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2013年12月15日 (日)

沈香の香りを手軽に楽しむ:薫紙

海外では男性でも香水系をよく着けているため,広く一般に香りの文化があるのかなぁと思うわけですが,イタリアにはアルメニア紙 というものがありまして,香りを紙に染み込ませたものが売られています.これに火を点けると部屋に香りが広がりまして,お香のように楽しめるわけです.

この製品,前々から興味があるのですが,店頭サンプルにお目にかかったことがなく,好みの香りでなかった時のダメージを考えて,購入には至っていません.例えばCalvin KleinのEternity for men系であれば好きなのだけど,海外のって『ウッ』となる物も結構あるし….あと,消耗品なのにとても高価であるという点もネックの1つです.

そして日本にも『香道』があることからも分かる通り,香りに対する文化が古くからあります.

私が住む京都でも,ちょっとしたお店に入ると多種多様な線香やお香が売られており,修学旅行等で京都駅に降り立ったことがある人であれば,土産物屋の中から,京都・奈良独特の香りが漂っていることに気が付くでしょう.トラディショナルなと言いますか,香木の種類で言うと伽羅,白檀,沈香という名前を目にし,香りが鼻孔をくすぐることが多いでしょう.

正直な所,子供の頃はこれらの香りを法事の香りと言いますか,年寄りの好きそうな匂いと思っていました.しかし(環境的に)比較的頻繁に接するようになりますと,『心を落ち着ける独特な香り』という風に感じるようになりました.まぁあまり強いと嫌がられる人が多いでしょうけど.

と,長い前振りになりましたが,アルメニア紙のように香りを染み込ませた紙の紹介です.当然ながら『和の香り』です.

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このような木箱入りで売られており,モダンなデザインです.そして『薫紙』というネーミングが実に秀逸.『しましま・みずたま』というのは,薫紙のデザインです.

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包装紙の裏側に説明書.『沈香』の香りです.財布や名刺入れに入れておいて移り香を楽しんだり,火を灯してお香として使うことが出来ます.

8枚入りで2500円程で売られています.

おっと,下手をするとSantamarianovellaのアルメニア紙より割高ですね.日常使いの消耗品としてはチト高価過ぎます.が,普段は移り香を楽しむ携帯用,そして『ここ一番のときに火を灯す』という感じであれば,辛うじて許容範囲かなと思います.

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紙を取るとこのようなデザイン.デザイン上のポイントである『しましま・みずたま』は,箱にも印刷されています.

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木箱の裏側.まるで『墨』の箱のような感じです.

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箱を開けるとののような感じ.

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これが薫紙です.デザインは『しましま』.

個人的には実に心が落ち着く香りだと感じておりまして,普段から財布に1枚入れています.移り香と言うほど激しく周りに香りが漂うわけではなく,程よく薫るのが良い感じです.

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そして急な出張が入って宿の手配をするとき等,喫煙の部屋しか確保できない場合があるのですが,この薫紙があれば自分空間に変えることが出来ます.

まぁ私も昔はスモーカーだったし,海外に行った後は土産として買って帰ってきた葉巻を燻らせたりとかしていたので,タバコや葉巻の匂いを嫌悪しているわけではありませんけど(^^;

使い方としては,端っこをこのように少し破って立てまして…

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火を灯します.

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ある程度火が回った段階で炎を消すと,このように僅かな煙が緩やかに出て,室内にお香の香りが漂うという仕組みです.

商品紹介ページでは,ジグザグに折って横向きに立てて火を灯している写真が多いのですが,灰皿に接している部分から熱が逃げるため,横向きに立てると早々に火が消えてしまって燃えずに残る面積が大きくなります.

あと一応お約束ですが,火を使いますので,周りに燃え移らないようにきちんと管理して下さい

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この手の用途には普通のお香等を使用しても良いのでしょうが,線香/スティックタイプですと折れてしまうので,持ち運びが面倒です.また,円錐形の場合は携帯時に圧力がかかって欠けたり粉々になり,鞄の中で粉状になって収集が付かなくなる場合も.

と,いうことで,携帯性という意味でも薫紙は秀逸です.香りの強さという意味では,線香/円錐形のタイプのお香よりもかなり弱いので物足りなく感じる方がおられるかもしれませんが,私にとっては丁度良い強さです.

『薫紙』,私は心斎橋のハンズの特設コーナーで捕獲しましたが,通販でも購入できるようです.例えばAmazonならこちら.生産量が少ないのか,需要と供給のバランスが取れていないようで,楽天の方では大半が売り切れになっています.

大晦日や正月とかに沈香の香りをたくと,より一層厳粛な気持ちになれるかも.今年の年末,試してみようかなぁなんて考えています.

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