Lightningコネクタ用ケーブル/変換アダプタあれこれ
現行のiPhone/iPadで採用されているLightningコネクタですが,iPhone5発売直後は流通量が極めて少なく,少ない在庫の争奪戦になったことを覚えている人は多いと思います.
当初個人的には,サードパーティ製も含め,多種多様な充電/Sync/変換コネクタが出ていたApple Dockコネクタから移行する意味は無いんじゃないかと思っていました.が,使い始めてみると,意外と許せる…と,言うか,便利.特に小型な点は結構有難いかなという感じがして来ています.あと,リバーシブルなため,挿す方向が逆でもOKな点も地味に便利.
そんなわけで,手持ちのケーブルや変換アダプタをLightningに置き換え始め,ほぼ一段落付いたのでその記録.
まずは純正の,Apple Lightning - 30ピンアダプタ MD823ZM/A.
この製品の強みはなんと言っても『純正』という安心感.そして手持ちのDockコネクタ用のケーブルや機器類を無駄にしなくて済むので,『救われる感』もあるかな.
Lightningコネクタには認証チップが使われており,Appleの気まぐれ(?)でiOSのバージョンアップに伴って非純正品が使えなくなる危険性があります.そんな事情もあり,格安なサードパーティー製をメインに使っていたとしても,最低限一組はこのような純正のセットを用意しておきたいところ.
Dockコネクタのケーブルを…
このように接続します.横幅が同じで厚さも面一.一体感はさすが純正品.
ただしここで問題発生.iPhone5のケースによっては,Lightningコネクタを挿す前提で設計されている物があり,そのままではこの変換コネクタが刺さらないことも.
私の場合はケースをちょっと加工して,何とか挿すことが出来ました.
現在手持ちの周辺機器があり,『Lightningコネクタの同等品がまだ出ていない』や『結構高額だったので勿体ない』のような場合は有効&便利なアダプタだと思います.
しかし,Apple Dockコネクタは今後衰退する運命にあると思われるので,単に『充電』や『Sync』だけの目的でこれを使うのは,少々勿体ないような気がします.特に持ち運ぶような用途では,嵩高いので邪魔に感じられるんじゃないかな.
そして次なるは,同じく純正のApple Lightning - Micro USBアダプタ MD820ZM/A
これが遙々英国から送られて来たモノ.欧州でのみ販売されていたときから,何故かパッケージに日本語表記の商品名が….
中はこんな感じ.アダプタと比較して箱がかなり巨大.
大きさは手の指の爪程度.
microUSBを挿すようになっていますが,それをLightningのピンアサインに変換するだけの機能です.
Apple Dockの変換コネクタと比べると,その小ささが分かると思います.
microUSBの口に取り付け…
サクッと挿すと使えます.当然ながら,充電とSyncの両方に使えます.
これの良いところは,『純正』という安心感と,巷に広く出回っているmicroUSBコネクタを使用したケーブルや機器が利用できること.そしてなんと言っても,『超小型』という点も素晴らしい.
持ち歩く物の中にmicroUSBで充電する機器があるのであれば,それ用にケーブル1本とこのアダプタという組み合わせが良さそうです.
ここからはサードパーティー製です.
次に紹介するケーブルは,上海問屋のLightningリールケーブル.リールケーブルはコンパクトに収まるので大変便利なのですが,純正品ではまず出ないため,欲しい場合はサードパーティ製の物を探すことになります.
数社から出ているので気に入った物を選べば良いのですが,この製品は現在特価になっていて,300円でおつりが来る価格で売られています.お試しで1つ購入してみて,気に入ったら予備用も含めて数本買っておくというのが良いかなと思います.やはりリール式は耐久性があまり無いので,本運用するのであれば予備も含めて2本以上の購入を推奨.
本体はこのような感じ.
サードパーティ製のLightningケーブルが出た当初は,接触不良を頻発したり,そもそもうまく刺さらないような粗悪なコネクタを使用した物がかなり出回っていました.この製品は,その点かなり安心できます.
長さも十分です.
コネクタ部のアップ右が純正,左が本製品です.端子の部分は殆ど違いが無いのですが,白いケース部分の形状や長さがかなり異なります.
次は同じく上海問屋のMicroUSB/Lightningライトニング変換アダプタ.
幅は狭いのですが,長さが結構ある感じ.
純正品(下)と並べると,その大きさ(長さ)の違いがよく分かります.約2倍くらいかな.
アドバンテージはその値段.400円でおつりが来ますので,純正品の1/3.何個か購入しておき,『もしかしたら使うかもしれない』という所に置いておくと重宝するかもしれません.
実は1つ購入した際に不良品に当たったのですが,連絡したら即,代替品が送られてきました.このような迅速な対応は有難いですな.
次も上海問屋.MicroUSB/Lightning変換ケーブルです.
こちらは前出の棒状のアダプタでは無く,短いケーブル型になっています.手前側がmicroUSBのメスになっています.
実際に使ってみた感想ですが,前出のアダプタと値段的にあまり変わりませんし,そしてこちらの方が嵩高い.どちらかと言うと少々使いにくいかも.
その後Lightning カラフルUSBケーブル(10cm)を買いまして,むしろこっちの方をよく使っています.USBに直結できる点,ケーブル長が10cmと短い点,カラバリが複数ある点等が非常に有り難い.で,特に出先でポータブルバッテリから充電する際に重宝しています.
先日ポストしたこちらの製品を入れたポーチにはいつも入れてあります.実に便利.同等品がアキバで700円程の価格で売られていましたが,この手のケーブルは本気でオススメ.
次のコネクタはLightningではありません.mini USB/microUSB → Apple Dock変換アダプターです.
本体はこんな感じ.
miniUSB,もしくはmicroUSBをApple Dockコネクタに変換できます.
使うときはこんな感じ.
何故この製品を紹介したかというと,私の場合は(まだ製品寿命の尽きていない)Apple Dockが使用されているiPadや(子供達に渡している)iPhone等があり,旅行時にはこれらを大量に持ち込むため,『Apple Dockの早急なる撲滅とLightningへの移行』というのはしにくい状況なのです.
そのようなわけで,根元の部分はmicroUSBで固めておき,その先をmicorUSBそのまま,もしくはLightningやAppleDockに変換して各種機器類を接続するという体制を構築しました.
この変換アダプタですが,価格も300円を切っていますので,何かあったときの保険として数個買って置いても良いと思います.
次は最近購入して実に感銘を受けたスマートフォン用 USBマルチ充電ケーブルです.一見,何の変哲も無いリール式ケーブルなのですが…
このスパルタンなマルチコネクタを見て下さい.Apple Dock,microUSB,Lightningの3つのコネクタが出ています.
写真が暗くてスミマセンですが,Lightningコネクタが横向きに出ているため,Apple Dock変換アダプタと同様に幅広であり,『ケースを選ぶ』という問題が発生します.この点は少々使いにくいのですが,本製品で『これは凄い!』と,感銘を受けたのは…
このような使い方が出来るからです.下の写真はLightningとmicroUSBに同時に給電している様子です.つまり,二股分岐ケーブル的に使えるとうことです.これは便利.なお,充電器の性能次第で充電時間が変わってきますので,2.1A給電可能なUSBポートに接続すると良いでしょう.
ただ,形状的にApple Dockを使う場合は,他の2ポートを同時利用するのは難しいですね.前出のMicroUSB/Lightning変換ケーブルを使えば,Apple Dock+Lightningという使い方が出来そうではありますが.
これとは別に,3in1のこのようなケーブル二股と言えば,Apple Dockの機器類が増えてきた際に,下の写真のApple Dock充電ケーブルを購入し,USB 1ポートを分岐して2台同時に充電していました.このケーブルとこのUSB充電器があると,めちゃくちゃ便利です.が,時代はLightningへ.
そのようなわけで新規で購入したのは,microUSB・AppleDock充電ケーブル.
これはmicroUSBとApple Dockが1ポートずつなため,microUSB側に変換コネクタを付け,Apple DockとLightning機器の同時充電ということが出来ます.
Lightning/microUSBの機器が多いけど,Apple Dockの機器が1台以上ある…という場合は,この手のケーブルも重宝します.
しかし私は一次出力をmicroUSBに統一し,必要に応じて変換アダプタを…という体制を望んでいる関係で,二股ケーブルとしてこちらの製品
を購入しました.
ケーブル長70cmのリール式です.
耐久性という面では,この部分がモゲることがあるのですが,形状的には一応考慮がされているかな…という印象.100円ショップ品質ではありません.
機能的にはmicroUSB*2ということで私のニーズを満たすのですが,この先端の二股部分がちょっと今ひとつな感じです.分岐後の長さが短いので,かなり使い勝手的に制限があります.
ただ,『宿で普通に複数機器を充電するだけ』という場合はまぁ問題無いかな.
個人的にはリール式でなくても良いので,20cmくらいの長さのmicroUSB二股充電ケーブルが欲しいなぁと思っているのですが,このようなケーブルって有りそうでなかなか無いんです.
どこかが企画&出してくれないかなぁ…と,期待しています.自分で作ってしまおうかなぁ….上海問屋であれば真っ先に出してくれそうなんだけどな….
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と,いうことで,現在は次のような体制で運用しています.
- ポータブルバッテリと短めのLigtningケーブルをセットで持ち運び
- 出張時に持って行くポーチには,microUSBの二股,各種変換アダプタ,そしてリール式の充電ケーブル
- 家族のApple Dock利用率が高いため,旅行用セットにはAppleDockの二股ケーブルと各種変換アダプタ
充電用以外にも各種変換アダプタを持ち運ぶ必要があり,何とかならないかなぁと思いつつ,少しでも荷物を減らすことに四苦八苦している今日この頃です.
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