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2014年12月20日 (土)

手軽に持ち出せるメチャクチャ便利なフォトプリンタ:Pocket Photo(1)

以前,PolaroidのPoGoCanonのCP800等をレビューしましたが,小さいフォトプリンタが大好きな私です.やはり紙に印刷して実体化すると,単なるデータとしてストレージの中にあったときとは別の重みが出てきます.

 

で,今回紹介するPocket Photo PD239W を購入したのは結構前でして,今年(2014年)の3月でした.PoGoはACアダプタの大きさに絶望して持ち出すことをほぼ断念したのですが,こちらは旅行のときに鞄に忍ばせておいても全然気にならない大きさと重さ.そんなわけで,旅行時には使わなくても入れておくって機会が多かったような気がします.

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用紙はZINKテクノロジを使用した物で,PolaroidのPoGo用と互換性があります.

[ 写真は左がPolaroid 2X3 プレミアムフォトペーパー ,右がPolaroid ZINKフォトペーパー.一応(?),『プレミアム』の方が高級品という位置付けのようです.

 

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で,こちらがLGの純正.Zink用紙 PS2203.30枚入りで1200円くらいなので,1枚辺り40円くらい.チェキのフィルムは50枚入りの物で1枚約60円くらいになるので,50%程割安.

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製品の化粧箱.

最近はパッケージングにも配慮したメーカーが多いですね.『これは良い物だ』という高級感が感じられます.

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日本向けのパッケージなので日本語表記有り.

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iPhone,Androidで利用出来,NFCもしくはBluetoothでデータ転送します.

なおこのプリンタは,『zink』テクノロジという技術を使用して印刷します.こちらのエントリーにも書きましたが,特定の温度で特定の色に発色するような専用の用紙を使用して使用します.

ちょっと強引な例えをすると,サーマルプリンタのカラー版的な感じ.

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開けます.いつもそうだけど,このときは気分が実に盛り上がる.

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内容物一式.

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テストプリント用に,LGの用紙が入っています.

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国内にフリーダイヤルのサポートダイヤルもあるですね.

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マニュアルも日本語.メカに弱い女性をメインターゲットにした製品らしく,イラスト入りの分かりやすい説明です.

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キャリブレーション用のスマートシートやフォトペーパに関し,PolaroidのPoGoはアッサリした説明でしたが,こちらはしっかり書かれています.

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一応このページも写真をアップしておこうかな.

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PocketPhotoの素晴らしい点は給電周り.

Polaroid PoGoのACアダプタは,アホかと思う程デカい上に専用端子が採用されており,別の物で代用することが出来ませんでした.携帯用ガジェット用という製品コンセプトを台無しにするどころか致命傷を与えるほどの酷い物だったけど,こちらは小型.

流石,LGはよく分かっておられる.そして端子もUSB給電(後述).

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本体のアップ.

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マニュアルを読まずに使い始めようとする人が居るためか(私のような人のことですな),説明書きがシールとして貼られています.

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当然剥がします.

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シンプルなデザイン.カラバリ的にはピンクのタイプ もありますが,男は白一択です.

微妙に女性を意識したデザインですが,男性が持っていてもまぁ許容範囲でしょう.本当はもっとツルッとしたホワイトか,ブラックモデルがあると嬉しいかもですけどね.

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インジケータはこの3種類.印刷中,バッテリの状態,電源ステータス.

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メーカー名は安っぽい印刷ではなく,金型でしっかり掘られています.

正直言って,ポテンシャルは非常に高く感じたものの,ポラロイド以外から新製品が出る気配が無く,Zinkプリンタの将来性は暗いと思っていました.が,LGが本気で製品を出してくれて良かったです.ホント,嬉しい.

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給紙時に蓋を開ける際に使用するボタン.

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サイドには電源/蓋のロック解放用のスライドボタンと給電(充電)用のmicroUSBポート.

そうなんです.PocketPhotoは内蔵バッテリで動きますが,バッテリが空になっても,モバイルバッテリからUSB経由で充電/給電してやればOKなので,利便性が大幅アップです.

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こちらのスリットから印刷されたペーパーが排紙されます.

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こちら側の面はつるっとしています.

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スライドスイッチを解放側にずらし,オープンボタンを押すと蓋が開きます.

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それではフォト用紙をセットしましょう.

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保存温度等々,色々と注意事項があります.

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このパッケージは英語/ハングル表記のみ.

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これがzinkテクノロジを使用したフォトペーパー.

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そしてこれが『スマートシート』.ヘッドのクリーニングやキャリブレーションを行うために使用するようです.

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ヘッド面とローラーはこの位置.

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スマートシートを下にし,このようにセットします.

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蓋を閉めて…

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電源を入れると…

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このようにスマートシートを自動的に排紙します.この際にヘッドのクリーニング等が行われます.これで印刷の準備完了.

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次にiPhone側の準備をします.

メーカー純正の『PocketPhoto』という無料アプリをAppStoreから落として入れ,プリンタをBluetoothで繋ぎ,起動します.この辺りはマニュアル参照.

おっと,自動的にファームアップが始まりました.

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基本的な使い方は簡単で,直感的に使えます.

フォトストリームから印刷したい写真を選び…

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印刷します.

アプリ内で写真の簡単な編集が出来たり,QRコードを入れられたり,印刷時にN up設定出来たり,アプリ内でPocketPhotoの説明書読めたり,バッテリ容量等のステータスを確認出来たりetc.基本機能以外も充実です.

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印刷開始すると印刷中のステータスランプが点灯.

『ジィィィー』という感じで小さな印刷音が聞こえてきます.

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印刷速度はと言うと,『おお,出てきた…』と,見ているうちに終わる程度.早くも遅くも無い感じ.

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PoGoの印刷品質を知っていると,『え?何,この綺麗さ!?』というくらい綺麗です.

とは言え,日本の誇るインクジェット/バブルジェットプリンタが本気を入れて印刷するフォトクオリティとか,昇華式のフォトプリンタほどの凄まじさは無いんですけどね.

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iPhone5との大きさ比較.大体同じくらい.

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厚みは2倍以上あります.でも,非常にコンパクトな印象.

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前述した通り,USB接続で給電できます.充電中はこのようにオレンジ点灯.

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Polaroid PoGoと大きさを比較するとこんな感じ.PoGoの方が大きく感じていたのですが,並べてみるとあまり変わらない感じでした.

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で,これが問題のACアダプタ.下がPoGo用で上がLGの物.

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更にはPolaroidのはケーブルがこれですよ.ホント,Polaroidの製品企画の人間が何考えているか分からん.

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印刷の品質と用紙等に関しては続きのエントリーにて.

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