『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』を観てきたわけだが
と,いうことで,本日封切りの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の1回目を観に行ってきた.公式はこちら.
通常は1週間前から席の予約が可能になるのだけど,この映画に関してはもっと早くに予約可能になっていた.そして私は3週間程前に予約したのだけど,そのとき既に半分ほどは埋まってた.
で,初日を迎えたわけだけど,乗ったバスおよび電車共に,劇場に近付くに連れて同志の密度が高まってくる感じ.早めに劇場に着くと,9時から当日分のチケット販売開始って話が告知されていたのにも関わらず,混乱を防ぐためか30分以上前に開けていた.そして売り場周りには整理のための警備員が並んでいていたり等,これまでに見たことの無いような物々しい雰囲気.
ようやくのこと,めぼしいグッズを抱えて(*)レジに並ぶと,映画のパンフは2種類あるとの説明.勿論両方買い.ちなみにパンフはネタバレを防ぐため,上映後に読むようにとのことで袋に封印されていました.
(*)目の前でガンガン物が減って行く様を見ると,ついつい余計な物まで買ってしまいますな(笑)
グッズ等も含め,合計はサクッと1万円オーバー.あまり規模の大きくない映画館の売店で,この額に行ったのは初めてだ….しかし,帰宅後に改めてエヴァストアをチェックしている俺が居る(笑)
で,開場時間が近くなったので,ポップコーンとPEPSI(やっぱ映画観るときはこれら無いとね!)を買おうとすると,1500円でこれら+エヴァ1号機フィギュアの限定セットがあるとのこと.うーん.ちょっと悩んだものの,結局これは自重.
その後『こんなに入り切るんだろうか…』と,心配する程の人の山が無事に吸い込まれて行き,劇場内はこれまで見たことの無いほどの人口密度と熱気渦巻く状態.そんな中,CMが終わり,次第に明かりが落とされて行きました.
0時に上映開始した新宿バルト9の様子は見ないようにし,前情報を極力遮断して臨んでいたこともあって高まる期待.劇場内の同志達も同じ気持ちのようで,唾を飲み込む音すら憚られるような状態で上映が始まりました.
現在公開されている予告はこちら.
そして金曜ロードショーでもでも放送されていたけど,冒頭6分38秒の映像がこちら.
ネタバレしない程度に紹介すると,
- 『巨神兵東京に現る』が同時上映になっていて,何気にエヴァとリンクしてる.『何コレ?特撮なんて…』なんて思わずに,背筋を伸ばして真剣に観ましょう
- 序,破の流れからは想像できない展開.想定範囲の斜め上.混乱しているのはあなただけではありません.『何か重要な予習が必要だった?』とか,『序,破の次にQの前にもう1話あった?』なんてパニックにならないようにしましょう.
- 内容的には原点回帰,作品的には庵野のこれまでの作品のシーンが集められている感じ.特にこの作品 は予め観ておいた方が良いでしょう
- この映画の評価は,極端に二分されると思う.私は次の作品がどのようになるかによって,Qの評価が定まるように思う.少なくとも,Q単体では評価出来ん
- 上映後に劇場から出てきた同志達は,怒りに打ち震えているか,虚ろな目をしているかの2パターンだった
と,いった感じでしょうか.
この作品中でも,新規に様々な伏線をばらまいていたので,どのように回収するのか気になる所…っていうか,本当にもう1作で終わるのか心配.Qは『こんなチンタラ間延びして尺に収まるのか?』なんて思ったシーンもありました(作った側にとっては,意味のある演出でしょうけど).まさか…もう2~3作やろうとしているんじゃ….
ある意味,旧劇場版では凄まじい壊れ方をしていたので,序,破を観て『純粋に楽しめるエンターテイメントになったのかな』なんて思ってました.でもQを観て,やっぱヱヴァはエヴァなんだなぁと改めて実感.でも,所謂サイコ系で壊れるって言う感じでは無く,また,作者の『芸術』や『表現』の勘違いから作品が壊されていくって感じでも無いので,その点は,ある程度安心して欲しい.
やっぱ人間は,状況や物語に対し,論理的な裏付けと論理的な一貫性を求めてしまう生き物なのだなぁと思った.そして色々と与えられる情報を制限されたり,矛盾・混乱する情報を与えられたときには,人によって異なる,特異な反応を示してしまう物ですな.
映画の感想を簡単に書くと,『独立した1作品』として観ると結構厳しいと思う.だけど連続物中の一作,例えば『STAR WARS』の中の『帝国の逆襲』的に考えると,重要な位置付けの作品になるんではないかと.
***
そして今回の主題歌,宇多田ヒカルの新曲の『桜流し』はこちら.
宇多田はやっぱ良いですな….
iTunesで買えます.貞本義行の手によるジャケ絵がとても良いです.
劇場に向かうまでの道中,繰り返し聞いてシンクロ率を上げておくと良いかと思います(^^
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