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2016年3月28日 (月)

眺めているだけでワクワクする逸品:トラベラーズノート ミニ 10周年缶セット

今回の文房具ブームは長く続いており,もしかしたら一過性のブームでは無くて定着するのかなという気がしています…いや,期待しています.

例えば『書く』という事柄の実質面では,長い歴史の中で既に結晶化を果たしている筆記用具ですが,『機能性』や『デザイン性』と『使用感』という面では,まだまだ改良や革新の余地があるわけです.でも,市場として安定し過ぎていると,新製品の投入ペースが鈍くなり,それに伴って変化のペースも鈍くなるでしょう.

そういう意味では,現在のように活気のある『文具界』は,グラグラと煮えたぎる鍋のようなものです.何が飛び出てくるか分からないワクワク感があります.

しかしその一方で,商魂たくましい所が『ブームだ!!』ということで,便乗している部分も目に付くわけです.雑誌記事に多いのですが,メーカーの言うことをそのまま載せたカタログ的なものであったり,『ホントに使ったことあるの?』的な疑問を挟みたくなるような解説文が載っていたり.でも一番怖いのは,メーカーが『ブームだから,何でもいいから今のうちに数を打て』と流れてしまうことでしょうか.

昔,ATARIという仕様がオープンなゲーム機がありまして,売れに売れていました.やがてこのブームに目を付けた他業種メーカーがゲーム業界に参入し,とんでもない低品質なゲームが市場に溢れるようになりました.その結果起きたのが,アタリショック.wikipediaに詳しいのですが,市場が崩壊してゲーム業界が壊滅しました.

一言で言うと『悪貨が良貨を駆逐する』って話だと思いますが,業界では『低品質ゲームの氾濫がユーザーの信頼を損ない,ゲームを買わなくなって市場が崩壊した』という見方が定着しているようです.

そして任天堂は同じ轍を踏まないように(&儲かるように)ファミコンカセットに関しては製造ライセンス制を取るなど,様々な施策を採り,結果,大成功を収めたことが知られています.

Appleが(判断基準がよく分からないと批判されつつも)iOSアプリを承認制にしているのも,こういった流れが影響しているでしょう.ではその一方で,『かなり何でもあり』なAndroidがATARIと同じ道を辿るのかというと,私はそうは思いません.昔はマスメディアに支配されていた情報流通のかなりの部分が,ネットかつ個人ベースに移行したせいで,実際に試してみなくてもソフトの善し悪しを判断出来るようになっているためです.アプリの価格も『だめなら諦めが付く』程度にまで落ちてきている点も大きいかな.

初っぱなから大きく脱線しましたが,話戻して文具の話.一応書いておきますと,全ての『イロモノ文具』とか『トンデモ文具』が文具界を滅ぼす要因になると思っているわけではありません.結果的に『失敗』と言われるようなものであっても,そのときの試行錯誤が新たな革新を生むための土壌になる場合もありますし.3Mのポストイットがその代表例でしょう.

前振りが長くなりましたが,『トラベラーズノート Traveler's notebook 10周年缶セット』届きました.熾烈な争奪戦を予想していたため,以前のポストで予約を匂わせていたアレ(公式)です.

私が予約した先は発売日前に完売表示となっており,物が調達出来たか不安で一杯でした.そして発売日になっても発送メールが届かなかったので身悶えしていたのですが,発送メールがスパムフィルタに引っ掛かって別フォルダに入っていたというオチでした(笑)

そんなわけで,無事に調達出来ました.うれしーっ.そして実物を見てガッカリする製品数あれど,これは実物を見て触って気分が上がる実に良い物ですぞ.

あと,深夜に開けた&興奮しつつ写真を撮ったため,ちょっと写りがイマイチな部分がありますがご容赦を.

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私が購入したショップからは,ミドリの発送用の箱に詰めて送られて来ました.段ボールではなくて白の化粧箱です.この時点から気分が上がります.

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箱を開けるとこんな感じ.

缶マニアなワタクシとしては,この時点で既にイチコロです.

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ドーンと三個.青缶はキャメル赤缶はブラウン緑缶は黒の(トラベラーズノート)本体が入っています.

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この缶の大きさは,トラベラーズノートのレギュラーサイズとほぼ同じです.

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では,缶のディテールをもう少し見てみましょう.中身だけでなく,周りも凝ってるんです.

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10周年を記念した特別なものであることを示しています.

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下にはトラベラーズノートの絵が.色の掠れ具合等,実に良い味を出しています.

単なるプリントでは無く,立体的になっている所もレトロな感じでポイントが高いです.

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周りの部分は印刷.でも,きちんと縁は金色に輝いています.

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漂う高級感.高級なチョコレート,もしくはシガーが出てきそうな雰囲気です.

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ひっくり返すと普通なシールが貼られています.

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前述した通り,赤は…

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ブラウン.

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緑は…

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ブラックです.

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では早速,このシールを慎重に切りまして,開梱の儀を…

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隙間から覗くだけでドキドキが止まりません(笑)

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精密・緻密な物が大好きな私としては,これを見ただけで,既に心が満たされつつあるものを感じました.

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ブリスターをのけると,下からは紙系の同梱物が出てきます.

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と,ここまで『キャメル』を掘り進めてきましたが,私は『ブラウン』のトラベラーズノートを使っていますので,以降は(おそろいの)ブラウンを開けることに致します.

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中身はこんな感じ.

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まずはシール.写真にはうまく写っていませんが,金色に輝く部分が多く,全体からアニバーサリーな雰囲気を醸し出しています.

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そして小冊子.

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中には10周年記念キャンペーンの応募はがきが入っていました.

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『白いトラベラーズノート』,『10周年記念トラベラーズノート』,『10周年記念プラス ボールペン』,『10周年記念てぬぐい』のいずれかを選ぶようになっています.

数が数だけに,抽選倍率はかなりの物になりそうな予感.なお,応募期限は2017/3/1まで.

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ハガキの他には10th記念ガイドとマニュアルが入っています.

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このトラベラーズノートのミニチュアは,リフィルに関しては自分で最終組立をするようになっています.

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作り方はこんな感じ.任意のリフィルを二つ折りして表紙に挟んでホチキス止めです.

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本体の使い方やチャームの付け方が書かれています.

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では小冊子の方を見てみましょう.

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一見,折り畳まれた折り込み広告的なちゃちな感じですが,結構な厚みがあります.

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中身はトラベラーズノート10年の歩みと…

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これまでの製品群の紹介です.素晴らしいです.

いっその事,これらコンテンツに旅のエッセイやユーザーの使い方等も追加し,書籍化して欲しいなぁ.

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では,『真打ち』の方を見てみましょう.

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真鍮製のチャームもしっかり入っています.

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前述の通り,リフィルは最後の仕上げを自分でするようになっています.

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そしてトラベラーズノートのミニチュアの本体.ペラ1枚の紙の印刷に至るまで手抜き無しです.実に良い感じです.

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トラベラーズノートを購入したことがある人であれば,『そうそう,こんな感じ!』と,思うことでしょう.

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中を開けると袋入りの本体が.こんな所まで本物そっくりにしてあります.

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流石にサイズ的に厳しいこともあり,『麻袋にガサッと収められた革製の無骨なノート』と言うよりも,『手袋か靴下に収められた繭状の何か』という感じです.でも,雰囲気は出ています.

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本体.見て下さい,この完成度.素晴らしい.

栞の紐が長いのが気になりますが,ゴムバンドや金具の部分もきちんと再現されているのには驚き.

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ここに10周年の刻印.

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中の構造もオリジナルと同じです.縦のバンドも2本通っており,2冊挟めます.

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コパの処理もこの通り.手抜き無し.

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オリジナルとの大きさの差はこんな感じ.実に可愛らしい…(うっとり)

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で,付属のチャームは『TRC』の刻印.

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紐で縛られているのだけど,本体のゴムに通したり,オリジナルサイズの栞のチャームとして使ったりして下さいとのこと.

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そして最後にリフィル.

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外から見たときはブロック状に見えましたが,実際には紙の束です.

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厚紙(表紙),クラフト紙,横罫(白),無地,方眼,横罫(クリーム色),そして『とびら』.全て素晴らしく高品質に印刷されています.

これを二つ折りにしてホチキス止めし,本体のゴムに挟む(2冊まで挟める)訳です.

実に素晴らしい.手間はかかるけど,それがまた良いんですよ.最後に自分の手で一手間追加し,完成…みたいな感じです.時間があるときにでも,じっくり作るようにしましょう(そのままコレクションされるフラグ)

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そしてこの缶ですが…

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サイズ的にちょっと微妙で,このようにオリジナル本体は入りません.説明書に書かれているのですが,リフィルであればピッタリ入ります.

使い終わったリフィルの保存用ケースとしても良いかもですね.少々勿体ないけど….

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と,いうことで,発注後に『勢いで買ってしまったかも…』なんて気にもなったのですが,実際に届いてみて興奮し通しでした.

いやー.実に素晴らしい.文房具好きな人であればこのワクワク感を共有出来るでしょうし,この本のような物が好きな属性の方であっても,きっとこの気持ちを共感してもらえると思う.


まとめ…というわけでは無いのですが,折角の節目なので,最後にトラベラズノート全般に関して少々考察.

今や定番のマニア誌である趣味の文具箱 1 が出版されたのは2004年であり,12年も前です.そういう意味では,トラベラーズノートが出たのは,文具ブームが熱く燃え上がり,一部のマニアから一般の人に燃え広がりつつあった頃のように思います.

製品のプレスリリースを見たときの最初の印象は,『実用本位では無く,コンセプトイメージを押し出した製品だなぁ.文房具の冬の時代ならまず出せない製品だなぁ.私にとってはサイズが大き過ぎかなぁ』というものでした.

そんなわけで,周りのマニアが使い始めたのを横目に,私が手を出したのはパスポートサイズが出てからで,2009年のことでした.そして楽天の購入履歴を検索してみたら(笑),2011年にレギュラーサイズを買ってます.なので,3年程様子見期間があるわけです.そんな私ですが,少し偉そうに語らせて頂きますヨ.

発売当初,悪く言う人には『ただの1枚の革じゃん』とも言われたトラベラーズノートが10年も続き,おそらく今後も長く続いて行くであろう成功の理由は,

  • 変わること
  • 変わらないこと
  • 変えられること

の3つかなと思うんです.これだけだと伝わらないと思うので,もう少し詳しく説明しますと…

○変わること

どんな物でも,発売から時間が経つと,次第に陳腐化してきます.目新しさが無くなると,当初は尖っていると感じられたものでも,ごく普通な在り来たりな物に感じられるようになります.すると,よっぽどの定番商品でも無い限り,新規ユーザーの獲得が困難になって行くでしょう.

トラベラーズノートも例外ではありません.能率手帳もNOLTYとしてブランドイメージを一新しました.『伝説的ノートブック』を謳っているノートも,『(自称)2世紀前から愛されているノート』と,言いつつ,毎年様々な話題性のあるコラボ商品を展開していますよね.

でも,LINEとのコラボ商品であるこのような製品を見ると,(メーカーの宣伝文句である)『これがゴッホの愛用したノートです』と,言うのが憚られる感じです.節操が無いと言いますか(失礼!),少々商業主義に走りすぎじゃないかと思ったりもするわけです.

その点,ミドリは良く分かっておられるようで,ファンを裏切りません.『それがブランディングでしょ.長期的に見たらその方が良い結果になる筈だよ』と,いうことかもしれませんが,新製品を出す際には,基本コンセプトからブレる展開はしません.

そして限定商品でも,ファンを喜ばせる勘所をよくご存じのようで,絶妙な所を責めてきます.私の財布は毎回削られまくりです(笑)

結果,ユーザー/ファンもメーカーも喜ぶエコシステムが出来るわけですな.

○変わらないこと

いえいえ,書いていることは矛盾していませんよ.変わることと変わらないことは同居できるんです.

トラベラーズノートのもう一つの凄い所は,最初のラインナップの製品が,基本的にそのままの形で今でも生産されつつけており,そして購入出来ることです.

『長期的に安定して供給される』という安心感は重要です.そして10年という節目で,その実績を証明しているわけです.これは大きいことですよ.

一度考えてみて下さい.メーカーの思惑や環境の変化で,急に仕様が変ったり廃番の憂き目になりそうな製品を,手帳のような身近かつ重要な部分に導入しようと思いますか?

構造的に壊れにくく,そして保守用パーツもメーカーがきちんと純正品として販売していることも重要です.これらが結び付き,長く使えるという安心感に結び付くんです.

話は少し戻りますが,10年前に出たリフィルが今でもリニューアルされずに売られ続けているというのは,本当に凄いことだと思います.中身が単純で汎用的なため,製品としての寿命が長いとも言えますが,そういったシンプルな製品を出すのはかなり勇気が要る筈.

ややもすれば,『こんなことも出来ます』とか『こんな使い方を提案』的なギミックを沢山盛り込んでしまいたくなるじゃないですか.そんな中,バシッとシンプル過ぎるほどの製品を出したのは英断だったんだじゃないかな.

○変えられること

実はこれが一番大事だし,メーカーも重視している点だと思います.購入したら終わりではありません.使い方だけではなく,様々な部分を自分で『変えられる』んです.

トラベラーズノートの基本部分はシンプルなのですが,シンプルな物というのは,様々なカスタマイズに耐えられます.キャパが広いと言いますか,様々なバリエーションを作りやすい.

メーカーのお仕着せで『このように使って下さい』的な物もありますが,定型処理に向く一方,面白みに欠けます.また,不都合/不満が出てくるとどうしようも無くなることが多いので,後々別の製品に乗り換えざるを得ないような大きな問題になることもあります.

例えば文房具コーナーの請求書・領収書用紙コーナーへ行き,見てみて下さい.きっとその製品の数の多さに驚くと思います.少しフォーマットが違うだけのことが多いのですが,これだけの種類の製品が出ているのには,それだけの理由があるのです.

とは言え,使い始める前に全てを見通すことは難しいので,自由度のキャパに余裕があるのは精神衛生上も良いですな.領収書のフォーマットでは無くて,一般的な話として.

また,トラベラーズノートは使い勝手的な面だけでは無く,ファッション的な領域までカスタマイズという方法でカバー出来点も良いですね.『持ち物はその人の内面の投影である』というのは私の持論ですが,私は羊の皮を被った狼チューン(一見普通に見えるけど,その筋の人が見たら『おおお~』みたいな感じ)を目指しています.

最後にメーカーに対してのお願い

神様,仏様,ミドリ様.パスポートサイズの10周年の際には,是非同じようにミニ缶セットを~.是非出して下さい~(懇願).

それにしても…生産数がそんなに多く無さそうなので,血で血を洗う争奪戦を想像していたのですが,今ならまだAmazonでまだ購入出来るじゃないですか.ちょっとこれは予想外.

とは言え,これだけ手の込んだ製品ですし,案外直ぐに市場から綺麗さっぱり無くなるでしょう.欲しいなと思った人は急いで下さい.ブログなんて読んでる暇無いですよ(笑)

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