『私はジャック・バウアー.今日は今までで一番長い日になる』な東京マルイのエアガン,USP コンパクト
『24 -TWENTY FOUR-』ファンの皆さんこんばんわ.
何年も前に妹から,『お兄ちゃんは絶対ハマル』と言われて撮り溜めて,危険物として隔離し,時間が出来たら観ようと思っていたらあっという間に数年経ち,『24 ファイナルシーズン』ってことで完結してたと思って安心していたら6/27から新シリーズ,『リブ・アナザー・デイ』がwowowで放送開始ってことで焦っている私です.
で,『リブ・アナザー・デイ』に先立ってwowowで放送された『ファイナルシーズン(8)』を『頭だけ,少しだけ…』と,見始めたらやっぱりハマってしまいました.
と,いうことで,24について熱く語り始めようと思いつつも,今回は趣味に走って久々にエアガンの話をば.
24の主人公のジャックの銃と言えば,こちらの素晴らしいページをご覧になって頂くと分かる通り,H&KのUPS COMPACTなわけです.そして先日,東京マルイからバリバリに24を意識したエアガンが出まして,各所で絶讃されているわけです.これはもう行かねばと(笑)
箱をご覧下さい.これで24を意識していないとは言わせません(笑)
H&K USP COMPACT
ですが,実銃のUSPはH&Kのメインストリームとなっており,そのコンパクト版のUSP COMPACTは小型で携帯しやすく,そして扱い易い上に多弾装ということで,法執行機関でよく使用されているとのこと.
パッケージの箱絵を見ると,今時の角張った無骨な形ではあるものの,グロッグとは異なった,艶のある雰囲気を感じます.特にグリップ周りの形状.
18禁です.
箱を開けるとこんな感じ.気分が盛り上がりますな.
マニュアルは発泡スチロールの下に入ってます.
そして付属品は横の箱の中.金属のプレートは,マガジンエンドをフラットにするためのバンパー.
クリーニングロッドはココ.
分かりにくい所に詰め込まれているので,『付属品が入ってない!』と,探す人が結構多いみたいですね.
本体その他.
刻印もきちんと再現.『COM』と『PACT』の文字幅が異なる点に違和感があると思いますが,実銃もそうなんです.
あと,使用する弾薬によって9mmx19弾,40S&W弾,.357SIG弾,.45AUTO弾の4バリエーションがあるわけですが,エアガン化されたのは9mmx19弾のタイプ.所謂,9x19mmパラベラム弾.世界で最もメジャーな拳銃用の弾種.
スリムな感じでは無く,角張ったゴツイ印象.でも,エッジを初めとした細部の加工が洗練されているので,無骨と言うよりも優雅な印象すら持ちます.
かなり大きく感じるスライドストップ・リリースレバー.大きいために操作しやすい一方,大きさの割に飛び出ていないので,意図しない部分に引っ掛かる感じがありません.
トリガーガードは四角く,前方に指を引っかけやすくするためのアールが付いています.両手でガッチリとグリップすると安定します.また,グローブを付けていても扱い易いサイズになっています.
セーフティーはココ.
グリップ側面はシボ加工されていて,強く握っても痛くなく,軽く握っても滑りにくい.
グリップの下部.こういう部分もキッチリと作り込まれてます.神は細部に宿る.
激しくグリスアップされているので,購入直後はヌラヌラ状態です.多いと感じたら少し拭き取りましょう.
指でスリスリすると,この表面の加工が何とも気持ち良いです.
滑り止めの凹凸はそれ程ゴツくないけど,きっちり掴めるのでスライドは引きやすい.
照門,照星はこんな感じ.ホワイトドットが入ってます.
ハンマーヘッドが外に出るようになっているのですが,ハンマーレストの状態はこんな感じ.
トリガーをある程度引くと,ハーフコックの状態になります.この状態で固定も出来ます.
フルコックの状態.このままトリガを引けば撃発…と,言いますか,発射出来ます.ここでセーフティをかけると,ハーフコック状態にすることが出来ます.
スライドを引かなくても,トリガを引いてハンマーをカチカチやって遊べるのは楽しいですな.
銃口周りもカクカクしていてスパルタンな印象.
スライドを引いてホールドオープンするとこんな感じ.
あんな圧力の低いガスでBB弾を飛ばすだけで無く,スライドを勢いよくブローバックさせられるってのは凄い技術だなぁと思います.それもユルユルなスライドではなく,カッチリした重さの物を勢いよくブローバックさせるのですから.
ホップアップはこの入り口付近のダイアルを調整.
マガジンキャッチはトリガーの下.
この形状は使いにくいかと思いきや,メチャクチャ使い易いです.
ボタン式だとホルスターに入れたときに勝手にリリースされることがあるし,飛び出しが大きめのレバーだと,意図しないところに引っ掛かることが多い.しかしUSPのこの形状であれば,どちらの問題も発生しません.おまけに左右どちらからでも使える.秀逸.
マガジンは亜鉛ダイキャスト製.ズシリと来ます.
実銃は13+1発だけど,これはBB弾を23+1発装填可能.
この構造は見慣れてますよね.
グリップエンドはフラットになっておらず,このように凹型になっています.マガジンが変形して取り出しにくくなった場合,指でつまんで引きずり出しやすいようになっているんです.まぁエアガンではそんなシチュエーションは起きないでしょうけど.
マガジンを入れて…
カシャンと奥まで入れます.この感覚,何度やっても実に気持ち良い.
マガジンエンドの部分にパーツが付いており,小指がうまく収まってグリップが握りやすくなっています.付属のフラットバンパーに交換すると,この部分を出っ張りの無いフラットな形状のマガジンにすることも出来ます.
日本人の場合,そこまで手が大きい人は少ないと思うので,このまま使う方が良いかな.
そしてこの部分に独自規格のアンダーマウントレールの溝があるわけですが…
同梱されているこのアダプタを取り付け,汎用的なレールにすることが出来ます.
付属の六角レンチで分割し…
挟んで固定するだけ.
これでレールマウントに対応したレーザーサイト
やタクティカルライト
を付けられるようになるわけです.まぁUSP COMPACTは銃身が短いので,かなり飛び出してしまって不格好になるかもですが….
大きさ比較.
(実銃が80年代以降にリリースされた)最近のハンドガンをモデルとしたガスガンを並べてみました.
左からFN 57(PDFであるFN P90
と弾丸を共通とするハンドガン.SAO2でキリトが使ってたのもコレ),今回のUSP COMPACT
,Glok 26
.
『COMPACT』となっているけど,メチャクチャ小さいわけではありません.でも,取り回しその他が非常に良好.とても扱い易い大きさです.
例の如く屋内で7mくらいの距離の的に実射してみたのですが,グルーピングが実に良く,面白いように当たります.まだ屋外では撃ってないのだけど,結構遠距離でもビシバシ当たるんじゃないかなぁという感じがします.
それとブローバックがとてもスムーズかつ速く,リコイルショックもガツン,ガツンと来ます.快感.
やはり新しい製品は様々な改良が加えられ,どんどん良い製品になって来ますね.個人的には,ガスブローバック最初期の製品であるGlok 26も大好きな製品の一つだけど,総合性能では圧倒的にUSP COMPACTに軍配が上がりそう.
と,いうことで,サバゲーでサイドアームとしてガシガシ使うも良し,室内でこの手の的にビシビシ撃って爽快感を感じるも良し,フォロアストッパーを付けたマガジンで夜中にガスを空打ちして嫁さんに叱られるも良し,実に楽しめるガスガンです.
I'm federal agent Jack Bauer. This is the longest day of my life.
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コメント
×グロッグ
○グロック Glock
です
投稿: 通りすがり | 2017年1月21日 (土) 12時19分
指摘有り難う.
Glock17の実銃が出た時に「凄い!!」と,リアルタイムで驚いた世代なのですが,最初に変に聞いたのが刷り込まれてるみたいでよく間違えてます.記事の方も直しておきます.
投稿: tadachi | 2017年1月21日 (土) 19時20分