tadachi-net 出張所

別手帳への移行に関しては別の機会に書くとして，今回はmini5の延命について足掻いた記録を２回に分けてアップすることにします．

mini5で日付入りの2017年ダイアリーを入手するとしたら，国産で言うとAshfordくらいしか選択肢が残っていません．Ashfordは1994年にmini5（micro5）サイズの販売を開始し，『名刺フォン』が大ヒット．mini5は名刺やカードが収まるサイズかつ，ワイシャツのポケットにも入るほど携帯性が良いので，ノート付きの名刺入れ的な使い方も出来ます．本当に良く出来たサイズの手帳だと思います．そしてAshfordもmini5にはかなり力を入れているように見えます．

で，Ashfordから売られているmini5用のダイアリーは，見開き２週間の[2602]とブロックマンスリーの[2601]の２種類です．これらの他に，2017年用としてはカレンダーリフターの[2603]もあります．

私はmini5を簡単なスケジュールメモに使用しているため，ブロックマンスリーの[2601]を購入．

中身は表が2017年，裏が2018年のカレンダーから始まります．

間に表紙が挟まった後でブロックマンスリーが始まります．2016年10月スタートです．

そして2018年3月まで．2ヶ月早めに初め，年度末まで使えるようになっています．

この他，個人情報を書くページと六曜が書かれたページ等が続きます．

元々使っていた日本能率協会のブロックマンスリーはこんな感じでした．

クリーム色の紙に落ち着いたフォントで日付等が書かれています．そして月曜始まり．

Ashfordのブロックマンスリーは白地．そしてポップで特徴的なフォント．視認性は高いのですが，好き嫌いがハッキリ分かれそうです（私はちょっと苦手）．そして見開きの右側１列に縦に項目欄があります．月曜始まりは同じ．

紙の色の違いは実に明瞭で，バインダーに綴じるとこんなに差があります．

個人的には，能率協会のリフィルのクリーム色，そしてフォントや罫線などの色味が気に入っており，mini5を使い続ける理由の一つになっていました．しかし，2016年12月の頁で見納めと相成りました．残念です．

企業は経済活動を行って利益を上げ，利潤を求める組織です．そのため，利益の上がらない製品や事業は縮小もしくは撤退することもやむを得ません．

しかし，永遠に継続することを期待して当該製品を使用しているユーザーも居るわけです．特に手帳は，毎年同じフォーマットの物が永遠に提供されることを前提にしているユーザが多いわけです．『大きさや機能は同じでしょ』と，言われるかもしれないけど，リフィルの変更に伴って，フォーマットが少し変更されたり，見慣れた紙の色やフォントがガラッと変わるのはかなりの大きな変化です．日常使いする物は，デザインや質感，手触りなどの『感性』に訴えかける部分が非常に重要になって来ます．単に『使える』と『心地よく使える』は全く別物なのです．

バインダーにAshfordのブロックマンスリーをセットしましたが，誠に申し訳ないけど，ワタシ的には不満が残っています．一応念のため書いておくと，リフィルとしての『善し悪し』ではなく，『合う合わない』の世界です．

そんなわけで，リフィル難民化が始まりました．

エントリーは続くのです．