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2011年12月 6日 (火)

モグラの皮を被った狼:THE DESIGN MIND COMPANYノートブック

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ダイスキンを探しているときに,『カバーだけハードカバーのMoleskine風で,中のリフィルを交換できたら良いのにな…』なんてことを考えていました.そして『もし作るとしたら構造はこ~んな感じであり,中身は裁断して横を詰めたMDノートが入ると良いなぁ…』なんて妄想を膨らませ,いっその事自作しようかなぁなんて思い始めたときに見付けたのがこのノート.

パッと見はMoleskine.しかしよく見るとちょっと様子が違う.そして手に取って開けてみると…『な~んだ,いいのあるじゃん』という感じ.需要ある所に供給ありですな.

購入したものは,『THE DESIGN MIND COMPANYノートブック』という製品.メーカーのプレスリリースはこちら.通販で調べてみたら,Amazonでは扱いがありませんが,楽天にはメーカー直営店がありました.

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今回購入したのは,本体として『S 方眼 D7221』.リフィルとして『横罫 高級リーフ D7310T』と『スケジュール D7360-12』.

本体のサイズはSとLがあり,それぞれMoleskineのPocketとLargeサイズに対応します.そしてどちらのサイズにも,無地/横罫/方眼のリフィルがバンドルされた物があり,交換用のリフィルには6mm横罫,6mm横罫(高級),無地,方眼の4種類の他,トラベルやスケジュール,ガーデニング用etcの特殊なリフィルが何種類か出ています.

では本体を見てみましょう.

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帯付きの状態で表.

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同じく裏面.

Sサイズが定価で1470円,Lサイズは1890円です.普通のバインダーとして考えたら割高に感じますが,Moleskineと並べて考えると割安に思える不思議.

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ゴムもありますので,帯を取るとMoleskineと瓜二つ.

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左がMoleskineです.よく見たら違いが分かりますが,カバーの質感や光沢感を含め,パッと見では見分けが付きません.

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ただ,横から見ると違いは一目瞭然.

縦横のサイズもそうなのですが,厚みもMoeskineとほぼ同じです.

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裏面はこんな感じで,リング固定用の金具が2つある点を除くと,ほぼ同じです.

045刻印は"THE DESIGN MIND COMPANY".細かな所まできちんと作り込んであります.

では中を開けてみましょう.

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中は黒を基調にした作り.カバーの裏側には,黒い紙が貼られています.そしてカバーの角はMoleskine程『r』に拘っておらず,8角形を四等分したような形状.

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通常の綴じノートや一部のバインダーと異なるのは,この背中の部分の作り.そしてシステム手帳のようにリングが背表紙に取り付けられておらず,表紙に固定されています.そのため,カバーはコの字状に折れ曲がるようになっています.

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リフィルの保護のために挟んである薄い黒色のプラ製の板をめくると,そこにはリングの説明書きが.『ワンプッシュでとじ具が開く!』と,書かれています.

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方眼のリフィルは,きっちり端っこまで罫線が印刷されています.良い感じ.

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では,リングをワンプッシュで開いてみましょう.

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リングの下部のボタンを押し込み,カギ状にハマっているリングの爪を押し上げると…

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パカッと開きます.楽ですな.

締めるときは,リングを指で挟み,爪をハメ込むように閉じて行きます.

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末尾にも保護用のプラ板.

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そして厚紙製のポケット.

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このポケット,作りが少々チープで,また,カバーの端まで深さが無いために,交換用のリフィルが収まり切りません.ポケットはおまけであり,せいぜい付箋等を入れるためのものだと割り切った方が良いでしょう.

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そして同時に購入した『高級』と書かれた横罫(6mm)のリフィル.30枚入は同じなのですが,他のリフィルが189円なのに対し,これは210円と少々割高.

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ホワイトバランスを調整してみました.他のリフィルは『白』なのですが,このリフィルのみはクリーム色です.

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そして並んでいたので買ってみた『スケジュール』リフィル.

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中身はと言うと,まずは年間カレンダー.

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そこそこ厚みのあるしっかりした用紙を使用しています.少し腰のある画用紙という感じ.耐久性を維持しつつ,固すぎず柔から過ぎない丁度良い固さ.書き味も,ツルツルテカテカな感じではなく,画用紙感覚です.

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中身のメインは,見開きのブロックマンスリー.

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無地のメモ用リフィルも付いています.

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スケジュール,横罫,方眼と3つのリフィルをはさむとこんな感じ(少しだけ方眼を抜きました).実用的には,これが限界かな.

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段々畑になるほか,『高級』のみクリープ色なため,ちょーっと見栄えが悪いですね.

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栞的が無いので,ダイレクトアクセス用にブックダーツを打ってやるのが良さそうですね.

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ちなみに見開きの右側は,このようにカバーとほぼ面一に近くなるのですが,

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筆記時に左側は余白が出来ます.まぁでもあまり気にならないかな.

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それと余談になりますが,『高級』と謳われているリフィルについて.正直あまり書き味に違いはありませんでした.指で触ってみても(*),殆ど違いなし.色だけの違いなのかな.

(*)指先の感覚はとても素晴らしいセンサーです.普通の人でも30ミクロンは余裕で知覚出来ますし,職人さんは1~10ミクロン程度であれば違いが分かるそうな.

使い勝手の面で少し補足すると,リング径が小さいためにあまり容量が無い(90枚弱くらいまで?)反面,筆記時に邪魔にもなりにくい感じ.そしてカバーの加工がうまくなされており,パタンとスムーズかつ綺麗に180度開きます.

本製品は,『デザイン性も機能性も犠牲にしたくない』という人向けの,機能性面を軸足にした製品だと言って良いと思います.Moleskineをはじめとした綴じ手帳に対し,『デザインは良いのだけど,中身をカスタマイズ/入れ替えや交換が出来なくて使い勝手が悪い』と,いう印象を持たれている方には,実に素晴らしいソリューションだと思います.私にとってもツボを付く製品でした.オススメです.

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