ミリタリーテイストがハートを打ち抜くボールペン:トラベラーズノート ブラス ボールペン オリーブエディション
2017年3月24日.決戦は金曜日でした.
本ブログでも何度か紹介していますが,トラベラーズノートが今年も限定物を発売です.今回は2017年限定カラーということで『オリーブ エディション(公式)』.
本体カバーはレギュラーサイズのみだったのでスルー,ペンホルダーも特に使っていないのでスルー.しかし…『ブラス ボールペン オリーブエディション(公式)』にはズドンとハートを打ち抜かれました.
見て下さい,この神々しいまでのミリタリーテイストを.そして質実剛健な佇まい.実に素晴らしい.素晴らし過ぎます.当然ながら発売を知った瞬間に『これは欲しい』と,思ったわけですが,販売開始は冒頭に書いた日付,3月24日.時刻は11時スタートとのこと.
私の見ている文房具クラスタの範囲ではオリーブエディションに関する話題がそれ程出ていなかったため,オンラインショップのサーバが重くなって手続きが少々出遅れても何とかゲット出来るのでは…『待ってろ!!オリーブ』なんて思いつつ,公式ショップのオーダーページのタブを開きっぱなしで準備をしておこうとした矢先,公式から『明日発売』との案内メールが一斉配信されるという事態に.マズイ.競争率が上がってしまう….
そして発売当日,11時ジャストに休憩がてら離席して開きっぱなしのタブをリロードしてクリックする腹づもりだったのだけど,10時頃に同僚に呼び止められてガッツリと打ち合わせに突入.終わってから気が付くと11時をかなり回っていました.
でも,神様は見放していませんでした.『打ち合わせお疲れ様.最近毎日ヘビーですね.これはご褒美です』とでも言わんばかりに在庫が残っており,無事にオーダー完了.結局オリーブエディションはその日の夕方までには在庫切れになったとのこと.昼休み前にオーダーできるか否かが勝敗を分ける大きな要因かもしれないですね.
と,いうことで,見た瞬間にハートを打ち抜いて下さった『トラベラーズノート ブラス ボールペン オリーブエディション』のご紹介.
今回は本体を購入しませんでしたが,『TRC ブラス 万年筆 無垢』と『TF VICTORINOX クラシック SD 緑』も購入.これらはまた機会を改めて紹介しましょうかね.特に万年筆はとても良い製品でした.
ブラス ボールペンの無垢や白は本体だけでしたが,オリーブには紐が付いています.元々軸にぶら下げるための金具が付いていたので,ようやくセットでの純正品(?)が出てきたという感じです.
説明書き.表面の塗装が剥げてくると,下地の真鍮が顔を出すと書かれています.明記する辺り,剥げやすいために予防線張ってる?なんて穿った見方をしたのですが,触った感じでは割としっかり塗装されているようで,ちょっと擦ったくらいは大丈夫だと思う.
なお,『使用感』を『独特の味わいを醸し出す』と表現出来るのは,『トラベラーズノート』ブランドだからでしょうな.『味わい』や『雰囲気』も製品の性能の一つ.
リフィルの交換方法.OHTOのOEMのため,リフィルとしてOHTO No.705NPが使えます.
ヘッド部に紐を通してぶら下げる場合,クリップは不要/邪魔.そんなときはクリップだけ取り外すことも出来ます.
本体と紐.
まずは紐から見て行きましょうか.
紐は90cmで,比較的しっかりしたオリーブ色の紐.片方にはフックパーツが付いており,もう片方はオープンです.
結んですらありません.自分で適当な長さに切ってから使いなさいということでしょうかね.
フックパーツのアップ.
かなりカッチリした作り.開けるのには結構力が要ります.首から紐で下げて歩いていたら,知らないうちにペンが脱落してた…なんて事故が防げそう.
こんな感じで引っ掛けます.金具がメッキされている場合,この部分がゴリゴリと擦れて削れて行き,とても汚くなります.でも真鍮無垢なので,『独特の味わいを醸し出す』感じになります.
今一度本体.
下の写真の右側に写っているペン本体の尾軸(?)部分ですが,他のカラバリでは反射が眩しい銀色をしています.しかしオリーブエディションでは鉛色のシブイ色になっています.
ヘッドリング.説明書にも書かれていますが,他のカラバリよりもゴツイ.
そして無骨なクリップ.
軸には『TRAVELER'S COMPANY MADE IN JAPAN』の印.オリーブの塗装はつや消しのマット.加水分解恐怖症なワタシとしては,ウレタンコーティングでない点も評価したい(^^
BPの軸等は他のカラーと同じ.木軸が明るい色過ぎて違和感があります.黒系かダークブラウン系だったらもっと良かったんだけどな….
リフィルは兎も角,軸はほぼ交換することは無いので,オリーブエディション専用品にして貰いたかったな…と思います.
筆記時には,BP本体を抜いてひっくり返してこのように挿して使います.
保護用の樹脂玉はまだ取っていません.
リフィルは前述の通り,OHTO No.705NPです.ニードルポイントのため,インクが乗る部分が見やすく,書くところをしっかり見ながら書けるので字も絵も綺麗に書け/描けます(気がします).
バラすとこんな感じ.
後日紹介予定のブラス 万年筆 無垢との長さ比較.ほぼ同じ長さですが,オリーブエディションのBPの方が,ヘッドリングがかなりゴツイのが分かります.
収納時のサイズ.
小さく持ち運び,筆記時は使い易いサイズにして書けるというのは良いですね.
何となく期待されている気がしたので,更に大きさ比較.一番上は12.7x99mm NATO(*).一番下は7.62x51mmmm NATOです.まぁ大体 7.62mm弾と同じって感じですね.
(*)超ロングセラーなM2重機関銃や対物ライフル用の弾薬.SAOでシノンが使っていたPCM へカートIIが使う弾薬もこれ.
オリーブカラーと言うと,やっぱりミリタリーじゃないですか.と,いうことで,ODカラーのアンモボックス(弾薬箱)に乗せてみるテスト.色味がちょっと違うけど,雰囲気出てますな.
ちなみにこのアンモボックス,何故かコストコで売られていたものでして,デザインが良いし頑丈だし物入れとして結構便利です.ただし,結構重いのと,開け閉めの際に指を挟みやすい点に注意.
Amazonでも売られているコレと同じだと思うんだけど,シッカリした作りの割に値段が安いのでオススメ.
まとめ
と,言うことで,文房具なのに一切文房具としての使い勝手が書かれないというとんでもないレビューになりましたが(笑),デザインと質感の面で凄まじく満足度の高い物でありました.
この手の商品って,実際に手に取ってみて確認した後で購入しないと危険なことが多いじゃないですか.
大抵のWeb上の商品写真は,『格好良くなる方向にプラス補正』されていることが多く,届いた商品を見て『コレじゃ無い』って感じになることが結構多いじゃないですか.でも,この『トラベラーズノート ブラス ボールペン オリーブエディション』は掛け値無しで実際にカッコイイです.そして文房具としての使い勝手の方も,定評のあるOHTO製リフィルを使っていますので失敗はありません.
そんなわけで手放しでオススメしたいところなのですが,残念ながら公式ショップは現在品切れ中.気長に待つしかない状態です.ところがAmazonを見てみると,30日現在 在庫有り.公式ショップに『転売目的での購入は禁止』とデカデカと書かれているにも関わらず速攻で転売,それも目立ちまくりのAmazonでするってぇのは商魂たくましいなぁとも思うのですが,多少金額を上乗せしてでも『今すぐ欲しい』と思うのがマニア心.ある意味ありがたい存在でもあります.
話は飛びますが,先日レビューしたオレンズネロ.orenznero前から読んでも後ろから読んでもオレンズネロ…という話しは聞いて驚きましたが,もっと驚いたのは定価の3倍以上の価格まで暴騰しとります.はじめ社長がレビューしたそうなので,まぁ暴騰も仕方なし.
差額という意味では,オレンズネロと比べればまだ可愛い方ですので,納得が行くのであればAmazonでカチッとするも良し,数週間待てるのであれば公式ショップへの入荷を日々チェックをするも良しという感じです.ホント,見ているだけで気分が盛り上がるペンでございます(^^
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