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2013年3月17日 (日)

DIME特別付録のDIMEオリジナルスマート万年筆

駅の売店でエラく膨らんだDIMEを見かけ,『今度は何が付録かなぁ』と思ってみたら万年筆.昨年末にMono MaxとGoods Pressが万年筆を付録に付けていたけど,『今は文房具ブームだから』ということと,『付録としては性能的,コスト的に無難に収まる』ってことなのかなぁと思いつつ手に取りました.

鉄ペンの国産万年筆であれば100均ショップでもマトモな品質の物が購入可能だし,海外製でもペリカーノJr辺であれば手軽に購入可.本気で使うための万年筆であれば,これらを使った方がハズレがないと思うのですが,やはりマニアとしては試してみたい所.そんなわけで,そのままレジへ.

DIMEの付録は一捻りしている物が多いので,万年筆ではどう勝負して来るか楽しみだなぁと考えつつ開封.

D1

『スマート万年筆』と名付けられているようですが,これは細身のペンホルダに収まるよう,細めの胴軸を使用していることに由来しているとのこと.

D2

箱はこのような小形な形状.雑誌に挟み込むために無駄に大きなサイズ(雑誌と同じサイズ)の箱にスカスカの状態で収められていることもあるのですが,これは好感度高い.

D3

中身はインクが2本と本体.本体はマットなシルバーで,上品な雰囲気.何となく無印のアルミ万年筆に似ているけど,パッと見はこちらの方が高級感がある.よく見ると逆だけど.

D4

クリップは剛性を利用した一般的なもの.MonoMax付録のCOACH万年筆のように,スプリングタイプではありません.

D5

で,ここに控えめにDIMEのロゴ.新デザインのeneloopのように,会社名(/雑誌名)とか目立つように印刷/刻印されていると興醒めしますよね.ブランドなら別だけど…あ,Panasonicは,eneloopよりもPanasonicって印刷されていた方がブランドとして強いって思ったのかなぁ…そうだとしたら色々と残念だなぁ.

D6

首軸,ペン先はこんな感じ.首軸のギラギラは少々チープな感じが….

なお,キャップはネジ式でなくはめ込み式です.精度的にはそこそこ良いけど,普通の値段で売られているメーカー品と比べるとかなり落ちる印象.キャップをはめた状態でキャップを360度回すと,コンマ数ミリのオーダーだけど,軸がズレているのがわかります.

D7

ペン芯裏には『1』の文字.

D8

インクのセットの際には首軸を回して外し,D9

このようにはめ込みます.インクは欧州共通規格であればOK.

 

D10

なお,軸にはショートサイズのインクカートリッジ2本分の長さ&空間があるので,予備のカートリッジ1本を軸の中に入れておくことが出来ます.こうしておくとインク切れに備えることが出来て安心.ただし単に空間があるだけなので,軸を振ると予備カートリッジがカシャカシャと音がします(一部のメーカー製万年筆の場合,軸の中で固定されるような仕組みを持っており,振っても大きな音がしない).

D11

首軸を戻してセット完了.

D12

実際に使ってみた所,ペン先が太字(国産のBくらい?海外製のFよりも少し太い気がする)でインクフローも良いため,ヌラヌラ書けます.ペン先が細すぎると紙をカリカリ削る/引っかかる感覚があるのだけど,このペン先は実にスムーズ.書いていて万年筆らしい楽しさを感じさせてくれます.

が,その半面,ペン先が太いので,細かな漢字を書くのはかなり厳しいかも.普段極細ゲルインクボールペンで細かな字を書いている人の場合,この万年筆を同じ感覚で使うことは不可能です.

そしてインクフローの良さが仇になったのか,一度インク漏れっぽくなり,キャップを抜いた際にインクで手を汚しました.ペン芯裏に付着した余計なインクを拭き取ることにより症状が解消したのですが,このペンを大事な物と一緒に無造作に放り込んでおく…という使い方するにはかなり勇気が要りそうです.

結論としては,『万年筆を使ったことが無い人が万年筆の楽しさを知るため』のペンとしては実に優秀.ヌラヌラな書き味を覚えたら病み付きになると思う.その一方で常用ペンとしては少々心配な部分があります.

ある意味,これを使ってみて『万年筆は素晴らしい!』と,思った人は,機会を見つけてメーカー製の真っ当な万年筆に移行し,本格的に万年筆と付き合い始めるという流れが理想的なんじゃないかなと思います.

まだAmazonでも買えるようなので,欲しい人はお早めに.

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コメント

プラチナのプレピーが\210とおやすくカートリッジつき。ダイソーにも青、赤、黒とあり、同じプラチナの製品でともに中国で作らせて輸入している様子

DIMEの定期購読者です。
全体としての感想は、書かれているコメントと変わりません。

違いは、私のペン芯裏には『2』の文字が有ります。ペン先の感覚は中細程度で決して太いとは思いません。(外観デザインも中細のイメージを感じます。)大学ノートに英文字を書いたりして使っています。

私も、インク漏れが気になっておりました。モンブランのカートリッジを使用していますが、カートリッジがゆるみ軸の中が汚れたことがありました。多分、これが原因かも知れません。
モンブランの万年筆をモンブランのカートリッジと共に35年以上使っていますが、このような経験は有りません。

対処法として、軸の中で固定されるようにします。私は不要になったノック式ボールペンのバネを入れ、その上に予備のカートリッジを入れてあります。これで使用中のカートリッジがゆるむことは無くなり、インク漏れが防げております。

書き味やデザインは、付録の域を超えており、満足しています。
数あるDIMEの付録の中でも、5年程前に付いてきたSDカードリーダーと並ぶ最上位のひとつと思います。

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今発売中のDIMEにはおまけの万年筆が付いていて、以前サライに付いてきた万年筆と同じ型で作られているのですが、うちに来た個体は仕上げに厳然たる違いがありました。 上の画像のように、DIME付録の万年筆には、首軸にパーティングラインががっつり残っています。サライ付... [続きを読む]

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