形状,耐荷重共に秀逸なバックハンガー:Clipa
『バックハンガー』という製品をご存知でしょうか.
仕事かプライベートに関わらず,外出時に完全に手ぶらで出掛ける人は少ないと思います.大抵はブリーフケースやトート,ワンショルダーやデイバックのような物に荷物を詰めて持ち運んでいると思います.
そして出先で悩ましいのは,食事中やお茶中に,バックをどのように置くか.置く場所が用意されているのであればそこに収納すれば良いのですが,大抵は空いている椅子や椅子の背もたれ,場合によっては膝の上に置いていることと思います.もちろん床置きが出来ればそれでも良いのだけど,ちょっとそれは避けたいときもあるわけで….
そんなときに役立つのが,この『バックハンガー』です.
特にノマドの人は『持っていると便利』ではなく,『持っていないと不便極まりない』という製品じゃないかなと思います.
今回購入したものは,こちらの商品.商品ページを見ているだけで『素晴らしい!』と感じるでしょうし,本エントリーのような紹介記事を書いても,屋下に屋を架すだけかもしれません.
でも敢えて書かせてもらいますと,この商品,実によく考えられています.
私は元々,無印の製品を使用していました.
このバックハンガー,安くて小型で収納性も高いので気に入っていました.
写真右側の丸い部分の裏側が机の上に摩擦力で貼り付くようになっており,中央の『ヨリモドシ』のようになっている部分が回転してZ字型になってバランスを取り,写真左側のフック型の部分に鞄をかけるという構造です.
実際に机にかけてみるとこんな感じ.あまり重い鞄をかけることは無理だけど,鞄に忍ばせておくと非常に便利な製品です.
ただ難点は,机の構造によっては使用できない/使用しにくいこと.
机の天板が分厚く,Z字型になっている部分がうまくオーバーハング出来ない場合は,使用できない場合があります.下の写真でも,アームが天板に当たっているのが分かると思いますが,もう少し厚みがあると,天板の上に置いた丸い部分が浮いてしまい,吸着出来なくなってしまいます.
他の製品も大抵は同様の構造をしているため,この問題に対する根本的な解決策が無いのではないかと思っていました.
そして今回紹介するClipaでは,『ナルホド!』と,膝を叩くような工夫でこの問題を解決しています.
まずはこの製品の形状を見てみてください.リングです.単語帳を綴じる輪っかのような形状をしています.
そしてこの口の部分が天板に取り付くわけですが,ペトッとした感じのパーツが取り付けられており,摩擦力を上げてずり落ちないようにしています.面積は小さいのですが,必要十分な力で貼り付き,そして机を傷付けることもありません.
実際に使用する場合はこのようにします.
このような形状・仕組みをしているため,殆どの天板の厚さや形状に対応可能です.そして平面の天板だけでなく,輪っかに引っ掛けてぶら下げることも出来ます.
そしてこの製品のもう一つの素晴らしい点は,耐荷重が何と21kgもあること.
私が仕事で使っているデイバックは常時約3kg~5kg程の重さがあるのですが,これすらも楽々とぶら下げることが可能です.これは有り難い.これ程の重さに耐えられるバックハンガーは,おそらく他には無いんじゃないかな.
そして実際にメチャクチャ役立ったでござるの巻.
USJのレストランにて,ショルダーバックとカメラバックを同時にぶら下げることが出来,実に助かりました.この形状の天板だと,Clipaでなければ使えないと思います.
こちらのページを見ていただくと分かる通り,Clipaはカラバリとしてhloe, Maya, Savi, Katie, Siennaの5種類があります.私はMaya(ヘマタイトのような黒っぽいシルバー)を選びましたが,女性が使用していても違和感の無いカラーもあります.
その一方で,直径が約8cm弱あるため,女性が使うには少々ゴツイ感じもします.持ち運びをする際に,小ぶりのハンドバックの外側にコレをぶら下げていたら,少々バランスが悪いかも.
しかし,持ち運ぶ荷物がそこそこあって,『出来るだけ荷物を地べたに置きたくない』とお考えの人には,殆ど唯一無二の選択肢と言えるでしょう.ホント,便利です.一度使い始めたら手放せません.
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