複数のマスキングテープを携帯する方法の決定版:mt maki maki
9月に注文したほぼ日手帳2014が無事に届き,一緒にオーダーしていた文房具・雑貨も無事に入手と相成りました.
そんな中,以前から興味があったけど購入に至っておらず,今回は『ついでだし…』と,いうことで購入したのが,今回紹介する『mt maki maki』(メーカーページ)です.
ほぼ日の中の人が頑張って,『10月から出荷って言ってたけど,早めに届けるね~』ってことで9月中に届いていたのですが,出張でバタバタしていて,結局箱を開けたのは10月の2週目.今回はカバーで冒険をしていなかったので,私にとっては(空気と同じで『無いと困る』って感じですが)ある意味盛り上がりが乏しい感じ.そんな中,一緒にオーダーしたmt maki makiは,非常に期待してワクワクしつつ待っていたガジェットでした.
マスキングテープには様々な柄があるため,何本か持ち歩いて使い分けしたい所ですが,まとまった本数を持ち歩くとなると非常に嵩張ります.そこでこの製品の出番です.マステをコンパクトに巻き直し,可搬性を高めるためのツールとリフィルのセットとなっています.そして巻き方も実用本位な感じではなく,実に『らしい』.
東京方面から,『アレどうだった?』って督促があったので(笑),背中を押す意味も含めて急遽レビュー.
今回マステ関係でほぼ日ストアで購入したのは,本体
の他にミニマステ芯
,そして6mm幅のマステ3本セットを2つです.
本体は素朴なクラフト紙の色の箱に入っています.印刷も控えめで,製品の持つイメージともマッチしています.
本体にはオリジナルのマステ付きとのこと.
箱を開けると,オリジナルテープとミニマステ芯,ペタンコ芯
がコンニチワ.
オリジナルテープの柄は女性向きの清涼な感じの柄です.私が手帳とかに使っていたら,『えっ?』とか見られそうな柄 :-)
そして本体はその奥に….
付属品一式はこんな感じ.『ペタンコ芯』が2つに対し,『ミニマステ芯』は1本だけ付いている点に注意.
内容物一覧.
使い方.
『ミニマステ芯』は,(まるでトイレットペーパーの芯のような)中空の一本のロールなのですが,
このように5mm幅3個,15mm幅3個の合計6個に分割出来ます.
本体の上側にセットするわけですが,
ホルダーを切欠きに合わせて押し込んで…
このようにはめ込みます.
そして本体上部にセット.
マステは『本体芯』に取り付けます.
ミニマステ芯の分割溝に合わせ,狙った所に巻き付けられるようにマステの位置を調整します.
そして頭をこのように貼り付けて…
後はハンドルをグルグル回すとスムーズに巻き取れます.
マステ本体の位置がズレていると,斜めに巻いてしまったり浮いてしまったりするので,最初の1,2巻は位置調整しながら慎重に.
必要量巻いたらハサミでカットします.
そして『ミニステマ芯』を分割したら完成.
『ミニステマ芯』の直径は,マステの芯よりもかなり小さいので,大幅に省スペース化が図れます.
ただ問題は,5mm芯と15mmにしか分割できないこと.
5mm*2で10mmとか,15mm+5mmで20mm幅等,何パターンか組み合わせで任意の幅を作ることが出来ます.しかし,私のように,6mmをよく使う場合は帯に短しタスキに長し状態….
そんなときに便利なのが,この『ペタンコ芯』です.
このようにセットして…
クルクル貼り付けて巻いて行きます.例えるなら,凧の平べったい糸巻きのような感じ.
適当な長さになったらハサミでカット.
こんな感じ.『名は体を表す』の通り,『ペッタンコ芯』ですな.
ストライプ柄に出来るので,フランスやドイツの国旗柄で巻いてみようかあんぁ(←何とか衝動を押さえました)
『ペッタンコ芯』には黄色いドットで印刷されたガイドがありますので,これを目印に巻くと良いでしょう.キッチリ詰めず,1ドット程度の隙間を開けて巻くのが良い感じです.
幅をキッチリ使い切ろうとした場合,この程度のキャパがあります.そして幅も『○mmじゃないとダメ』ってことは無いので,実に柔軟性があって汎用的です.そして何よりスペース効率がとても良いので,ステマを複数本持ち歩く人にとっては『ペッタンコ芯』が救いの神に見えるかも.
当初『ミニステマ芯』のみを試しに使ってみたときは,『んー.まぁこんなもんかなぁ』なんて感じで,(期待が大きかったせいもあって)少々期待外れに感じたのですが,『ペッタンコ芯』を使ってみたら,とてもワクワクして来た(^^
私は普段,このようなケースに入れてマステを持ち運んでいます.マークスのマスキングテープポーチという製品のアイボリーカラーです.私が購入した頃は,更に長いキャパの大きい物も売られていたように思うのだけど(うろ覚え),今はこのサイズしか見当たりませんでした.
マステ文化って女性中心の文化のようで,男性でも使えるユニセックスなデザインの製品が少ないので,これには助かってます.
オリジナルのテープがピッタリ入るサイズ(径),そして各テープの幅の制限が無く(総量が合えば,入れる物の組み合わせは自由),結構キャパがあるという所が便利です.そして実用性も兼ね揃えたデザインとして,中身が見える一部透明のフラップ,そして止め方(ボタンとかだと興醒め…)も秀逸.
***
ちょっと余談ですが,『ペッタンコ芯』の,様々な幅のマステを混在させて巻ける点を見てピンと来て,『塗装用のマスキングテープを巻いて,机の上に転がしておいたら,模型用に便利かも』なんて思ったのですが,こちらは挫折.
所謂塗装用のマステって規格がマチマチで,中心の芯の直径もバラバラ.そんなわけで,maki makiで手軽に巻けず,手作業でチマチマと巻かないといけないことが判明.これは辛い.止め,止め.
マスキングテープホルダー
等が出ていることは知っているのですが,卓上の省スペース化を求めておりまして,このようなコンセプトの製品が出てくれないかなぁと願っております.出来れば,最初から1mm, 2mm, 5mm, 10mm, 15mm のような感じのセットで,平べったく巻いたセットとか出てくれると更にありがたいなぁ.
閑話休題.
***
ちょっと脇道にそれましたが,マステを持ち歩く人であれば,『mt maki maki
』は買いでしょう.そしてリフィルとしては,『ミニマステ芯
』の方ではなくて,『ペタンコ芯
』の方をオススメ.
おそらく賛同してくれる人が多いと思うのですが,物を収納する際に,(形状によっては)実容積が小さくなるよりも,厚さが薄くなる方が,デッドスペースが発生しにくくなるために収まりが良くなります.そして『ミニマステ芯』と『ペタンコ芯』で比較すると,前者は芯の部分の空洞が無駄になりますので,更にスペース効率に差が開きます.
マステのコロンとした可愛らしさが一部スポイルされてしまうけれど,実用面では『複数のマステを持ち歩く』ための決定版の感じがします.オススメ.
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