フルオートの快感:Vz61スコーピオン 電動ガン
マルシンの8mmBB玉を使用するデリンジャーを購入して以降,エアガン熱が再燃.そして当時,エアガンの品揃えが素晴らしく良い店が近くに出来たため,ポンポンと何丁も購入することになりました.店内では手にとって&物によっては試射もOKなので,背中押されまくり.
その店は今は既に無い(*)のだけど情熱は未だに冷めず,現在でもたまに通販で購入しています.そして数がかなり増えてきたので,そろそろ保管用のケースが欲しい所です.
(*)不振で潰れたとかいうことではなく,ビルの経営者が変わった際に賃貸料を一方的に大きく引き上げられたとかで,一斉に多くの店が抜けました.そしてその後しばらく,ゴーストタウンの様相を呈していました…誰得やねん.まぁ大人の事情なんだろうけど.そして現在は別会社の経営になり,徐々に店子も戻ってきました.が,件のホビーショップは戻って来ず.悲しい….
で,途中まで書いたままアップしていないポストが結構あるのですが,勿体ないので少しずつでも公開していこうと思います.そして今回は4年前に購入した Vz61 .通称『スコーピオン』です.
エアガンとしては,マルゼンのガス式の他,東京マルイの電動ガンが売られています.そして私は東京マルイ製のを購入.これまで私はガス式ばかりだったので,電動ガンも初体験.
何故にVz61を購入したかというと,やはり『フルオートの快感を堪能したかったから』です.ガス式のブローバック拳銃は何丁も持っており,当初はブローバック機構に感動したものの,次第にその感覚は薄れてきます.するとサバゲーをしない私としては,たまに室内で射的をしたり,飾って目で楽しむくらいになってしまいます.
そんなわけで,新しい刺激として『フルオート』を体験したいなぁと思ったわけです.ガス式はガスの消費量が激しく,すぐに補充が必要になるので電動にすることにし,問題は何を買うかです.
まず検討したのは大きさ.アサルトライフル等の長物はちょっと保管場所が…ということで,サブマシンガンにしました.
するとかなり選択肢が狭まります.候補としてはイングラム M11 かVz.61スコーピオン 辺りが定番でしょうね(*2).私は元々Vz61が好きだったので,この二択の場合,迷わず後者.
(*2)Amazonのリンクでは『アダルト』にカテゴライズされていますが,それは18歳以上対象だからです.10歳以上対象のフルオートな電動M11 もありますが,やはりオトナとしては,(結構良く出来ているけれど)お子ちゃま用のオモチャではなく,迷わず18禁でしょう(笑)
前述のホビーショップが撤退した後でしたので,私は通販で購入しました.
箱.何とも言えないワクワク感を催すデザインです.
実銃はチェコ製で,1961年に軍に正式採用されています.その後各国の特殊部隊で使用されたり等しており,マニアの間では人気の高い短機関銃です.
特筆すべきはその大きさ.少し大型の拳銃と同じくらいの大きさですが,フルオートでぶっ放せます.そのため,軍ではライフルを持てない戦車兵等の自衛用兵器として使用されたり,携行しやすいことから,特殊部隊やテロリスト等にも使用されています.
現在であればFN P-90 が担っているゾーンですね.Vz61は少々レトロかつ無骨な感じですが,P90の方は近未来的なデザインです.GUNSLINGER GIRL でヘンリエッタが使っていたのがこれです.欲しいなぁ….
箱を開けるとこんな感じ.本体が渋く光ります.イイ!
オモチャと言うことで,こんなドラム型のマガジンまで売られていたので購入してみました.
370連発.この凄まじい装弾数は,サバゲーをやる場合は,さぞかし強力な武器になることでしょう.
本体はこんな感じ.WWIIの映画で,ソ連軍兵士が持っている,PPSh-41の71連発のドラム型弾倉を連想させます.
この穴にパチパチとBB弾を入れて行くわけです.
手動で370発フルロードする人はまず居ないと思いますが,それでも相当数を入れるのは,想像を遙かに超えた時間と根気が必要でしょう.そしてそれだけの労力をかけて入れた弾も,フルオートで打ち尽くすのは遙かに短い時間です(約600発/分なので,計算上は30秒ちょっと).
中央のネジがゼンマイのようになっており,これが回転することによってテンションをかけ,BB弾を押し出す仕組みになっています.
本体と合わせて購入したBBローダー とバナナ型の予備マガジン.
バナナ型の普通のコンパクトなマガジンですが(実銃なら30発用のサイズ),これでも58発入ります.
前述のドラム型マガジンもそうですが,7~8発程度ならともかく,通常の装弾はBBローダーでも使わないとシンドイです.
ケース内にBB弾を入れ,マガジンに口を合わせてシャコッとレバーを押せば,一押しで5発程度入ります.ケース内に100発以上入るので,レバーを何度か繰り返し押せば,マガジンは簡単にフルロード状態に.
手で押し込む場合,スプリングを押し込みながら弾を入れたりする必要があったり等,結構面倒なことが多いのですが,これを使えば実に楽です.
付属品一式.色々入ってます.フルセットを購入すれば,購入後,即,使用出来ます.
実銃では,グリップの下部にフルオート時のサイクルレート(連射速度)調整用のつまみがあるのですが,バッテリーケースになっています.
こんな感じで差し込み,奥まで入れて蓋をします.
セーフティレバーは左側にあり,連発(フルオート)/単発/セーフティの切り替え式.
マガジンキャッチ.このボタンを押し込むと,マガジンが外れます.
照星はこんな形状.
コッキングレバーを引くと,実銃では排莢口の部分が開きます.中のノッチを回転させると,ホップ(発射時にBB弾を回転させ,より遠距離に飛ぶようにする仕組み)を変更することが出来ます.
照門はこんな感じ.
L字型の回転式になっており,75m/150mの切り替えが出来ます(実銃通りの刻印が打ってあるだけであって,エアガンでそこまで飛ぶわけではないけれど)
細かな部分だけど,雰囲気出てます.神は細部に宿る.
ストックを伸ばすとこんな感じ.引き出すタイプでは無く,回転式です.
ストックを畳むとこんな感じ.
回転の途中形態がサソリに似ているため,この銃は西欧諸国で通称『スコーピオン』と呼ばれています.
バナナ型の弾倉は,このようにBB弾を最後まで押し上げる構造になっているため,非常にジャム(弾詰まり)が少ないです.
そしてドラム型弾倉を取り付けるとこんな感じ.横から見るとバナナ型と違いが分かりにくいのですが…
前から見るとこんな感じです.太い,ゴツイ,嵩張る.
で,実際に使ってみると,370発をスムーズに最後まで打ち尽くせることはまず無く,適時バネを回してやる必要があったりします.また,それでも最後はジャムの連続で空打ちしまくったり.
使えないことも無いのですが,信頼性って意味ではイマイチかも.サバゲーをしないのであれば,バナナ型の58発装弾で十分です.
アンダーレールも付属しているので,フラッシュライトやレーザーサイトを付け,『特殊部隊風』にするのも一興かもしれません.
で,実際に使ってみた感想ですが,まず持った感じの重量感がイイ.約1kg程なのですが,質感も相まって,実に素晴らしい.モデルガンのように,飾っておくだけでも ご飯三杯行けそうです.
そして単発の場合の命中率ですが,これもかなりのもの.距離が結構離れていても当たります.集弾率もかなり良い印象.
そして本題のフルオートですが,実に爽快.気持ち良いです.新感覚です.『カ・イ・カ・ン』です.
単発の場合は『ターゲットを狙って…打って…お,当たった』みたいな感じなのですが,フルオートだと,ターゲットの厚紙に穴が次々と空き,ターゲット中央がザクッと塊として抜け落ちる感じ.更には,軽く薙ぐとザクッと切断出来ます.ドドドドドとターゲットに打ち続けるのは,ストレス発散に最適です.
社員が高ストレスに晒されやすい会社様におかれましては,福利厚生用施設として,エアガン用のシューティングレンジとフルオートエアガンの設置を真面目に考えても良いのでは無いだろうか…と,すら思いますw.
複数のマガジンにフルロードしておき,打ち尽くしたらマガジンチェンジをしつつ撃ちまくると実に快感です.ただし,結構音が出るので,(例え室内であったとしても)夜に撃ちまくると嫁さんに怒られるでしょうけれども(^^;
『んー,楽しそうだけど…いきなり何万もする物に手を出すのはなぁ』という方に於かれましては,この辺り から入るのも良いかもしれませんです,ハイ.
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