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« SIGMAレンズを持って京都町家に泊まる(1) | トップページ | 京都の文具:裏具の『まめも』(メモ帳) »

2012年9月30日 (日)

SIGMAレンズを持って京都町家に泊まる(2)

こちらエントリーの続き.和文具の店に行き,鴨川沿いの『床』でも食べられるイタリアンで昼食を食べ(パスタもピザも美味かった.五条界隈侮りがたし)たりしていたら,約束の時間に.

Pasta

早速高瀬川沿いの2軒目の京町家に行ってみました.

外からは普通の民家のように見えたのですが,玄関を開けて中に入るとびっくり.内装や調度品を見てテンション上がりまくりました.

まずリビングを見ると,革張りのソファーの横には江戸後期に描かれた祇園祭りの屏風が飾られています.

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花が生けてある何気にオーラを感じる『木』は,平安時代のお寺の柱として使われていた木だそうな.

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床の間もきちんとあります.和な雰囲気.良い感じ.

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そしてこの京町家の特に素晴らしい所は,『床』があるんです.プライベートビーチならぬ『プラベート床』.鴨川の向こうには東山を望みます.

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リビンクから一段上がった所には,ダイニングがあります.ダイニングの家具類は和な感じに統一されている一方,3D対応のテレビやBDプレイヤーの他,何本か3Dの映画まで置いてあります.至れりつくせりな感じ.ここなら一ヶ月近く籠城しても,飽きが来なさそうです.

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玄関入ってすぐの所に,立派な松が描かれた何やら歴史のありそうな板が壁にはめ込んでありました.これは実は奥のトイレ・浴室を隠すための引き戸.

部屋のデザインとアンバランスな物は,極力隠す思想で設計されているようです.

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例えばリビングに置かれているこの何やら怪しげな物持のような木箱も…

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蓋を開けるとそこには手洗い台が出現.これにはびっくり.

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そして階段を上って二階に行くと…

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2部屋(構造的には3部屋)ありまして,

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一番奥の窓側は,ちょっとした書斎&くつろぎ場の雰囲気.ここに横になりながら,鴨川の風景をたまに見つつ,日がな一日読書したら幸せな気分になれるんだろうなぁ…と妄想.

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文机も置かれています.

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京都らしく,ステーショナリーとして墨と硯と筆が用意されています.

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この他,レターセットや万年筆,レターオープナーも用意されています.

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ふと文机の横を見ると,15~16世紀頃の瓦が置かれていました.年代物,貴重な物が『普通』に置かれているので,小さい子供と宿泊する際にはかなり神経を使うことになるかも.

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窓から見る鴨川の流れはホント,綺麗です.

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遠くには大文字山も見えます.

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夜は雰囲気がガラリと変わり,床から見る外はこのような感じに.

春先の桜や秋の紅葉は格別なんだろうなぁ.

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この日はこの後再び四条の周りを散策したりしたのですが,朝早くから活動開始したこともあり,カクっと気を失うように眠りに付きました.

***

で,翌朝気が付くと既に太陽が昇っており,既に外は明るくなっていました.

そしてこの日の朝食は,前日のパン屋さんとは違う所からデリバリー.

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中はアイスコーヒーとミックスサンド.見た目は素朴な感じですが,メチャクチャ美味かったです.

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で,『今日は帰らんとあかんなー.もっとゆっくりしたいなー』なんて床で悶々と考えていたら,あっという間に時間が経ってしまいます.

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あまり時間が残っておらず,とにかく(心残りがないように(笑))急いで上の子と文房具屋巡りをしようということで,贅沢にもタクを使って御池通へ.

が,寺町通りに入った瞬間,本能寺に吸い込まれました.

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うむむ.ゆっくり見たい.おまけに宝物館で期間限定の展示もしているとのこと.

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おお,この家紋は…とかニマニマしながら境内を少し歩いたのですが…

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娘の『早く行こうよー』攻撃でゆっくり出来ず.何れ歴女に育て上げ,史跡や寺社仏閣を堪能しまくれる体にしてくれるわ(笑)

御池通から寺町通に入った理由は,京都鳩居堂の本店に来るためでした.

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が…日曜定休ですとぉ!?

しかし悲しみに浸る時間はありません.子供と肩を落としつつも次の目的地へ移動開始.

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急いで四条通りの近くに戻って来まして,懐かしの『あの』ゲームを考案した,知る人ぞ知るお店へ.

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ぴょんぴょん堂です.

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お店の方に色々と親切に教えてもらいつつ,様々な和文具に親子共々ときめきながら店内を回ります.このお店の商品で一番有名なのは,京花街納札揃,別名『花名刺』でしょう.

舞妓さんや芸子さん達が名刺として使用するものです.こちらは手刷りの物.

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こちらは機械刷り.

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店内に飾られていた本物の花名刺.お茶屋さんの名前と芸子さん,舞妓さんの名前が書かれています.札の柄や周りの色の塗り方等に意味があるそうです.

親子共々堪能し,花名刺等を購入.

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時間があればもっとゆっくり回れたのですが,本当にこの近辺は色々な店があって目移りしてしまいます.

例えば今風のお店を1店挙げると,四条の丸井の本屋がとても良い感じ.本のセレクトや陳列方法が私の好みで,かつ,併設されている文具コーナーがこの雰囲気.品揃えも私のストライクゾーンど真ん中.

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チェックアウト時間が近付いて来たので,一旦宿に戻って荷物を持ち,今度は錦小路通へ.こちらは主に嫁さんのリクエスト.

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様々な市場や食料品点が並び,見ているだけで飽きません.

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ふと薬局に目が留まると,店先でアレッポ石鹸発見.シリア動乱の関係で今後購入できなくなるかも…と,思い,まとめ買い.

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そして錦小路通を少し南下して,今度は田丸印房へ上の子と鼻の穴を脹らせて突撃.

店内撮影禁止だったのでお見せできないのですが,昔からの伝統的な『印』だけでなく,実に捻りの効いた『印』や洒落の効いた『印』等も売られていました.

古い土地って『昔からのモノや伝統を頑なに守る』というイメージを持たれやすいのですが,大阪ほどフットワークが軽くない(悪言い方をすると節操が無い)ものの,結構その時代に合わせて柔軟にアレンジする地域性が京都にはあるように思います.あくまで私の印象ですが.

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ふと振り向くと,凄まじく巨大なパフェが展示されていたのでパシャリ.『ただのシャレでしょ?』とか思う事なかれ.常軌を逸した巨大サイズの料理でも,京都・大阪では普通に注文されている物が多いです.

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で,遅めの昼食を取ったらタイムアップ.

急いでタクで京都駅へ.最初は最寄り駅まで移動し,そこから地下鉄で戻ろうと思っていたのですが,タクで直接京都駅まで行っても,思ったよりも近かったです.

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個人的には,京都駅側の窓に映る青空を背景にした京都タワーが好きです.この場所に来ると,ついしばらく見とれてしまう.

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と,いう感じで,旅行時は殆どSIGMA 18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSMを付けっぱなしにするようになりました.このレンズ,実に良いですよ.

そして最後に京町家について.

週末に泊まろうとすると,京町家は決して安くはありません.でも,祇園などでイベントなどが無い時期の場合,平日は割安で宿泊できます.一家4~5人でホテルに泊まることを考えたら,結構このようなチョイスもアリなんじゃないかなと思います.

特に『和』や『京都』というキーワードにピピッと来る人の場合,鴨川近辺の環境や,京町家はとても堪能出来ると思います.

実際に泊まる際の注意事項を書くと,料金は現地での現金決済ってことかな.ただ,楽天トラベル経由で予約するような場合は,前もってカード払いが出来るほか,たまに格安プランが案内されたりします.結構オススメ.

購入した文具類戦果は,また後日にでも.

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