海上に思いを馳せて食べる:水兵さんの乾パン
先日横浜に行った際に,横浜みなと博物館のミュージアムショップで購入.
『ミリメシ』や『レーション』の文字が目に入ると,パブロフの犬状態になってしまう私.『水兵さんの~』と書かれているパッケージを見るや否や,サッと掴んでレジに走ったことは言うまでもありません.
ヤマトミュージアムでも同名の商品が売られていますが,パッケージが微妙に異なるだけで,中身は多分同じです.かなり大きめの乾パンです.
他にも様々な魅力的な土産物が売られていましたが,私はコレだけを購入(^^;
パッケージ.かなりデカイです.
裏側には説明書き.
昔,海軍と陸軍では乾パンの大きさが違っていました.海軍はトランプ大の大きさで陸軍は一口サイズでした.海軍の乾パンが大きかったのは狭い艦内で貴重な食糧を整理して最大限保管できるように工夫されたからです.また海軍は氷砂糖,陸軍は金平糖と一緒に食べました.
とのこと.これだけの長さの文章に,句読点が2つしか無いってのも驚き.
各所に碇のマーク.
ラップを破ると,『雰囲気』のある色合い・肌触りの包装紙.
賞味期限は概ね1年です.
販売者のみ書かれています.
開封すると,中には更に包装された乾パンが.
長期保存可能な食糧ですし,密封せずに紙包装の中に…というのは,現代に於いては流石に衛生的にNGなんでしょうね.
中身は5枚ずつに分けて包まれた袋が2つ.合計10枚の乾パンが入っています.
10枚も一気に食べ切らないと思うので,2つに小分けされている点が嬉しいですな.
上の写真でiPhone5と大きさを比較しても分かると思いますが,デカイです.
厚さはこんな感じ.
裏側にはこんがりと焼き色.
早速試食.
食感は,固すぎず,柔らか過ぎずです.そして外はカリッとしていて中はややフワッとした感じ.味付けは三立製菓の乾パンとよく似ていて,塩味,ゴマの風味が絶妙で普通に美味しいです.多分カニヤのネイビーカンパン
と同じ物だと思うんだけど,カニヤ製として売られているものはまだ食べたことが無いので,断言できず.
なお,昔の軍用の乾パンは,長期保存のために水分を殆ど飛ばしており,とにかくカチカチに固かったという話を読んだことがあります.しかしこの乾パンは,それ程固くなく,普通に食べられます.
そういう意味では,『本格的なミリタリ』ではなく,また,『忠実な再現』でもないのですが,大判の美味しい乾パンをカリカリと囓り,気分だけでも水兵さんになって艦に思いを馳せるの良いかと.
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