tadachi-net 出張所

yPad half本体．帯付き．

yPadで採用・提案されている方法論を理解すると，『サッと開けばササッとわかる。』のキャッチコピーが本質を表していることが分かります．

大きさはiPadの1/2サイズ．

帯の裏．yPadの著者は，『大人たばこ養成講座』等で有名な寄藤文平氏．氏の見慣れたテイストのイラストが，あちこちに散りばめられています．見ているだけで楽しい気分になります．

そしてyPadからのバージョンアップ項目である，表紙．前作は『質実剛健だけど，ちょーっと表紙がチープかなぁ』という感がありましたが，高級感溢れる感じになっています．

背表紙はこんな感じ．実に良い感じです．思わず『それ何？中を読ませてください』と，言ってしまいたくなるオーラを纏っています．

特に『すげーっ!!』と，思ってしまったのは，この角の処理．きちんと四隅にRを付けてカットしてあるのですが，背表紙側もこの凝りよう．

表紙をめくるとこんな感じ．中身は前作同様な印象．

カレンダーは2012年から使用されることを想定されているようで，2012～2014年までの3年分が印刷されています．

yPadの特筆すべき点は，その推奨される使い方がきちんと本体の中に書かれていること．

それもイラストを交え，懇切丁寧に書かれています．

『流石はプロのイラストレーター』と，申しましょうか．パッと見るだけで，意図していることが伝わって来る程の分かりやすさ．たったの5Pを読むだけで，yPadの活用方法のエッセンスを全て吸収することができます．

そしてここからが本体．

１週間分は，このような見開きのページと…

後続する見開きの方眼ノートで１組になります．

スケジュールの見開きは１週間分となっています．開いて左側のページは，縦軸に日，横軸に時間となっており，時間軸は6時～24時になっています．ほぼ全ての人は，これだけあれば十分でしょう．

そしてyPadの良い点は，日付が印刷されていないこと．そのため，タスクが1Pに収まらないときや，プロジェクトごとにページを分けたいときにも柔軟に対応できます．はたまた，『１ヶ月ほどバケーションに行くので休み』なんてときに（うらやましー），空白の無駄なページが何ページも消費するなんてこともありません．

右側はタスク管理の肝．横軸にタスクを並べ，各日とクロスする部分に，その日に行う内容を書いて行きます．詳しくは前のエントリー参照．

最後に4P程方眼ページが続きまして，

本文は終わります．

そして前作同様，デザイナーさんに役立つ(?)ページが数ページ続きます．

裏側にはロゴ．

yPadで提案されている方法論は，実に良いものです．複雑に連携する複数のタスクを抱えていたり，同時進行で複数のことをこなさなければならない場合，通常の１次元の時間管理法では破綻することでしょう．そんな人には，是非yPad2を試して欲しい．

そして『yPad/yPad2は物理的に大きいから持ち運びがなぁ』なんて躊躇している方には，是非，今回紹介したyPad ｈalfを試してみてもらいたい．そしてyPadを使い続けなかったとしても，そのエッセンスだけでも身に付けて欲しい．

きっと，『段取り力』や『自己管理能力』がレベルアップしたことを実感出来るでしょう．yPad，本気でお薦め．