炎の揺らめきが心を和ませ,そして9時間OKの虫除けとしても使えるUCOキャンドルランタン
盆休みが終わり,そして1週間のリハビリ(笑)も終わって,普通に仕事モードに切り替わっている人が多いと思います.が,学校はもう少し休み.『最後にどっか行こうか』的な予定を練っている人も多そう.うらやましいなぁ.
個人的には,ちょっとアウトドアで…と思うシーズンは,9月~10月がメイン.学生の頃はよくツーリングに出ていたのだけど,バイクで走るときは少し涼しくなってからの方が快適なんです.7-8月の金沢は暑いからねぇ.京都も半端ないけど.
で,今回紹介するのは,キャンドルを使ったランタンです.明かり用であればLEDランタンが小型軽量明るくて経済性も…って感じなのですが,やはり『火』ですよ.『炎』ですよ.
ゆらゆらと揺らめく『本物の火』は,見ているだけで心が安らぎます.
また,残量が物理的に見て分かるので,いざという時に『あっ.電池が空っぽだー』とか,『消費期限が-』なんて事故が皆無って点も有り難い.特に災害用備蓄には大きなメリットですな.
私はかなり前からUCOのランタンが欲しくて仕方が無かったのだけど,出張の帰り道,アウトドアグッズの店でみかけて勢いで購入.悩みまくって『でも使う機会がなぁ』なんて思って思い止まっていたのに…ヘロヘロに疲れる出張が悪いんや… 最近これを言い訳にすることが多い気がするなぁ :-)
『燃やす』タイプのランタンとしては,圧倒的な実用性でガスが主流ですが,昔の映画を観ると,オイルランタンが幅を利かせています.レトロな雰囲気で実に良い感じで,今でも(実用品では無く)置物としてお店に飾られているのをよく見かけます.
キャンドルランタンもそれに近い物があるのですが,こちらは実用的です(←自信の無さをフォントサイズで表してみました).
冗談はさておき,構造的な故障など発生せず,必ず着火して明かりを灯せるという安心感は絶大だし,ラフに扱ってもOKで,蛮用に耐えます.LEDランプがM16だとすると,ランタンはAK47な感じ.
で,キャンドルランタンと言えばまずUCOの名前が挙がる程メジャーな製品なのですが,真鍮製の
UCO キャンドルランタン ブラスとアルミ製の
UCO キャンドルランタン
があります.
アルミ製の方はカラバリが豊富&安いので魅力的ではあるのだけど,敢えて真鍮製のブラス(Brass)にしました.経年変化による『味』の変化と,可動部の耐久性を考慮.あと,アルミ製は開け閉めを繰り返しているうちに,次第に引っ掛かりが緩くなるという話あります.
まぁ私の使用頻度を考えると,アルミでも十分なんでしょうけど….
パッケージ.『キャンドルは9時間燃えまっせ』とか,『181gだよ』等の説明が書いてあります.
明るさは『20 Lumens』です.
1ルーメンとは,点灯したキャンドルを1m先に置いたときの手元の明るさと定義されているので,キャンドル20本を1m先に置いた明るさ…って説明すると,そこはかとなく自己矛盾を来しているような気がしますが,まぁそんな感じです.LEDライトに慣れてしまうと,正直言って明るくありません.
製品そのもののデザインが売りなので,パッケージも『後ろからも見て下さい』とアピールしているような感じ.
国内代理店経由の物は,日本語マニュアルが付きます.
マニュアルはペラ1枚物です.
各国語で書かれていますが,字ばっかり.まぁマニュアルと言うよりも注意書きですな.
本体を取り出すとこんな感じ.
フック付きです.テーブルの上に置くだけではなく,例えばテント内にぶら下げても使えます.
上部(ヒートシールド)の構造.多少風が吹いても簡単に吹き消されることが無く,また,簡単に異物が侵入して燃えてしまうような事故も防いでくれます.
使用中は結構熱くなるので注意.
横から見たらこんな感じ.UCOの『CANDLE LANTERN』の文字と,本体の真鍮の輝きが何とも言えません.
裏側にはキャンドルの残りの長さを確認出来る窓があります.
にゅっと伸ばすとガラスが迫り出し,ランタンの重要な機構が顔を出します.
キャンドルの先端.この特殊な構造で,ダラダラと蝋がたれてランタンを汚れてしまったり,気が付くと芯が倒れて火が消えてしまったり…といった事故を防いでくれます.
本体下部を回すと,キャンドルホルダーがスポッと抜けます.
ホルダーの中はこんな感じ.キャンドルの下の台座をバネで押し上げる構造になっています.キャンドルが燃えて短くなっても,下から押し上げて/上部に押し付けて,常に燃える位置が変わらないようになっています.
では早速火を付けて…
本体に収納.
横から風が吹いても火が消えないし(※キャンドルに上から息を吹きかければ簡単に消化できる),間違って倒してしまっても周りの物に簡単に火が燃え移らない&溶けた蝋が周りに飛び散らないようになっています.
屋外で使用中,何度か子供に不注意で蹴飛ばされたけど(!!),倒せば即,火が消える感じ.『火』という人の制御を離れると恐ろしい物を使う製品だけあって,かなり安全面が考慮されているなぁと感じます.
意味も無く家の中でも使いたくなるデザイン&雰囲気.
本体と同時に購入した交換用のキャンドル.1本9時間利用出来ます.秋の夜長はテントで一晩1本という感じかな.1箱に3本入り.
まずはスタンダードなスペアキャンドル L-CAN3PK.こちらは本体に1本付いてくるものと同じく,普通のキャンドルです.
諸々説明書き.
次なるは青いキャンドル.シトロネラスペアキャンドル 24619です.こちらはちょっと特殊なキャンドルで,防虫効果があります.独特な香り(シトロネラの香り)がしますが,個人的には好きな部類の香り.
あと,UCOのキャンドルランタンで特筆すべきことは,交換用のキャンドルだけでなく,部品も販売されており,入手性も高い点.壊れても構造が簡単なので容易に直せるし,消耗品の部分は交換して末永く使えます.そんなわけで,使い捨てと異なり,愛着が持てます.
使用頻度を考えると,私が替ガラスのお世話になる可能性は少ないと思うけど,落としたり激しくぶつけたりして割ってしまう可能性もあるので,1個ストックしておこうかな….
あと,フラットリフレクター
や
ネオプレーンケースのようなアクセサリも充実しています.また,サードパーティからは,オイルランタンにするインサート
のような実にマニア心をくすぐる製品まで出ています.素晴らしい.
最後に我が家のキャンドルランタンの最近の状況をご報告しておくと,シトロネラのランタンが常にセットされており,花火のときに蚊を防ぐべく,ハイローテーションで出動しています.防虫効果の方は…ソコソコかな.絶大な効果があるとは思えないけど,一応効いてはいるようです.あと,明る過ぎない暖かな明かりという意味で,花火の時のちょっとした明かり取りの道具として,とても使い勝手が良いです.
これと小型テントを持って,バイクツーリングに行きたいなぁ…と,悶々とする夏の終わりであります.
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