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2012年5月21日 (月)

Moleskine 2012年の新製品:ノートカードとポスタルノートブック

今回紹介する商品は2012年の新製品とは言え,発表は2月で発売は3月なので,ロングテールに貢献ということになるかもです.Moleskineは毎年新製品が投入されるわけですが,これらは『旅行』や『手紙』をキーワードとなりそうな製品です.

製品名は『ノートカード』と『ポスタルノートブック』.ココココを見て頂くと分かる通り,サイズもカラバリも複数ある製品ですが,ネーミングからは内容や製品のディテールがよくわからない.そしてパッケージの写真を見てもしかり.

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上の写真は,右の赤い方がノートカードで,左のネイビーブルーの方がポスタルノートブック.共にポケットサイズです.両者が違うのはすぐに分かりますが,中身はどうなっているのでしょうか.早速見てみましょう.

まずはノートカード

私はポケットサイズのレッド を購入しました.パッケージはこんな感じ.サイズはポケットサイズですが,デザイン的に封書のような感じ.

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パッケージ裏面は説明書き.『あなたの想いやイラストを伝える、プレーンノート(無地紙)4ページ。』のコピー.『イラストを伝える』って何だろう…

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ノート本体はMoleskineのカイエ のような感じ.厚紙の表紙に,武骨なステッチのような見栄えの糸綴じ.

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表紙の下の部分にMOLESKINEの型押しアリ.

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中身は2枚4ページのプレーン(無地)です.

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で,これが「『ポスタル』ノートブック」の所以.

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そうです.封筒です.

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封筒にもMOLESKINEの型押しが….流石に伝説的ノートブック(略),凝ってます.

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このように,ノート本体がピッタリ入るサイズです.厚さ的にはそれ程余裕が無いので,アレコレ詰め込んで挟み込んで…という訳には行きません.

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定形郵便として送ることが出来るので,80円切手を貼って普通に投函できます.切手と一緒にノートに挟んでおくと便利かも.


次はポスタルノートブック

私はポケットサイズのネイビーブルー を購入.こちらは帯にエアメールのシマシマがあるので,より手紙らしい雰囲気.

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裏面のコピーはノートカードと一緒.

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開け方に関する説明書.シールになっており,投函する際に外側に貼り付け,受取る人に読ませる感じ.アメリカンな人はザックリした『ワイルドだろぉ?』的な性格な人が多いので,適当にザクザク切って開封され,本体を裁断されないようにするための配慮でしょう.

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本体にはこれもMOLESKINEの型押し.

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構造はこんな感じ.

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パカッと四方向に花弁のように開きます.

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そして写真では分かりづらいけど,マチの無いポケット付き.写真数枚なら入りそうです.(写真に写っているのはQCコードが書かれた紙片)

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ノート部は4枚8ページの無地ノート.

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ノート部は封筒の役割を果たす表紙と一体化しています.筆記するときに少々表紙が邪魔に感じられるかも.

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表紙には宛名等を書くためのエリアがあり,銀色の横罫が印刷されています.

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これらの製品のコンセプトを考えると,『トラベラーズノート(メーカー公式ページ)』から出ていてもおかしくない物だと思います.いや,むしろ後発と言われても良いので,MIDORIのアイデア・工夫・品質で製品化して欲しい.

と,いうことで,とりあえず先日ポストしたクラフトファイルに挟んでみました(写真はレギュラーサイズ.パスポートサイズには収まりません).切手も挟んでおけば,レターセットをトラベラーズノートに入れている感覚.いいかも.

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そしてこれらの製品は,文章やイラスト等を書き/描き,旅先から投函するという感じの使われ方が想定された製品です.しかし最近は殆ど何処に行ってもIPリーチャブルなので,旅先から絵葉書を…という機会は激減していると思います.私もここ数年で受け取ったのは1通くらいかな.

今やメールやSNSへのポストで色々と共有できるし,旅先からでもリアルタイムで友人たちからのフィードバックを受けられる.そして必要であれば写真や動画も添付できるので,手紙や電話しか使えなかった頃には考えられなかったような世界が広がっています.

昨年秋口に出張で北海道に行った折には,『寒くて死にそう.飯屋情報求む』というFBへのポストに対し,すぐに友人達から近隣の美味し い寿司屋情報が届いたことがありました(ありがたや,ありがたや).そしてtwitterでは,更にリアルタイム性が増す感じ(最近は殆どつぶやいてないけど).これらサービスは,いつも友人たちと繋がってるって感が強く,とても便利でもある.

手紙ではこうは行きません.『寒くて死にそう』と書かれた手紙が届く頃には,私も出張から戻っており,横で風邪を引いてブルブル震えてるなんてことになっているかもしれません.

でも,やはり手紙には『物』としての重みと趣があります.そして物理的に,その地から送られてきたという『オリジナル』感もある.

例えば,オリジナルをスキャンして成分から何から全く同じ物を遠隔地に再現・生成出来る装置があったとします.そしてこの装置を介して手元に何か届けられた場合,それはオリジナルと言えるでしょうか.

惑星で『カークだ.転送』と言い,エンタープライズに転送されて戻って来たカーク船長は,組織も記憶も全てがオリジナルのままだろうし,ゴーストと言うか,我思う故に我あり の部分も同じかもしれない.だけど,やはり気持ち的に『あんた,さっきまでのカーク船長とちゃうやん』という気持ちを抱かざるを得ないわけです..

少々発散気味の話になったけど,『旅して届いた物』には,それなりの重みがあるわけです.そしてオリジナルとしての存在感も.

と,いうことで,『旅先から手紙を出してみようかな』と思わせる製品でございます.

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