ホワイトロディアは真夏にクリスマスの夢を見るか?
タイトルはもちろんSFの名著のもじり.ブレードランナー
(*)の原作ですな.
(*)BDなのに凄まじい安さに驚愕.以前,こんな感じでDVD BOXを購入したというのに….観たことが無い人は観て下さい.マストです.
最近は余程の事が無ければスルーしていたRHODIAの新製品ですが,今回はカチッと行ってみました.本製品の位置付けは,定番商品であるBLOC RHODIAのカラバリ.表紙の色が,オリジナルのオレンジ,追加されたブラック,そして今回ホワイトが仲間入りという感じです.
ただ,黒ロディアは中身はそのままで,表紙の色だけ変えましたという感じでした.しかし今回のホワイトは,表紙の色だけでなく,中身も変えて来ています.これまでに発表されている製品としては,dotpadやRシリーズのような物もあったけど,それらは『ちょっと特殊なRHODIAですよ』とアピールしていました.ホワイトはその点がアピールされていないので不思議.
あと,冬なら緑カバーを付けて&金文字印刷で『クリスマスバージョン』として出せたと思うのに,何故この時期に出たかも謎.
では,じっくりと見てみましょうか.
サイズのラインナップは No.11,No.12,No.13,No.16,No.19という5サイズ展開.定番所を一通り押さえてある感じです.そして私はNo.11とNo.13を購入.
No.11は,いつも身近に置いておく使い捨てのメモ帳として,実に使い易い&ベストなサイズだと思います.RHODIA初心者は,まずこのサイズから入るべき.
そしてNo.13は,少し情報量を多くして…という感じのときに使うとシックリ来るサイズ.これ以上の情報量を1枚に詰め込みたい場合は,素直に普通のノートにした方が良いんじゃないかなと思います(ラフ絵を描きまくる場合を除いて).
で,他のRHODIAと同じように,これらも『MADE IN FRANS』の文字が眩しく,そして紙は『80g/m^2』の腰あるしっかりした紙です.
フランスを代表する総合紙製品メーカーなだけあって,ブランドになっても品質を落として儲けを増やそうとはしていません.紙製品は紙が命.そしてトータルでの使い易さを左右する品質も重要.
横から見るとこんな感じ.他のBLOC RHODIAと同様,裏紙が厚紙になっていますので,立って手で持って筆記することも容易です.
そして横から見た際に気が付くのは,他のRHODIAは紫色の罫線だったのに,グレーであること.
製本の仕方は同じで,ホチキス止めです.
表紙に折り目も付いているので,このように裏側にくるりと巻いて使うことも(これまで同様)出来ます.
そして罫線は方眼.このよなキャッチーなタイトルの本
が売れているようですが,頭の良さ云々以前に,方眼だと色々と整理が付けやすいので便利ではあります.
前述したように,80g/m2の紙が使われています.腰があるため,めくるときや破るときに曲がったり貼り付いたりフニャッたりしません.
そしてBLOC RHODIAのもう一つの特徴.マイクロカットも健在です.破くためにピリッとやる際の感覚は実に快感です.
比較用に,普段使用しているカバー付きのNo.11を並べてみます.
かれこれ使い始めてから10年程になりますが,このカバー,凄く良いです.
カバーのフラップを開け,中身を比較してみましょう.
右がオリジナル,左がホワイトロディアです.
と,このように,罫線が5mm方眼という点は違いが無いのですが,罫線の色が紫に対してグレーとなっています.そのため,RHODIAは紫の罫線が派手過ぎる/コントラストが強すぎると敬遠していた方には,かなりオススメ出来そうな感じ.
また,用紙の色も若干異なり,僅かに淡い若草色が混じっているような色になっています.そのため,コントラストが更に淡くなり,柔らかい印象を持ちます.
実の所,大抵のRHODIAモドキは,罫線色がグレーです.例えばココで紹介したMEMOIRE.
左がMEMOIRE,右がホワイトロディアです.罫線が更に薄いグレーであり,ホワイトロディアよりもコントラストが淡くなっています.
と,このような感じです.先日発売されたホワイトロディアですが,デスクの上に置いておくと雰囲気的にはとても良いです.表紙が白く,表紙の印刷が銀色のため,シンプルかつ上品な感じがします.実用品だけど,見た目も気にしたいという人には良い製品ではないかと思います.
#私の卓上では,オレンジや黒でないと諸々に埋もれてしまい,探すのに苦労しそうだけど….
なお,一部店舗ではまだ未入荷のようですが,Amazonでは各サイズの取り扱いが始まっています.そして年末に向けての予想ですが,クリスマスバージョンがホワイトロディアをベースに作られそうな予感.
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