tadachi-net 出張所

いえね，本当は帰って早速家で開けようと思ったのです．でもですね，広げるのに十分な広さを持った机が無かったんですよ．いや，正確に言うと，机の上を片付ければいいんですけどね．いや，でも片付ける時間が…（言い訳）．

そんなわけで，購入後数ヶ月を経て今年の夏に実家に持ち込み（笑）

商品パッケージに印刷されている子供の写真からも分かる通り，『子供のお絵かき』を想定した商品のようです．でも，47cm*300cmの１枚物の紙ですよ．広大な白い空間ですよ．何か無限大の可能性を想像して，オトナであってもときめくじゃないですかっ!!

多言語で色々と書いてありますが…

中国語，韓国語はあっても日本語は無しです．うーん．

30mもあるので，結構な厚さになります．気分的には，トイレットペーパー．

ちなみに専用の収納具もありますが，IKEA店内でオトナの部屋をイメージしてディスプレイされていた部屋には，普通の棒とS字フックで壁に止められていました．正直言うと，そのディスプレイの仕方にも痺れてしまったんです．

そうです．書く際に，必ずしも横に広げる必要はないのです．平らなドアの上部に固定し，下にロールカーテンのように引っ張って広げて書いても良いわけです．

それでは早速広げてみましょう．

『無塩素漂白紙』という説明がされていますが，やや くすんだ色の模造紙のような感じ．

それほど型は付いていませんが，紙の端はマグネットの棒，もしくは文鎮を置いて固定すると使い易いでしょう．

何を使って書いてみましょうかね…．

『まずはコレでしょ』と思い，まずは筆ペン．次に油性BP，最後に万年筆．

紙質がそれなり＆均一ではないので，書き込む場所によっては水性ペンだと滲むと思います．書き味もそれなりな感じ．

やはり一番相性が良いのは油性BPかな．あとは鉛筆やクレヨン，クレパスも使い易そう．

ここで唐突ですが，ひろーーーーい紙に書いてみたいことと言えば，やはりマインドマップ．ノートを広げてマインドマップを書き始めたは良いものの，気が付いたら全然スペースが足らなかったなんてことはありませんか？物理的な面積に思考を制限されるのは辛いですよね．

もう昔の話になりますが，D論をまとめるにあたってマインドマップを描いて整理する必要性が出てきたことがあります（要は，論理展開がグチャグチャになってしまって根本的に整理が必要になった）．そしてWin用のソフトを使って電子的に描き始め，一度印刷して俯瞰してみようとしたら…A0サイズを2枚並べる感じになりました．

まぁこれは極端な例ですが，アナログな世界でスペースの制約を意識せずに描ける環境ってなかなか快感です．

下はちょっと試し描きしてみたときの様子．筆記用具は『無印の６色ボールペン』がオススメです．１本でほぼ事足ります．

で，広めの座卓の上に広げるのに飽き足らず，皆が寝静まったのを確認した後で廊下で広げてみました．

『お殿様…お戯れを…』

『まぁまぁ，良いではないか．良いではないか』
『あ～れ～ぇ．お助け～ぇ』

なんて帯回しを脳内再生しながら紙を広げたわけですが，流石に30mもあると広げ切れるわけもなく，このロール紙の万里の長城のごとき長大さを実感しました．

縮尺の感覚がおかしくなりそうですが，畳の上の座卓に広げて文鎮を置くと，そのまま写経，ないしは家系図でも書き始めそうな佇まいです．