのもとても有り難いです.本当はAmazonと出版社に,紙ベースで購入した履歴があればkindle版を安く購入出来るような仕組みを作って頂きたいなぁと思ったりもしますが….
と,いうことで,『リコマース宅配買い取りサービス』オススメです.
Amazonのポイントも沢山入ったことだし,kindleで買いまくるぞー(Amazonエコシステムの罠(^^;)
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