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2016年10月21日 (金)

テクノロジーの革新者か徒花か:Lenovo YOGA BOOK with Windows

淀でポチるときは最高にドキドキしたんですよ.Amazonでポチろうとしたのだけど,Konozama喰らいそうな嫌な予感がしたのと,直販は直販で色々な思いが走馬燈のように駆け巡りまして….

まぁそんなわけで,淀に予約したのは大正解でした.YOGA BOOK with WindowsのLTEモデルが10/14の発売日に手元に届きました.ホント,良かった….他のショップ/直販で予約してお預け食らっている皆様におかれましては,一日も早くお手元に届くことを心よりお祈りしております&心中お察しします.

さて,アンテナが高い人はこの革新的なマシンの噂を聞いていたでしょうし,今年のCEATECHでは準グランプリを取ってしまっていたので,『競争率高くなるかもしれないから目立たないで~』とか思っていたのですが,案の定,人柱として突撃した人数は半端なかったようです.

直販は早々に相当なバックオーダーを抱えてしまったようで,予約を締め切るタイミングが遅かったらしく現在も注文再開の見通しが立っていない模様Amazonも注文出来ない状態ですし,難民化しそうだった私を救ってくれた淀も現在販売休止中です.

11月末か12月には入荷が…なんて噂が聞こえてきたりもするのですが,欲しくても買えない今現在のこの状況でも,敢えてレビューを上げますヨと.クセが強いマシンであることは確かなので,欲しくなった人は冷静に考えつつ,流通が復活するのを気長に待ちましょう.

さて,本題です.YOGA BOOK(公式)ですが,簡単に書くとこんなマシンです.

  • 小型,超軽量(690g!!),超薄型(9mm!!)
  • マシンパワーは控えめ.ストレージは更に控えめ
  • AndroidモデルとWindowsモデルの2タイプ
  • 2in1タイプ.タブレットではなく,ノートPC寄りの立ち位置
  • LTEモデルもあり,SIMを刺せばどこでも快適通信
  • 物理キーではないHaloキーボードを搭載.タブレット面としても利用可能

スペックを見るとCPUがAtom x5-Z8550だったり,メモリが4GB,ストレージが64GBしかなく,液晶も10インチのフルHD液晶であったりなど,少々見劣りがするかもしれません.しかし,『Core i5だったら…』とか『ストレージが128GBあったら…』とか言い出したら切りが無いのですよ.バッサリと贅肉を切り捨て,勢い余って必要な肉まで削ってしまって出血&ちょっと不便する…くらいが丁度良いのですよ.本格的に不便だと救いようがないけど,少し不便するくらいの方が色々と工夫するので,使っていて逆に楽しくなるものです(誰ですか?マゾとか言うのは!!).

で,このマシンの究極のポイントは『Haloキーボード』です.製造コストや厚さ等,設計上のアキレス腱であった物理キーボードをバッサリ廃止です.キーボードの使い勝手に定評があるThinkPadの系譜を継いで…はいないけど親戚の筈なのに,思いっ切りが良すぎて鼻血が出そうです.でも,単に廃止してタブレット化するのではなく,『変態キーボードHaloキーボード』を乗せてきました.

***

予約するか否か迷っていたときに,『これは技術革新のモニュメントとして燦然と輝く,もしくは盛大に自爆して黒歴史化する製品になるだろう.どちらに転ぶとしても,永遠に語り継がれる可能性が高い!!』と,考えまして,私はポチりました.

発売日入手組は既にかなり使い込み始めていますが,巷の評価はまだ定まっていないように思います.でも,私は非常に気に入ってと言いますか,惚れ込んでしまっておりまして,常に身近に置いています.道具はやはり気に入るかが大事ですな.

と,いうことで,レビュー開始.

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発売日の14日に届きました.淀様,ありがとうございました.このご恩は忘れません.

ただ,諸般の事情で夜中にコソコソと薄暗い部屋の片隅で開梱の儀.

あ,そこの君.理由を詮索しないように.

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一式は,縦横比がちょっと変わった箱に入っていました.

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『YOGA BOOK』のBOOKの文字がデカイ.変にデザインに凝ってます.ThinkPadシリーズでないことからも分かるように,このマシンの立ち位置を推して知るべしです.質実剛健な実用的なマシンというよりも,楽しむための趣味マシンです.

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意気込みは伝わってくるのですが,個人的にはパッケージはシンプルな方が好きだな…

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10.1インチ液晶で1920x1200です.当然タッチパネルなのですが,こんな液晶付きのマシンがこの6万くらいで買えるなんて良い時代になったものです.1024*600は兎も角,1336*768でもない点は大きく評価.

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で,早速ベリベリっと開けようとしたら…うーん….こういう構造で作るなら,気持ちよく破れる素材にして下さい….

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あわわわわ.

こういう部分の作りが中途半端と言いますか,中華企業を感じさせます….

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開封済みが分かるシールの意味はあるのだろうか….まぁ先を急ぎましょう.

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カパッと開けるとこんな感じ.本体はこの下だな…と,一番上の薄い板をヒョイッと持ち上げて除けようとしたら….

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これが本体でした.薄い,薄過ぎるよ,ママン.そして軽過ぎ.しかし剛性はしっかりしており,ヤワい感じは皆無です.そしてこの質感.素晴らしい.

Mac Book Airとか見慣れているけど,これを見た後でMBAを見るとえらくゴツく見えます.そして高級感も負けてない.

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そしてその下にはこんな箱.

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中身はノートパッド.

公式に説明があるけど,Haloキーボードの上に乗せて同梱のペンで使うと,ノートに書き込みながら(タブレットとしても稼働して)書いた物を取り込めるってギミック用のノートです.

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Lenovoと型押し.

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マグネット固定式の二穴でレポートパッドを止めている感じです.

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消耗品なので,普通のノートパッドも穴を開ければ使える感じ.ただし厚さ制限アリ.

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表紙を開けると使い方がイラストで書かれた1枚モノの紙が挟んであります.

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罫線は…と,思ったら,ややクリームがかった白紙に薄いドット方眼.Lenovoの中の人にもその筋の嗜好を分かっている人が居られるようで(^^

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そして別の箱にはデジタイザペン.

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インクリフィルが3本付き.

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デジタイザとして使うためのペン先はこんな感じにセットされています.

キャップを外すのはそれなりに固いのだけど,回転方向にはユルユルなので,少々違和感.あと,ペンにクリップが付いていることからも分かる通り,本体にセットして持ち運ぶのではなく,普通のペンとして持ち歩きなさいということのようです.

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そしてLTEモデルのみ?はこのマークの箱入り.

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SIMスロット用のピン付きです.

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最後にこちらは…

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ACアダプタと充電ケーブル用.

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充電用ケーブルは普通のmicroUSBケーブル.

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ACアダプタ側はUSBのコネクタ.

つまり,充電するために専用ACアダプタは不要で,モバイルバッテリ等も一般に売られているもが使えるって事です(急速充電に関しては後述).

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この同梱されていたACアダプタ…と,言いますか,USB充電器ですが,出力が少々特殊な仕様です.これはもしや…と,試行した件は後述.

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ホント,質感が素晴らしいです.シンプルなくせに高級感あります.あと,Lenovoのロゴも変に自己主張してない点が良いですな.

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そしてヒンジ.『ウオッチバンドヒンジ』という名称のようですが,腕時計の金属製バンドと同じような構造です.ゴールドのタイプを見たときは,少々ケバイ感じがして&構造的に弱そうに見えて良い印象が無かったのですが,シルバーは上品だし実際に使ってみると意外とシッカリしていて安心しました.

ただ,開く際に指を巻き込まないように注意…挟んで痛かったデス….

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本体が強烈に薄いため,付いているポート類は必要最小限…いや,必要なモノまで削られている感があります.

本体左側にはmicroUSB(充電と共用),SIMスロット,microHDMIポート.フルサイズのUSB 3.0が1ポート欲しかったなぁと.

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右側は手前から電源スイッチ,音量調整ボタン,そしてイヤホンジャック.

BIOS画面に入るには,"音量+と電源ボタンを長押しです.それにしても…タッチパネルでBIOS画面を弄るのは違和感が半端ない.

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Haloキーボードの上のペンのマークの所をタップ(?)すると,ペンとキーボードのモードを切り替えられます.

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ペンモードにした後,こんな感じに同梱のノートパッドを乗せて使います.

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マイクロカット加工のミシン目が入っており,普通のノートパッドとして使えます.ただ,紙質はそれなりな感アリ.

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この後マシンのセットアップをしたのだけど,最初に言語を『Japanese』にするのを忘れてハマりかけました.この構成,『英語版Windows+言語パック』で日本語表示という感じに見えるのだけど,どうなんだろう.Win Pro版にアクティベートされたって話しがレビューにあったし,プリインストールのイメージはどうなっているんだろう.

そんなわけで,ログイン後は日本語表示されていますが,再起動時等の際のシステムメッセージは英語表示のままです.まぁ実用上問題はないけれど,気になると言えば気になるなぁ.

折角のLTEモデルなので,SIMを挿して屋外で使う

さて,折角LTEモデルを購入したことですし,SIMを入れますか.

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スマホと同じように,ピンを差し込んでSIMスロットを…

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取り出します.

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仕様に『microSDスロット』と書かれていたので,てっきり本体サイドに剥き出しのスロットがあるかと思っていたのですが,入れる場所はここでした.これだと必要に応じてサクサク刺し直しというわけには行きません.

64GBでなく,128GBか256GBのメディアを用意しておけば良かったなぁ….

奥側にnano SIMをセット.今回使用するのはDMM MobileのSIMです.docomoの回線をIIJ経由で使っている感じですな.実はmicro SIMで契約していたのだけど,YOGA BOOKのために3千円払ってnanoにサイズ変更しました.docomoのSIMはカットでの失敗率が高いので,日和りました….

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刺すと…

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認識.いい感じです.

この後バタバタと外出することになり,茶店で隙間時間にスマホで検索しながら設定をすることに….で,APNの設定で少しハマりました.DMM mobileは契約時期によってAPNがvmobile.jpとdmm.comの2種類があるんですね.APNの設定の他は,認証タイプをPAPかCHAPにすれば設定完了.設定後に『アクティブ化中』とか出て繋がらないことがあったけど,再起動したりしていたら繋がりました.

WiFiも含め,たまーに挙動がおかしいことがあるけど,そういうときは再起動一択です.そのうち諸々アップデートになって超絶安定環境になることを願ってます….

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屋外での通信はここ数年はPocketWifiやiPhoneのテザリング,そしてWiMAXという感じで確保してきたけど,本体のみでサクッと繋がってサクサク通信出来るって快適ですなぁ.回線もdocomoなので,使えるエリアも広いですし.

本体と同時に買っておくべき周辺機器

まず,真っ先に買っておいた方が良いのは液晶フィルムです.私はコレを予約購入しました.

ThinkPad Yoga260のときも書いたけど,光沢液晶って蛍光灯等の映り込みで目が疲れるし,タッチパネルって指紋ベタベタですぐに汚くなって使いにくいですよね.なので,使い始める際に同時にフィルムを貼れるように用意しておきましょう.

それとYOGA BOOKの場合,Haloキーボードの指滑りがとても悪いので,タッチパネルエリアが使いにくい.なので,キーボード側のフィルム貼り付けも推奨です.いや,むしろキーボード側の方が重要.

フィルムは写真を撮り忘れたのだけど,フィルムは必須ですぞ.大事なことなので二度言います.フィルムは必須ですぞ.

***

次に,YOGA BOOK唯一の拡張ポートであるmicroUSBを便利に使うための小物.モノはこれ.ミニヨシのSCR-SDH02

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microUSBに接続するSD/microSDカードリーダーにUSBホストアダプタが付いた製品です.出張帰りに淀で購入.

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本体は非常にコンパクト.

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デジカメからデータを吸い上げるとき等,今でもカードリーダーはよく使いますよね.え?WiFiで転送しろって?

スマホにはWiFiで転送してますが,PCへはメディア経由が多いなぁ.

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そして端にはUSBコネクタ.

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裏返すとこのようにmicroUSBケーブルが収納されており…

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このように伸ばして…

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YOGA BOOKにはこの方向に挿して使います.

microUSBの変換ケーブルやアダプタは様々な種類が出ています.でも,ケーブルがゴツかったり,アダプタの場合は厚さがあってYOGA BOOKに刺すと本体が浮く可能性があったので,私はコレを選択しました.

この製品の唯一の難点は,ケーブルが少し柔い感じがすること.耐久性が少々心配です.

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この先にフルサイズのUSBデバイスを刺せば使えます.ココで紹介したDA100も普通に動きました.モニタ出力とEtherが欲しくなることが多いけど,このアダプタとDA100を持って行けば全て賄えるけど,ちょっと別の変換ケーブルも発注中.

あと,USB 3.0ではないので,ストレージ系は給電と速度共に少々辛いかな(USBメモリやmSATAのアダプタは一応使えました).

急速充電に関して試してみる

次に充電関係.

まずは本題に入る前に,1個は持っておいた方が良い機器について.QC3.0にも対応したUSBチェッカーです.

充電ケーブルの品質やバッテリの充電量/充電容量チェック等に使えるし,何と言っても安くて使い易いので1つは持っておくと便利です.

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昔のタイプは5Vオンリーだったけど,QCに対応していることもあり,電圧のレンジは3~30V,5.1Aにまで対応.凄いなぁ.

対応規格はQC2.0,QC3.0,BC1.2,Apple voltage rangeとのこと.

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小さい点だけど,この製品の秀逸なことは,USBの挿す側がリバーシブルなこと.なので,『こっち方向にしか挿せないと液晶画面を確認出来ん!(怒)』ということが無いんです.細かい所までよく配慮されているなぁ.

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モードもいくつかあり,モードその1.各ポートの状況などチェックできます.

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モードその2.

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モードその3.表示も大きいし,充電状況をチェックする場合はこれが一番便利かな.

ちなみに『同梱されていたケーブル+ACアダプタ』という純正コンビだと,12V 2Aで充電されます.ガンガンWhが上がっていくのは見ていて気持ち良いです.

ちなみにカタログ値では,内蔵バッテリは8500mAhであり,使用時間約13時間,充電時間5時間とのこと.

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さて,ここでサードパーティのUSBアダプタの登場です.ANKER PowerPort2です.

小さいのにQuickCharge3.0に対応したスゴイ奴です.

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本体.小型です.この頃のことを考えると,このサイズで2ポート合計31.5Wまで行けるってのは時代の進化を感じるなぁ.

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100~240Vのワールドワイド仕様.

QCポート側の出力は3.6~6.5V 3A,6.5~9V 2A,10~12Vの1.5Aまで.PowerIQポート側は5V2.4Aまで.

Qualcommの策定したQuick Charge,所謂QCの詳細に関しては,こちらのページで涙が出るほど素晴らしくまとめて下さっているので感謝をしつつ御一読下さい.

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プラグは折り畳み式.

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向かって右側がQCポート,左側がPowerIQポートです.

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そして急速充電には,対応したケーブルが必要です.昔の『充電専用ケーブル』にはデータ線が結線されていないものがありますが,QCを利用するためにはデータ通信が可能なケーブルが必要です.また,ケーブルその物がショボイ場合は十分な電流が流れないため,充電時間が長くなります.

今回用意したのはAnker PowerLine Micro USB ケーブル.高耐久性の他,QC対応がうたわれています.

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コネクタの両側根元を見ると,このケーブルが如何にタフであるか分かります.でも,ケーブル自体はしなやかで使い易い.

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では早速,QCポート利用でANKERコンビを繋いでみますか.

…ダメです.YOGA BOOKは5V1.6A程度でしか充電されません.電流は兎も角,電圧が5Vから上がりません.

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ケーブルが特殊なのかも…と,いうことで,ANKERのQCポートに純正ケーブルを接続.しかし5V1.2Aの表示.

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PowerIQポートに接続した方が若干電流は流れているように見えますが,誤差の範囲ですな.

と,いうことで,YOGA BOOKはQC対応ではありません<完>

純正アダプタの仕様を見た瞬間,『これは認定は取っていないけどQC2.0に違いない!』と,思ったんだけどなぁ.

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『ANKERケーブル+純正ACアダプタ』の組み合わせだと12V2A行けます.

なので,同梱されているACアダプタが特殊な物であり,12Vで充電するためにはこれが必須.ケーブルは程度が良い物であれば純正品で無くてもOKということが結論です.

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うーん,残念.純正ACアダプタはまだ単体売りしていないようだしなぁ.

ただ,純正ACアダプタ利用時よりも充電時間がかかるとは言え,5Vで2A近く流して充電が出来るというのは朗報.一般の高出力USB充電器やモバイルバッテリでもYOGA BOOKを運用可能というのは素晴らしいことかと.

使用開始時に最初に行うべき設定について

まず殆どの人が何とかしたいと思うのは,おそらくHaloキーボードのキー入力音と振動でしょう.

叩く度にピッピうるさいし,振動も本体全体がブブブッと振動するので,うるさいことこの上なし.物理キーのように感触でキーの押下を判断出来ないので,『キーを押した』というアクションをフィードバックするためだということはよく分かるのだけど,五月蠅すぎます.図書館で使えるか否かを語るレベルですらありません.新幹線で使おうものなら,近くの人が一斉に自分の携帯着信を疑うレベル.『ほら,巷で品薄のYOGA BOOKを使ってるよ!みんな!私を見て!未来的なガジェットを使っているイケてる私を見て!』的なナルシストには良い機能かもしれませんが,周りからしたら迷惑です.

消し方は簡単で,コントロールパネルで『Halo』と検索してHalo Keyboardの設定を表示し,『タッチトーン』と『キーを押すと振動』のチェックを外すだけです.

それと『少しでも動作を軽くしたい』と思う人は,デバイスの暗号化を解除してみましょう.設定の仕方は富士通のページに優しく書かれていますので,そちらを参考にしてみて下さい.なお,劇的に体感速度が変わる程ではないので,過度な期待はしないように.

まとめ

最後に使い勝手について.

Haloキーボードの使い勝手を写真と言葉だけで伝えるのは困難です.

非利用時はこんな感じで平らな黒い板なのですが…え?既に指紋だらけで白いって?(^^;

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キーボード利用時はこのようにペカッとバックライトよろしく光ります.

タッチパッド上でスクロールさせているつもりで気が付いたら枠をはみ出してスーペースを押していたり,触れているつもりでないのにキー位置を擦ってキー入力されたり等の事故はたまにあるものの,慣れてくるとそれなりにタッチタイプ出来ます.少なくともタブレットでスクリーンキーを使うよりも格段に快適.

一応書いておくと,物理キーって『触れてるけど押し込んでない=入力していない』ってステータスがあるじゃないですか.Haloキーボードの場合は『押す』ではなくて『触れる』なので,触れた瞬間に入力されてしまうのです.ここに慣れるか否かがYOGA BOOKを気に入るか気が滅入るかの分水嶺かなぁ.理想的には,今後iPhoneのような3Dタッチ的な技術が導入されると良いのだけどな.

あと,キー入力終了後はワンテンポ待たないとタッチパットでクリックできなかったり,その逆の動作もしているような気がします.誤操作防止用だと思うけど,慣れないと『あれ?入力出来ない.壊れた?』と,焦ります.こんなとき,タッチパットの中央の白く光る点を叩くと,このタイムラグが強制的にキャンセルされる気がするけど…気のせいかもしれない.

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暗闇で浮かび上がるHaloキーボードはなかなか綺麗です.

ただ,液晶の回転をロックしていても,PCを横にすると(加速度センサで方向を感知して)キーが使えないのは残念.ごろ寝スタイルではなく,ラッコスタイルで使う必要ありです.

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『ペンの使い勝手は?』ってツッコミがありそうですが,実はペンとノートパッドは箱に入れたままでして,まだ一度も使っていません(^^;

個人的には,奇を衒った変わった使い方では無く,ノートPCの延長線上の製品としてYOGA BOOKを高く評価しています.やはりこのサイズ,軽さでフルのWindowsがキーボード付きで使えるというのは驚異的です.

たしかに薄さや軽さ,そして圧倒的な性能という意味では,Surface Pro系という選択肢もあります.しかし,ラップトップスタイルで使おうとして本体を床に激しく落としている同僚を見ると,やはり分離タイプよりも2in1タイプが便利だなぁとしみじみ思ったりします.

不安視していたCPUのatomも,昔のNetbookと呼ばれていた頃の非力なCPUとは雲泥の差で,見直しました.『士別れて三日,即ち更に刮目して相待すべし』ですわ.ワタクシ的には,『重い計算処理をぶん回して…』的なことをしなければ全然問題無い感じ.移動中にメールやドキュメントのチェック,出先でPowerPointでプレゼンして…的な出張のときは荷物を減らせるので,相棒をYOGA BOOKにすることを検討中.(スペックを満たしている関係もあり)Mobile Officeが無料で使えるのも地味に有り難い.

宿に戻ってバリバリとドキュメント書きするようなときは,テントモードにしてBTキー&マウスという手もありますな.益々以て,Yoga260との使い分けが悩ましい.

***

それにしても,この手のチャレンジングな製品って日本の一部メーカーの十八番だったと思うのだけど,色んな意味で中国にやられちゃってる感じがするなぁ.また日本メーカーも復活して欲しいなぁ.

***

周辺機器に関しての続きのエントリーはこちら.保護ケースに関してはこちらにまとめました.

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