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2012年12月24日 (月)

週刊ASCII特別付録:『ゆびきた~っす ウルトラマウス』

2013年1/29日増刊号なので,ちょーっと『アップが遅いよ!』って怒られそうだけど,せっかくなので書いときます.発売から既に1週間ほど経つので,かなり入手困難になりつつあるけど,Amazonでまだ手に入るので,欲しい人は早めにどうぞ.

最近付録付きの月刊誌は珍しく無くなって来たけど,週刊ASCIIでは年に数回の付録.値段を考えたら仕方ないと思うけど,殆どの雑誌は『まーこんなもんだよね』的な物が多い中,週刊ASCIIは違う.PCユーザにとってとても実用的かつ普段使い出来る物が付録に付いて来るんです.この前の『パチパチまとめ板』も中々の物でした.

去年の冬アイテムはスマホ用手袋だったけど,今年はマウスってことで,売り切れ必至と見て,私はAmazonで予約しとりました.そしてこれが届く前に店頭に1冊残っていたので,ゲット.都合二冊入手です.

前もってこんなプロモーションをされてしまったら,仮にネタアイテムになろうとも,関係者の功績を讃えて(笑)買うしかないっしょ.

と,言うことで,週刊アスキーの2013年1/29日増刊号.15周年を迎えたと言うことで,数号前から色々と記念記事が出ていました.個人的には,『もうそんなになるのか~』って感じ.

確か創刊号は松たか子が表紙で,一般紙として創刊したけど大コケし,PC雑誌に方向転換して大成功って流れだったと思う.

で,この号は590円でマウス付き.普段は390円なので,出血大サービスのアニバーサリーって意味合いも若干はあるのかな.

表紙はしょこたんです.

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『ゆびきた~っす ウルトラマウス』のパッケージ.かなり嵩張るので,流通&書店での本への挟み込み&陳列面で結構大変だろうなぁと想像.

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そしてこれが本体.週刊アスキー15執念…もとい,15周年のロゴが赤くプリントされています.本体はマットなブラックで,テカテカした光沢のあるプラスティッキーでない点が大きく評価できます.高級感すら漂います.

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USBケーブルは,ナイロンコードを思わせるようなコード.これがただのコードであったら興ざめですが,質感と言い肌触り,操作時の柔軟性と言い,実に素晴らしい.そしておそらく耐久性も良いでしょう.素晴らしく良い仕事をしています.企画・製作全般に渡り,妥協無しで設計・作り込まれている感じがする.あんたたち!編集者の鏡だよ!手放しで拍手を送りたい.

そして収納時は赤いループにケーブルを折り畳んで収められるのも良い感じ.

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マウスは機械式では無く,光学式.

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スイッチ2つ(それぞれマウスの左右のボタンに対応)とスクロール用のスライダーが付いています.

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大きさはこんな感じ.ポケットに入れて持ち運べるし,多少ラフな扱いをしても大丈夫と思わせる作りなので,デスクトップPC用ではなく,モバイル用と言えましょう.

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近くに転がっていた上海問屋のコンパクトな光学式マウスとの大きさ比較.

このマウスも相当小さい部類ですが,オーソドックスなマウスの形状&リール式のケーブルに固執すると,このサイズが使い易さの面で限界かな.

形状的な制約が無いため,『ゆびきた~っす ウルトラマウス』は更なる小型化が可能だったということが言えそう.

以下別件私は上海問屋製品ジャンキーっぽい所があるのですが(面白そうな製品に対するクリック率が異様に高い…),以前こちらで紹介した3A出力可能なUSB充電器がリコールになってます.異常発熱・発煙する場合があるとのこと

充電器にはPSEマークが燦然と輝いていたのですが,検査はどこの検査機関でやったんだろう.もしかしたら経産省関連の検査機関にお金を落とすための制度になっていて,安全性確保用の制度としては形骸化してるのかなぁ

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で,マウスはこのように立てて使います.ケーブルの柔軟性も良い感じで,引っ掛かったり引っ張られたりという感じはありません.

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赤いプラ製のループにこのように指を差し込んで使います.上部にある,『FORWARD』の刻印の上にある矢印方向がマウスの『前』方向です.本体のトップ方向より若干右に傾けてあるのがキモ.使い易さのための拘り.適当なやっつけ仕事はしていません.

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レーザーは赤.

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実際に使ってみた感じだと,人差し指に付けると,とても使いにくい.何故かというと,マウスを机に押し付けてスライドする際にマウスが浮きやすい.そしてボタンを親指でクリックする際に,マウスが回転してしまう.

で,ここで『ダメじゃん』って早合点しないこと.

中指に付け,人差し指と薬指で挟み&押さえるように使うと,途端に使い易くなる.やや押し付けるように挟み込むことにより机から浮かないようになるし,親指でスイッチ操作をするときも,薬指で固定されているので回転しない.まぁちょっと親指から遠くなるので,押しにくくなるけど.

ただ,フルサイズのマウスをリプレースする程の使いやすさがあるわけではありません(私はマウスではなく,コレの有線式を愛用してます).例外は,タッチパネルを併用する場合かな.Windows8を使用&タッチパネルとマウスを頻繁に行き来するような場合は,このマウスは凄く使い勝手が良いと思う.

それと欲を言うと,レーザーポインター機能もあると嬉しいかも.ボタンを一個追加し,それを押すとレーザーポインターとしても使える…みたいになるといいなぁ.更にはワイヤレスになると,最強のプレゼン用マウスになると思う.アスキーの方で,商品化してもらえませんかね?5千前後であれば即買い&レビューしますヨ.

***

まとめという感じではないのですが,このマウスには実に感嘆しました.このような付録の場合,限られた予算・期間内で如何に素晴らしい製品を作るかということは,企画・設計者の力量,そして熱意にかかっています.

これは努力と根性で解決出来る問題では無く,センスが必要だし,知恵の絞り所.そして熱意の乏しい所だと,製造メーカーに『この位の価格で何が出来る?』みたいな仕事の丸投げをするんじゃないかなぁ.

その点,このマウスではギミック・質感・使い勝手が素晴らしく高いところでバランスしています.そしてプロモーションビデオからは,『怪しい』熱気すら感じられる(笑).ホント,凄い.

堅くて読み応えのあった月刊アスキーやSuperASCIIは廃刊.その一方で,ユルいけど面白い週刊アスキー誌が隆盛を極めているという状況は,周辺環境の変化,即ちインターネット時代という状況にマッチし,うまく波に乗れたということだけでは説明できないと思う.表面的にはユルい雰囲気を出しているけど,実はその裏では…みたいな.

いずれにしても,マウスそのものだけではなく,『付録』と言えどもここまで妥協をせずに良い仕事をするアスキーの文化に対し,惨事…もとい,讃辞を送りたいですね.

# 週刊アスキーは,『Ah!SKY(ア・スキー)』文化の正統な継承者としても評価(^^

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コメント

私も気になって3冊買いました。(2個動きませんでしたが・笑)

類似品をネット検索していたらこれを元に企画?
というこれをパクったんだろうなー?
的な商品がありましたがどう思われますか?

http://digimaga.net/2009/01/thanko-usb-finger-mouse

コードレスならサンワのリングマウスは使い易いですよね。

http://direct.sanwa.co.jp/ItemPage/400-MA040

にしても最近はどこも付録がやばいですよね?

サンコーのはかなり微妙ですね(^^;
想像ですが,「この金額で…」となったときに,機械式は無理だってことになって,このタイプになったんでは無いかなぁと思います.でも,実際に製品を出す際には,他社の知財を侵害していないかや類似製品のチェックをしている筈なので,少なくともそのときには見ているはずですよね.

あと,「リングマウス」は良い感じですね.凄く欲しい...
1月早々にプレゼンがあるので,そのときに…とか思って見てみたのですが,納期の関係で間に合わないかも.うーん.残念.あと,もう少し値段が安いとうれしいかもです.2千円台なら爆発的なヒットになるんじゃないかなと想像.

あと,ホント最近の付録は半端ないですね.本の付録なのか,付録が小冊子なのか分からなくなるくらい….

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