2023年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

AdSense


AdSense


SNS

  • SNS

« 完成度が半端ない東京マルイの電動89式5.56mm小銃 | トップページ | 廉価かつ便利に使えるBluetoothイヤホン:QY7とQY8 »

2015年11月18日 (水)

気分を盛り上げる素晴らしきデザインの芯ホルダー:PENXO

大変ご無沙汰をしております.

今月は39度の熱を出して数日間ぶっ倒れること2回(*),仕事の方も佳境が続く感じで中々駄文を連ねる気力が無いまま一ヶ月近く経ってしまいました.そして気が付くと11月も終盤に…と,言いますか,2015年も後残すところ僅かですよ,奥さん!!.何と恐ろしいことでしょう….

(*)一回目は鶏の刺身に当たりました.やっぱ生肉は美味いけど危ないですな.有名店で食べたとしてもです.生食は馬刺しだけにしておきます.

したいこと,やりたいことが多過ぎて『時間が無い!もっと欲しい!』と,日々思ったりしているわけですが,現実問題として1日は24時間だし,集中力で密度を…と,思っても,気力・体力も有限なわけです.そうなると,一般に『やりたいことに優先順位を付け,不要なことはしない』という流れに話が向かうことが多いわけですが,欲深い私のような業の深い者にとっては,なかなか難しいわけですよ.

だって楽しいこと,沢山知りたいし沢山やりたいじゃないですか~(強欲)

そんなわけで,『普通の人が2時間かかることを1時間でしちゃおう』と,あれこれ考えたり実践したりするわけですが,今回は全く逆の話し.『速く時間よ過ぎ去ってくれー』と思った話です.

もう旬は過ぎた感じがしなくもないですが,Kickstarterというクラウドファンディングがあります.

改めて説明するまでもないかもしれませんが,『コレを作りたいけど金が無い』という人と,『金は出せるんで,あんな物を作ってくれないかなぁ』という人をネットで結び付けるサービスです.

実績も無いペーペーの若造が資金調達して物を作る…となると,乗り越えなければならないハードルが極めて高いわけですが,大勢の人に直接アピールをし,気に入った人達が少額ずつ出資して物を作って貰う場が提供されれば,共にメリットがあるので,夢のプロダクトが日の目を見る確率がグンと上がりますよね.

ただ,既製品の売買ではないので,目標額に達せずにスタートラインに立てなかったり,諸々問題があってプロジェクトが失敗したり,出来たは良いけど思った物と違ったりということもあるわけです.そこは『投資』のリスクと割り切らなければなりません(悪質な場合は払い戻し命令が出たりもしますが).

あと,モノが確実かつ順調に生産の道筋を歩んでいるプロジェクトであっても,Amazonポチで翌日届くプライムとは違うわけです.それなりに手元に届くまでは時間がかかります.

そして前振りが長くなりましたが,コレです.PENXO(kickstarter/公式サイト)です.

一目見ただけでフォーリンラヴ.心臓を打ち抜かれるような衝撃を受けました.

見て下さい,このデザインを.この芯ホルダー,只者ではありません.届くまでどれほど首を長くして待ったことか….約五ヶ月ほどかかりましたが,待っただけのことはありました.

128

忘れた頃に国際郵便の封筒が届きまして,中からゴロゴロと黒い筒が.

102

気が付いたら色々とお願いしていたことを思い出しました.深夜にカチカチすると危険ですね.軸はシルバー,ブラック,ゴールド,ステンレス・グレー,そしてコバルトブルーです.

103

おまけも沢山です.

104

芯は2mm.オマケの芯は,黒と赤をお願いしました.こちらにもPENXOのロゴ.

105

1ダース12本入りです.

110

何やら無駄にゴチャゴチャしてしまったシャープナー/芯研器.

ファーバーカステル製でも1個60円くらいの安いタイプです.『削る』という意味では必要十分なのですが,削りカスが飛び散るのがチト難儀.

そういう意味では,本格的に使う場合はユニのコレとかレイメイ藤井のコレのようなタイプがオススメです.

106

イレーサーも付いてきました.

107

さて,紙製の黒い筒6本.それぞれに中の軸の色が分かるように印刷されています.

111

PENXOのロゴ.

112

そしてマニュアル.

118

開けるとこんな感じ.無駄にお金をかけていない割には(失礼!)凝ってます.

120

本体.ブラック軸は素晴らしい存在感.

121

軸には白くPENXOのロゴ.横の『2mm』という印刷が無ければ,タクティカルペンの類いと勘違いしてしまうかも.

材質は航空機グレードのアルミニウムとのことですが,適度に重量感があるので,そういう用途にも使えるかも.

122

芯ホルダーとして使う場合はこうです.

チャックの部分は本体の剛性で挟み込むようになっており,手を離しても程良いテンションで芯をホールドしています.

123

横にはスリットが入っており,芯の残りの長さが分かるようになっています.

この構造はデザイン面,実用面共に深く考えられています.それも単にスコーンと無骨に矩形の削り出しを行っているわけではなく,中に通った芯が綺麗に見えるような形に削られています.

124

そして手に握る部分はこのように全周を包むようになっており(切れ込みは入っている),普通の鉛筆のように掴めます.ちょっと荒っぽい例えをすると,構造的には挟む位置で固定されたトングのような感じ.

125

チャックの部分を正面から見るとこんな感じ.2mmの芯が入るように溝が掘られています.

126

では,今回購入した軸勢揃い.

上からステンレス・グレー,ブラック,ゴールド,シルバー,そしてコバルトブルー.

最初はシルバーだけのラインアップだったように思うのですが,定期的にチェックしていたらブラックが追加になり,そして見る度に増えていました….あかん,物欲を刺激しないで…コレクター魂に火を着けないで…と,思いつつクリックした結果がコレです.

127

工作精度も表面加工も素晴らしく,『物』としてうっとりする出来です.

128_2

そして個人的に一番ハートを打ち抜かれたのは,最後の頃にラインナップに加わった(ような気がする)コバルトブルー.

素晴らしい色合いでしょ?

129

ここに赤の芯を入れると….

130

このような感じになります.

131

ブラック軸に赤芯も中々ですが,この組み合わせも何とも言えません.

132

最近赤入れはフリクションで行うのですが,コレで行ってしまいたくなるなぁ.

それにしても,机の上に無造作に転がしておくだけでも絵になるようなデザイン&組み合わせです.

133


さて,ここで急に現実的な話しになるのですが,芯ホルダー用の芯って意外と売られていませんよね.

少し大きめの文房具店やホームセンター等の製図用具の扱いがある所であれば入手出来ますが,コンビニでは無理.0.5mm芯であれば何処でも売られているのですけどね.実際,2mm芯を使ったことはおろか見たことすら無い人も結構な人数居るんじゃないかな.

でも心配ご無用.安っぽい話になって恐縮ですが(失礼!),ダイソーでも売られているんです.

134

それも黒だけけでなく,カラー芯も.

135

KOH-I-NOORであれば通販で購入出来ますが,店頭では黒と赤しか売られていないことが多いので,このカラー芯は有り難いかも.

何本か軸を用意する必要がありますが,ぺんてる マルチ8を使うようにカラー芯三昧でお絵描/マインドマップ描きも出来そう.

138


で,ガシガシ使ってみた感想ですが,やはりデザイン優先のために実用性が若干犠牲になっている部分があります.

  • 芯の繰り出しはチャックを指先で広げることで行うが,このときに芯がレールからズレて削れる/脱落することがあり,削れるとカスが出て汚れる
  • 慣れれば手早く出来るかもしれないが,繰り出し,収納がやりにくい.近年大人気となっている大人の鉛筆のようなノック式と比べると使い勝手が悪い
  • 軸は芯が覗ける溝があるため完全な円型ではないが,卓上で転がりやすい

しかし,一旦芯を繰り出して使い始めると違います.

適度な重量感があり,重心バランスが良くて書きやすく,肌触り,そして手に伝わるひんやりとした金属の冷たさが実に心地良いです.

そしてひとたび手に握ると,ラフスケッチやデッサンをスルスルと描き続けたくなるような衝動に駆られます.素晴らしい武器を持つと使いたくなると言うけれど,そんな感じ.物の持つパワーと言いますか,良い道具には魔力があって,使いたくなると言いますか.

…で,芯が短くなって繰り出す必要が出てきたときに,ノッて来た気分に(前述したような使い勝手のせいで)一旦ブレーキがかかってしまうのがちょっと残念だなぁ.

ただ,デザイン物というと実用性が殆ど無く,飾って愛でるために存在するような物も多いけど,この芯フォルダーはなかなかの優れものですゾ.

現在1本$29(4本買うと1本あたり$20)で予約を受け付けているようなので,写真を見てビビット来た方はこの機会に是非.

« 完成度が半端ない東京マルイの電動89式5.56mm小銃 | トップページ | 廉価かつ便利に使えるBluetoothイヤホン:QY7とQY8 »

文房具」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 気分を盛り上げる素晴らしきデザインの芯ホルダー:PENXO:

« 完成度が半端ない東京マルイの電動89式5.56mm小銃 | トップページ | 廉価かつ便利に使えるBluetoothイヤホン:QY7とQY8 »