2023年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

AdSense


AdSense


SNS

  • SNS

« シャチハタのアートライン BLOX(ブロックス)の水性サインペンを使ってみる | トップページ | トラベラーズノート:Hawaiian Collection »

2015年5月13日 (水)

【映画】境界の彼方 I'LL BE HEREを観て&聖地巡礼的な何か

と,いうことで,観に行ってから既に2週間近くも経ってしまったけど,前回ポストした前編の続きと言いますか,完結編と言いますか,劇場版の『I'll  BE HERE』.今回はなんばパークスシネマで観ました.

公式サイトはこちらです.前回も書いたけれど,ストーリーも面白いのだけど,京都・奈良在住の人であれば,舞台が非常に身近に感じられる所になっており,そちら方面でも楽しめます.近鉄沿線に在住の方は是非ご覧下さい.

あと,前編はTV編の総集編という感じだったのですが,今回は完全新作で,一応の完結を見ます.TV編を見終えて『ストーリーが終わってない!』なんて悶々とし続けている方も,そのままの状態では精神衛生上よろしくありませんので,観に行くべきです.

 

 

まず予めお断りしておくと,いきなり劇場版,それも『I'LL BE HERE』を観るのは辛いです.

映画を観るに先立ち,背景情報や各種設定,未回収の伏線,何が映画版に持ち越しになっているのかという点は知識として抑えておきたいところです.まだ観ていない方,既に忘却の彼方の人はTV版をレンタルするか,Blu-rayを大人買いして一夜漬けしてから映画館に足を向けるのが吉です.

この辺りを一通り押さえられているという前提で書くと,半妖の神原を斃す宿命の元に生まれた栗山はどうするのか,泉さんは何処に行ったのか,妖魔を取り込んだというのはどういうことなのか,そして何よりも『境界の彼方』とは何かという辺りが描かれます.

映画という尺を考えると,非常に密度を濃くしてテンポ良くやらないと回収しきれない伏線が残るんじゃ無かろうかと感じていました.そして無理にやると早回し感と言いますか,観ている方が置いてきぼりを食うような自爆作品になるんじゃないかということを危惧していました.

でもこんな懸念は杞憂でした.実際に観たところ,テンポは良いものの駆け足感は無く,実に楽しめました.そして『あぁ,そういうことか』と,カタルシスを得られたり,『えーっ.そういうことだったの!?』と,衝撃を受けたり.

でもメインテーマに関しては,『何も解決しないけど,対処法は分かる』って感じの落とし方だったかな.

理系,もしくはエンジニア的な属性を持つ者は,問題や課題というのは解決すべき物であり,常に何らかの法則性もしくは解があるという前提で考えてしまうじゃないですか.

でも現実世界には,根本的な原因を解決する方法が無いって問題も多いわけですよ.実際には解決策はあるけど,それを行使できない環境的要因があるケースも含めて.

で,普通の場合はそのような状況を受け入れざるを得ないわけです.現実的な解(?)としては,対処療法的になるけど,時間と労力をかけて問題が深刻化するのを防ぐ方策を取り続けるみたいな感じでしょうか.

そうなんですよ.

私事ではありますが,3月末にアイススケートで派手に転倒しましてですね,利き腕の右手を骨折してですね,先週までギブスやら装具を装着していて非常に不自由な日々を送っていたんですよ.

まぁキーボードが叩けたので仕事に支障は(そんなには)無かったんですが,トラックボールを掴もうとすると装具の厚みで(トラックボール本体が)手の中から逃げて行くし,半田付けする仕事のときは装具を外してやらざるを得ず,少し手首を捻るだけでグギギギと激痛で悶絶する始末ですよ.更には,ただでさえ字が下手なのに,こんな状態で書いた字は目を被うばかりの達筆で,書いた直後でも自分で解読できない始末ですよ.メモがメモ,備忘録が備忘録にならない辛さと言ったら….

医者からは『日にち薬ですからね』と,言われ,頭では分かっていても『折れてるところ分かってるんだから,スコーンとくっつけてササッと直せないもんですかね』なんて思ったりるすわけですよ.でも,現実に出来ることと言えば,装具をはめてあまり動かないようにして少しでも早くくっつくようにすること.そして痛みに関しては,ほぼ毎日ロキソニンを愛飲するという対処療法.あぁ,この一ヶ月以上のもどかしい思いと言ったら….今も捻るとかなり痛いんですけどね.

…何の話でしたっけ.あぁ,映画の話でしたね.メインの話しはそんな感じの結末でした.でも,映画の方は中途半端感が残らず,清々しい結末でした.

***

で,聖地巡礼ってわけじゃ無いのだけど,劇中に出てきた場所を近くに行ったので撮影してきました.

参考画像は,Youtubeにアップされている動画(コレコレ)をキャプチャ.なお,動画はちょっと微妙な内容なので,そのうちに削除されると思います,ハイ.

まずは栗山さんのアパート.

1

設定では,右端のココが栗山さんの部屋.実際にはお店が入ってます.

395

建物の反対側は階段が連なる特徴的な商店街です.

2

実物もこんな感じ.テナントとして入っている店はアレンジされていますが,非常に良く特徴が描かれています.

398

店の正面の公園は,神原と栗山さんの語らいの場や,妖魔との戦いの場として登場します.『こんな変なタイルアートが…』なんて思った人が多いと思いますが…

3

実際にあるんですよ.

399

滑り台も忠実.ただし,周りの木々は劇中のような桜の森という感じではありません.

404

栗山さんが妖魔を追って飛び出してきた二階部分は…

5

こんな感じ.うーん.細かな所まで描き込んである.流石だ….

402

あと,映画の中でLAMSON(?)とか描かれていた栗山さんのアパートの近くの店は,ココだと思われ.

407

最終決戦は巨大な廃ビルでの戦いでしたが,外観的は近くのイオンかなぁと.

ただ,この辺りは見晴らしがあまり良くないので,映画のような素晴らしい景色を望むことは出来ません.

410

虚構の中に(自分にとっての)身近な現実が織り交ぜてあると,違った感覚で観て楽しむことが出来ますな.

京アニ,最高です.

映画を観た後,聖地巡礼をしたいと思われた方は,近鉄高の原駅で降りてみて下さい.奈良右京郵便局の辺りが舞台です.あと,橿原神宮駅で降りても,『おおー.ここもあのシーンだな』という所が沢山ありますです,ハイ.

え?骨折れてる間は出歩かずに大人しく養生してろって?ふ,不愉快です(笑).

« シャチハタのアートライン BLOX(ブロックス)の水性サインペンを使ってみる | トップページ | トラベラーズノート:Hawaiian Collection »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
通りすがりの者です。

境界の彼方は、
いい作品ですよね。

未来編の茅原実里さんの
「会いたかった空」が
流れてくると、
涙が流れます。

ところで、現在
燈花会の彼方という
イベントが行われているのは
ご存知でしょうか?

奈良で開催されている、
なら燈花会のコラボイベントで
燈花会の彼方が開催中です。
(2015.8.14までです。)

私も、初日に行きましたが、
グッズ販売あり、パネル展示あり、
コスプレの方々がいたり
(お願いすれば撮影も可能です。)
と結構楽しいイベントです。

お時間がありましたら、
行かれてみてはいかがでしょうか?

燈花会の彼方のホームページの
アドレスを載せておきます。
http://www.toukae.jp/toukaenokanata/

なら燈花会 公式ツイッター
https://twitter.com/naratoukae

では、失礼します。
2015.8.11

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【映画】境界の彼方 I'LL BE HEREを観て&聖地巡礼的な何か:

« シャチハタのアートライン BLOX(ブロックス)の水性サインペンを使ってみる | トップページ | トラベラーズノート:Hawaiian Collection »